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■イギリスのアストラゼネカ、ワクチン9000万回分を日本で製造へ 兵庫県の製薬会社に委託 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンを供給する契約を日本政府と結んでいるイギリスの製薬大手「アストラゼネカ」は、日本国内でワクチンを製造する体制を整え、近く生産を始める方針です。
 アストラゼネカは、昨年12月に1億2000万回分の新型コロナウイルスのワクチンを日本国内に供給する契約を政府と結び、このうち、3月までに3000万回分を輸入する見通しです。
 同社によりますと、日本に速やかにワクチンを供給するため、契約の75%に当たる9000万回分について、兵庫県芦屋市にある医薬品メーカー「JCRファーマ」に製造を委託し、近く生産を始める方針です。
 アストラゼネカのワクチンは、イギリスのオックスフォード大学と共同で開発したもので、日本では昨年8月から安全性や有効性を確認するため臨床試験が行われており、厚生労働省の承認が得られれば、日本の製造拠点から9000万回分が供給されるとみられます。
 ワクチンの供給はヨーロッパなどで予定より遅れており、同社では、日本国内でワクチンを製造する体制を整えて安定供給に努めたい考えです。
 加藤勝信官房長官は28日午前の記者会見で、「ワクチンの国内生産体制については、厚生労働省が生産設備の整備の補助などを行っており『アストラゼネカ』も対象事業者として採択されていた。『アストラゼネカ』では、補助金を活用しながら国内で生産を行う準備が進められており、27日、同社から、厚生労働省に対して日本国内で9000万回分以上の生産を目指すという報告がなされた。ワクチンを国内で生産できる体制を確立することは大変重要であり、引き続き、パンデミックに備えた生産体制の整備をしっかりと進めていく」と述べました。

 2021年1月28日(木)

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■埼玉県でイギリス型変異ウイルスに3人が感染 東京都の感染男性と同じ職場 [健康ダイジェスト]

 イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに、海外に滞在歴がない埼玉県の男女3人が感染していることが新たに確認されました。すでに感染が判明していた東京都内の40歳代の男性の職場の関係者で、厚生労働省が感染経路などを調べています。
 新たに感染が確認されたのは、いずれも埼玉県に住む20歳代から30歳代の男女合わせて3人。
 厚労省によりますと、3人は1月19日から20日にかけて発症し、埼玉県内の医療機関に入院していました。国立感染症研究所が検体を調べた結果、イギリスで感染が広がっている変異ウイルスが検出されたということです。
 厚労省は、25日に変異ウイルスへの感染が確認された東京都の40歳代男性から職場で感染した可能性があるとみて感染経路を調べるとともに、3人の濃厚接触者の合わせて9人について感染の有無を調べています。
 変異ウイルスへの感染が確認されたのは、合わせて56人となりました。
 イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに埼玉県の男女3人が感染していることが新たに確認されたことを受けて、埼玉県は県内で変異ウイルスが広がっていないか国と連携して検査を進めています。
 28日夜、臨時の記者会見をした埼玉県によりますと、変異ウイルスへの感染が新たに確認された3人は全員、症状は軽いということです。
 3人の職場は埼玉県内だということで、県は3人の家族や会社の同僚9人を濃厚接触者と特定し、変異ウイルスに感染していないか検査を進めているほか、県内で感染の広がりがないか国と連携して監視体制を強化するとしています。
 埼玉県で変異ウイルスへの感染が確認されたのは、これが初めてです。
 県保健医療部の唐橋竜一 副部長は、「変異ウイルスは感染力が強いといわれているので、一層の緊張感を持って国や関係機関などとの連携を強め、監視体制を強化していきたい」と話しています。

 2021年1月28日(木)

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■医薬品に睡眠導入剤混入、小林化工に116日間の業務停止命令へ 過去最長処分 [健康ダイジェスト]

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの真菌症の治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題で、福井県が医薬品医療機器法に基づき、製薬会社としては過去最長となる116日間の業務停止命令を出す方針を同社に通知したことが明らかになりました。
 これまでの製薬会社に対する業務停止命令の例としては、2016年に熊本市の化学及血清療法研究所(化血研)が厚生労働省から受けた110日間が最長。
 福井県はすでに小林化工に処分方針を伝えており、2週間の弁明期間を設けた上で、2月上旬にも正式に決めます。
 睡眠導入剤の成分が混入したのは、同社が昨年9~12月に約9万錠を出荷した「イトラコナゾール錠50『MEEK』」。
 関係者によると、国が承認したのとは異なる製造手順を記した「裏手順書」が十数年前から使われていました。また、調合時に2人1組で確認するとの社内規定に反し、1人で作業していたほか、出荷前のサンプル検査で異物混入の可能性を示すデータを検出しながら、見過ごされていました。
 医師から処方されて服用した324人のうち6割超の215人が健康被害を訴えて、70歳代女性と80歳代男性の2人が死亡し、22人が意識を失うなどして交通事故を起こしました。
 福井県は、違法な製造手順が常態化し、健康被害につながった事態を重くみて、行政処分で最も重い「許可取り消し」に次ぐ業務停止が妥当だと判断。期間も、県の処分基準で上限となる116日間としました。
 一方、小林化工は27日、2018年3月以降に出荷した22品目の医薬品について、品質検査を実施しないなど国の基準に違反して出荷されていたとして自主回収すると発表しました。健康被害の報告はないといいます。

 2021年1月28日(木)

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■新型コロナ、全国で90人死亡 3970人感染 東京都で最多18人死亡、973人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では27日午後10時の時点で、東京都で973人、神奈川県で386人、大阪府で357人、千葉県で258人、埼玉県で247人、愛知県で227人、兵庫県で211人、福岡県で185人、北海道で147人、沖縄県で131人、京都府で128人など、山梨県と鳥取県を除く45都道府県と空港検疫で、合わせて3970人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 また、大阪府で23人、東京都で18人、神奈川県で9人、北海道で6人、千葉県で6人、愛知県で4人、福岡県で3人、長野県で3人、京都府で2人、兵庫県で2人、埼玉県で2人、広島県で2人、長崎県で2人、三重県で1人、山口県で1人、山梨県で1人、岡山県で1人、福井県で1人、福島県で1人、茨城県で1人、静岡県で1人の、合わせて90人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め37万6300人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて37万7012人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染した人が5388人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて5401人です。
 東京都は27日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて973人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された18人が死亡したことを明らかにしました。都内で1日に発表される死亡した人の数としては、過去最多です。
 都内の1日の感染確認は、26日は1000人を超えていましたが、25日までは2日連続で下回っていて、このところ1000人前後で推移しています。
 973人を年代別でみると、10歳未満が23人、10歳代が42人、20歳代が193人、30歳代が160人、40歳代が144人、50歳代が146人、60歳代が87人、70歳代が78人、80歳代が77人、90歳代が19人、100歳以上が4人。
 973人のうち、約44%に当たる432人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約55%に当たる540人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。このほか、海外への渡航歴がある人が1人いるということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて9万6507人になりました。
 一方、都の基準で集計した27日時点の重症の患者は、26日より11人増えて159人でした。
 また、都は感染が確認された18人が死亡したことを明らかにしました。
 都内で1日に発表される死亡した人の数としては過去最多となり、これまでに死亡した人は合わせて827人になりました。

 2021年1月28日(木)

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