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■アメリカで新型コロナ変異種を初確認 カナダは4州に拡大、チリも初確認 [健康ダイジェスト]

 アメリカ西部コロラド州の保健当局は29日、イギリスで広がっている新型コロナウイルスの変異種の感染例が確認されたと発表しました。ワシントン・ポストなどの報道によると、アメリカでは初めてのケース。
 発表によると、感染が確認されたのはコロラド州内の20歳代男性。隔離措置を受けており、病状は回復傾向にあります。イギリスへの旅行歴はないといいます。コロラド州保健当局は、アメリカ疾病対策センター(CDC)に状況を報告し、感染経路の把握を急いでいます。
 ジャレッド・ポリス知事は声明で、「我々はあらゆるレベルでウイルスの拡大防止と封じ込めに取り組んでいる」と強調しました。
 変異種は従来型より感染力が最大70%強いとの分析もあり、アメリカ政府はイギリスからの入国者に対して水際対策を導入。イギリスから航空便でアメリカに入国する全乗客に対し、ウイルス検査の陰性証明の提出を28日から義務付けたばかりでした。
 アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、アメリカの新型コロナウイルスの累計感染者数は1900万人超、累計死者数は33万人超で、いずれも世界最多。各地で入院患者が急増して医療施設が逼迫(ひっぱく)する中、今後は変異種の拡大抑止も課題となります。
 CDCは変異種について、すでにアメリカ国内で広がっている可能性を指摘していました。国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、ワシントン・ポストに対し「(変異種確認は)驚きではない」としながらも、「注視し、真剣に受け止めなければならない」と述べました。
 一方、カナダ放送協会(CBC)は29日、イギリスを中心に拡大している新型コロナウイルスの変異種への感染例が東部ケベック州で新たに確認され、感染は国内の計4州に拡大したと伝えました。
 これまで東部オンタリオ、西部アルバータ、ブリティッシュコロンビア各州で変異種感染を確認しており、感染例は少なくとも6件とみられます。
 また、南米チリの保健省は29日、イギリスで拡大し、感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異種の感染例が初めて確認されたと発表しました。イギリスに1週間滞在していたチリ人女性で、首都サンチアゴの空港検疫での検査で判明しました。
 チリは20日にイギリスとの航空便を停止しており、女性はイギリスからスペイン・マドリードで便を乗り継ぎ、22日にサンチアゴに着きました。女性と濃厚接触者2人は無症状だといいます。
 チリは31日から、チリへの入国者すべてに10日間の隔離を義務付けます。

 2020年12月30日(水)




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■コロナ変異種の感染者、11月からドイツに存在 アルゼンチン、ロシア製ワクチンの接種開始 [健康ダイジェスト]

 ドイツ保健当局は29日、イギリスで急速に感染が拡大している新型コロナウイルスの変異種について、すでに11月にはドイツに入っていたと発表しました。同国北部で死亡した患者から、同じ変異種が検出されたといいます。
 ニーダーザクセン州保健省はこの変異種に関する発表で、「研究者らが11月に感染した患者から見付かった変異株B1.1.7の解析に成功した」と明らかにし、「イギリスのイングランド南部で確認された感染症例の多数を占める変異種と同じ種だ」としています。
 感染していたのは既往症がある高齢男性で、後に死亡。妻も感染していたものの、回復しました。
 発表によると、2人は11月半ばにイギリスに旅行した娘が帰国した後に感染。娘が変異種に感染したのは、「ほぼ確実にイギリスだとみられている」といいます。
 ドイツはこれまで、変異種の感染者は24日にロンドンから空路で帰国した女性1人のみと報告していました。
 アルゼンチンで29日、物議を醸しているロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクⅤ」の大規模接種が始まりました。スプートニクⅤの接種開始は、南北アメリカ大陸ではアルゼンチンが初めて。
 ヒネス・ゴンサレス・ガルシア保健相によると、大規模接種は全国で一斉に開始され、最前線に立つ医療従事者が優先されます。
 最初に接種を受けたのは、首都ブエノスアイレスにあるポサダス病院の医師でした。
 スプートニクⅤを巡っては、大規模臨床試験(治験)の開始前に承認されたことに対し、ロシア内外から非難の声が上がっています。

 2020年12月30日(水)




