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■世界の新型コロナウイルス感染者2481万人、死者83万人 107カ国で新規感染が抑制傾向に [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の30日午前3時の時点で、世界全体で2481万2440人となっています。また、亡くなった人は、83万8704人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで593万9591人、次いでブラジルが380万4803人、インドが346万3972人、ロシアが98万2573人、ペルーが62万9961人となっています。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで18万2217人、次いでブラジルが11万9504人、メキシコが6万3146人、インドが6万2550人、イギリスが4万1585人となっています。
 世界全体では、新型コロナウイルスの新規感染者の増加に歯止めがかかってきました。世界188カ国・地域のうち過半の107カ国は、新規感染が抑制傾向にあります。人口10万人当たりの新規感染者数はアメリカやブラジルで減少しており、専門家はマスク着用や3密回避など予防策の普及が要因と指摘しています。ただ、インドでは感染拡大が収まらず、ヨーロッパも主要国を中心に再拡大が続き、収束には程遠い状況。
 世界保健機関(WHO)とアメリカのジョンズ・ホプキンス大学のデータを元に、2週間前と比べた新規感染者数の増減を調べました。対象となる世界188カ国中、28日時点で新規感染を「抑制できた国(減少あるいは横ばいの国、感染者ゼロ含む)」が107カ国、「増加した国」が81カ国でした。
 5月以降の世界的な都市封鎖(ロックダウン)解除で感染が再拡大していましたが、28日まで4日連続で「抑制できた国」が「増加した国」を上回り、抑制できた国の割合は57%となりました。
 都市封鎖の解除を急ぎ、感染再拡大を招いたアメリカ西部カリフォルニア州や南部テキサス州では、バーや店内飲食の再休止などで、足元では新規感染が落ち着き始めました。
 ジョンズ・ホプキンス大学によると、カリフォルニア州の新規感染者数(3日移動平均)は、ピークの7月29日の約1万1600人から、8月26日は約5400人まで減少。テキサス州も減少傾向。
 アメリカ全体の新規感染動向には、2つのピークが見られます。人口10万人当たりの感染者数(7日移動平均)は、4月11日に9・7人と第1のピークを迎えました。第2のピークは、7月下旬の20・4人。その後マスク着用の動きが広がり、28日時点では12・7人まで減りました。
 累積感染者数が380万4803人で2位のブラジルでは、7月下旬の同21・8人から、足元では17・4人まで減少。主要州で街頭やバスなど公共の場でのマスク着用を義務化し、都市部で市民の公衆衛生意識が改善しました。7月には世界の新規感染者数のうちアメリカとブラジルで約半数を占めたものの、28日時点では3割に下がりました。
 世界平均でみた10万人当たりの7月上旬の新規感染者数は3・2人で、7月中旬の3・4人より減少傾向にあります。
 東京慈恵会医科大学の浦島充佳教授は、「歓楽街やスラムなど、感染のリスクが高い環境がわかってきて、国や地方政府がPCR検査などを利用して重点的な対策をとれるようになってきた」と指摘しています。東京医科大学の浜田篤郎教授は仮説としつつ、「風邪のコロナウイルスに対する免疫が、新型コロナに対しても働く『交差免疫』によって集団免疫が想定より早くできつつあることで、感染拡大にブレーキがかかっている可能性もある」と話しています。
 一方で、感染の再拡大の懸念はくすぶります。まず13億人超の人口を抱えるインドは、累計感染者数は346万3972人と世界3位で、感染拡大が続いています。10万人当たりの感染者数は28日時点で5・0人と、7月下旬の約2倍に達し、地方でも感染が広がっています。
 感染を早期に抑え込んでいたヨーロッパは、再拡大に直面しています。夏季休暇で多くの人が移動したことが一因とみら、フランスでは28日からパリ全域の屋外でマスクの着用を義務付けました。ドイツも、公共交通機関などでマスクを着けなかった人に罰金を科すといった対策導入を決めました。メルケル首相は28日の記者会見で、「今後数カ月で夏よりも厳しい状況になる。事態は深刻だ」と警戒を促しました。
 世界の新規感染を8月下旬をピークとして、今後減らし続けることができるかどうか。収束のカギを握るワクチン開発にまだめどが立たない中、各国の新型コロナウイルス対策は正念場を迎えています。

 2020年8月30日(日)

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■全国で840人が新型コロナウイルスに感染、10人死亡 東京都で新たに247人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では29日午後7時の時点で、東京都で247人、神奈川県で106人、大阪府で90人、福岡県で76人、埼玉県で56人、愛知県で45人、千葉県で33人、沖繩県で31人など、全国で合わせて840人の新型コロナウイルス感染者の発表がありました。
 また、愛知県で3人、福岡県で3人、神奈川県で2人、埼玉県で1人、滋賀県で1人の合わせて10人の死亡が発表されました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め6万7483人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて6万8195人となりました。
 亡くなった人は、国内で感染した人が1271人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1284人です。
 東京都は29日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて247人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人を超えるのは、4日連続です。
 年代別では、10歳未満が5人、10歳代が15人、20歳代が72人、30歳代が42人、40歳代が44人、50歳代が26人、60歳代が22人、70歳代が10人、80歳代が7人、90歳代が3人、100歳以上が1人です。
 また、247人のうち、36%に当たる89人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、64%に当たる158人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、家庭内の感染が35人、職場内が13人、施設内が10人、会食での感染が8人、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。
 このうち、施設内では、港区にある東京高輪病院で、医療従事者1人と患者5人の合わせて6人の感染が確認されたということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万569人になりました。
 また、29日は都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
 東京都によりますと、都内で29日までに感染が確認された2万569人のうち、入院中の人は28日より18人増えて1346人となっています。
 このうち、都の基準で集計した重症の患者は、28日より2人増えて32人。自宅で療養している人は、28日より13人減って434人。都が開設している「アパホテル浅草田原町駅前」などの8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、28日より24人増えて275人。このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、28日より99人増えて626人。
 一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、1万7530人となっています。

 2020年8月29日(土)

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■新型コロナウイルス、世界の感染者2474万6587人 フランスで新たに7379人が感染 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の29日午後3時の時点で、世界全体で2474万6587人となっています。また、亡くなった人は、83万7295人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで591万7439人、次いでブラジルが380万4803人、インドが346万3972人、ロシアが97万7730人、ペルーが62万9961人となっています。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで18万1773人、次いでブラジルが11万9504人、メキシコが6万3146人、インドが6万2550人、イギリスが4万1573人となっています。
 一方、フランスの保健当局は28日、同国で新型コロナウイルス感染者数が「指数関数的」に増加し、過去24時間で7000人以上の感染が確認されたと発表しました。
 フランス保健省の保健総局は、「流行の進行の力は指数関数的だ」とし、フランス本土で確認された新規感染者数は26日は5429人、27日は6111人、28日は7379人だったと明らかにしました。
 この数は、フランスで新型コロナウイルス検査数が増やされた後では最多となりました。同国では数日前に24時間の新規感染者数が4000人を超えたばかりで、感染者数はその後も急激に増え続けています。
 保健総局によると、28日に入院中の感染者は前日と同じ4535人で、うち387人が重症だといいます。フランスではこれまでに、新型コロナウイルスによって3万596人が死亡しています。
 中国の北京市では、屋外で活動する際にマスクの着用を義務付ける基準が緩和され、市民は久々に空気を大きく吸い込みながら外出を楽しんでいます。
 北京市疾病予防コントールセンターは20日、「北京日常防疫ガイドライン・屋外活動編」を発表。新型コロナウイルスの新規感染者が13日間確認されておらず、市内で感染が収まっていることを受けて、市民が屋外にいる時にマスクを外すことを認めました。同伴者以外の人と近距離で接触する時は、マスクをする必要があります。
 北京市中心部にある憩いの人気スポット・竜潭公園では、多くの家族がマスクを外して園内を散歩していました。一方、マスクをして歩き、感染症を警戒する人もいました。

 2020年8月29日(土)

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■うつ病の発症、ヘルペスウイルスが持つタンパク質が関与か 東京慈恵会医科大が研究 [健康ダイジェスト]

 うつ病の発症に、多くの人が幼いころに感染する「ヘルペスウイルス」に由来するタンパク質が関係している可能性があるとする研究成果が、東京慈恵会医科大学の研究チームから発表され、うつ病発症のメカニズムや治療薬の開発などに役立つと期待されています。
 ヘルペスウイルス由来のタンパク質は、うつ病の発症リスクを大幅に高めるといい、このタンパク質の存在が確認された人は、そうでない人に比べ12・2倍うつ病になりやすいことがわかりました。
 東京慈恵会医科大学の近藤一博教授(ウイルス学)らは長年、疲労とウイルスの関係を調べ、疲労が蓄積すると唾液(だえき)中に「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6」が急増することを突き止めていました。
 ヒトヘルペスウイルス6は、赤ちゃんの病気である突発性発疹の原因ウイルスで、ほぼすべての人が乳幼児期に感染し、以降ずっと、体内に潜伏感染しています。
 普段は休眠しているものの、体が疲れるとヒトヘルペスウイルス6は目覚め、「弱った宿主から逃げだそう」と唾液中に出てきます。その一部が口から鼻へ逆流する形で、においを感じる脳の中枢「嗅球(きゅうきゅう)」に到達し、再感染を起こしていました。
 近藤教授らは、再感染すると嗅球で「シス(SITH)1」というタンパク質が作られ、この働きで脳細胞にカルシウムが過剰に流れ込み、死んでいくことを培養細胞やマウスの実験で突き止めました。さらに、嗅球の細胞死によって、記憶をつかさどる海馬での神経再生が抑制されていました。
 ストレス状態に置かれたマウスが、状況から逃げる行動をあきらめるまでの時間を計る「うつ状態モデル」とされる実験では、嗅球でこのシス1が作られるようにしたマウスは通常のマウスより早くあきらめ、抗うつ剤を与えると、通常マウス並みに戻りました。
 また、計166人の血液で、このシス1があることの証明になる「抗体」を調べると、うつ病患者の8割で確認され、量も健常人に比べ、うつ病患者で極めて多くなりました。
 このため研究チームでは、このヒトヘルペスウイルス6に由来するタンパク質であるシス1が強く働くことが、うつ病の発症に関係している可能性があるとしています。
 近藤教授は、「これまで、うつ病の原因は、はっきりとは特定されていなかったが、ウイルスが関与している可能性がわかった。さらに研究が進み、発症の詳しいメカニズムが解明できれば、新たな治療薬の開発などにつながるはずだ」と話しています。
 成果は、アメリカの学術出版社「セルプレス」が2年前に創刊した電子科学誌「アイサイエンス」で、6月11日に公表されました。

 2020年8月29日(土)

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