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■新型コロナ、イギリスの新たな感染者が5万3135人に 世界の感染者8199万人、死者178万人 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、日本時間の30日午後3時の時点で、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、世界全体で8199万7042人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で178万9908人に上っています。
 感染者の多い国はアメリカが1955万6927人、インドが1024万4852人、ブラジルが756万3551人、ロシアが307万3923人、フランスが257万767人、イギリスが238万2865人、トルコが217万8580人、イタリアが206万7487人、スペインが189万3502人、ドイツが169万2109人、コロンビアが161万4822人、アルゼンチンが160万2163人、メキシコが140万1529人、ポーランドが126万8634人、イランが121万2481人、ウクライナが106万8476人、南アフリカが102万1451人、ペルーが100万8908人。
 死者の多い国はアメリカが33万8561人、ブラジルが19万2681人、インドが14万8439人、メキシコが12万3845人、イタリアが7万3029人、イギリスが7万1567人、フランスが6万3713人、ロシアが5万5107人、イランが5万4946人、スペインが5万442人。
 変異した新型コロナウイルスの感染が拡大しているイギリスでは、1日当たりの新たな感染者数が、これまでで最も多かった前の日より1万人以上増えて5万人を超えました。病床がひっ迫するのではないかという懸念が強まっています。
 イギリスでは、ロンドンを含むイングランドの南東部などで感染力が強いとされる変異した新型コロナウイルスの感染が広がっており、外出制限を含む厳しい措置がとられています。
 しかし、感染の拡大に歯止めはかかっておらず、29日には、1日当たりの新たな感染者数が5万3135人となり、これまでで最も多かった前の日の4万1385人よりも1万人以上多くなりました。また、陽性確認から28日以内の新規死亡者は414人となり、累計の死亡者は7万1000人を超えています。
 病院で治療を受ける人も増加しており、特にロンドンのあるイングランドでは入院している人が2万人を超え、今年の春に感染が広がった際のピーク時を上回りました。
 病床がひっ迫するのではないかという懸念が強まっており、マット・ハンコック保健相は29日、自らのツイッターに「我々の医療が新型コロナウイルスによってかつてない圧力にさらされている」などと投稿しました。
 イングランドでは、外出制限といった厳しい規制の対象となる地域が近く拡大される見通しだと、地元メディアは伝えています。

 2020年12月30日(水)




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■新型コロナ、東京都で火曜日として最多の856人感染 国内で3599人感染、58人死亡 [健康ダイジェスト]

 国内では29日午後8時15分の時点で、東京都で856人、神奈川県で395人、大阪府で302人、埼玉県で300人、愛知県で235人、千葉県で216人、兵庫県で193人、福岡県で151人、広島県で88人、北海道で87人、京都府で84人、栃木県で83人など、徳島県を除く46都道府県と空港検疫で合わせて3599人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。埼玉県で感染者が新たに300人確認され過去最多となったほか、83人の栃木県、74人の岐阜県、24人の山口県でも過去最多となりました。
 また、兵庫県で10人、神奈川県で8人、北海道で6人、埼玉県で6人、東京都で5人、大阪府で5人、京都府で3人、広島県で3人、愛知県で3人、静岡県で2人、千葉県で1人、宮城県で1人、宮崎県で1人、岩手県で1人、福岡県で1人、長野県で1人、青森県で1人、の合わせて58人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め22万7375人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて22万8087人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染した人が3383人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて3396人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、29日時点で、前日より14人増の675人となっています。
 一方、症状が改善して退院した人などは、29日時点で、国内で感染した人が18万6946人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて18万7605人となっています。
 東京都は29日、都内で新たに10歳未満から90歳代の男女合わせて856人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1日当たりの感染者数は過去4番目の数で、火曜日の発表人数としてはこれまでで最も多くなりました。曜日ごとの最多を更新するのは、15日連続です。
 また、29日までの7日間の平均は787・7人となり、19日連続で最多を更新しました。
 新規感染者を年代別でみると、10歳未満が20人、10歳代が34人、20歳代が220人、30歳代が169人、40歳代が125人、50歳代が129人、60歳代が64人、70歳代が48人、80歳代が41人、90歳代が6人。
 都の担当者は、「65歳以上が過去最多となっていて、このうち高齢者施設での感染が多く、職員の方はウイルスを持ち込まないように、体調により注意してほしい。火曜日としても最も多く、年末年始の帰省などの前に駆け込みで自主検査した人や、報告を早めた医療機関の数が多かったとみられ、自主検査を行う1つの医療機関から100近い陽性が報告されたところもあった」と話しています。
 感染が確認された856人のうち、約32%に当たる270人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約68%に当たる585人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。このほか、海外に渡航歴がある人が1人いるということです。
 濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が121人で最も多く、「施設内」が70人、「職場内」が37人、「会食」が18人などとなっています。
 このうち「施設内」では、14の高齢者施設で利用者と職員合わせて26人、10の医療機関で患者と職員合わせて36人の感染が確認されました。また「会食」では、友人3人とクリスマス会をした20歳代女性が感染したケースが確認されています。
 これで都内で感染が確認されたのは、累計5万7896人になりました。
 都の基準で集計した29日時点の重症の患者は、28日より3人増えて84人となり、今年5月に緊急事態宣言が解除された以降では最も多くなりました。
 また、都は、感染が確認された80歳代から90歳代の男女5人が死亡したことを明らかにしました。このうち2人は病院内で、1人は有料老人ホームで、それぞれ感染したということです。
 これで都内で死亡した人は、累計618人になりました。
 一方、都は、変異種が流行するイギリスから帰国し、新型コロナへの感染が明らかになっている20歳代女性2人について、変異種とは確認されなかったと発表しました。

 2020年12月29日(火)




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