SSブログ

■イギリス型と別のイギリス系変異ウイルス、入院の3人から検出 東京医科歯科大が発表 [健康ダイジェスト]

 東京医科歯科大学は29日、昨年11月下旬から12月下旬に同大付属病院に入院した新型コロナウイルスの患者3人の検体から、現在問題となっているイギリス型などの変異とは異なる海外由来の変異したウイルス3種類が検出されたと発表しました。
 これは、東京医科歯科大学の武内寛明講師らの研究チームが29日、オンラインで記者会見して発表しました。
 3人はいずれも海外渡航歴がなく、市中感染と考えられるといいます。うち2人は重症化したものの、同大は「感染性や病原性については現時点では判断が難しい」としています。
 3例は、欧米などで流行が確認されているイギリス系統で、ウイルスの感染性にかかわるとされる「スパイクタンパク質」の遺伝子に複数の変異が入っています。ただ、イギリス型や南アフリカ型などで報告されている感染性を高めたり、ワクチンへの効果が懸念されている変異は、確認されていないといいます。
 同大が昨年7月以降、調査のため新型コロナ入院患者の検体についてウイルスの遺伝子解析を行う中で、3種類のウイルスが検出されました。この3種類のウイルスはこの冬に空港検疫で4例見付かっていましたが、これまでに市中感染したという報告はありませんでした。
 武内講師は、「現在の日本国内流行株の変遷に影響を及ぼす可能性がある。海外から別の系統のウイルスが入ることで、さらに変異が起こる可能性もある。水際対策の強化とともに個人でも感染しない、広げない行動を取ることが大切だ」としています。

 2021年1月29日(金)

nice!(11)  コメント(5) 
共通テーマ:健康

■インフルエンザ患者、1週間で推計1000人ほど 14年ぶりに全国的な流行期に入らず [健康ダイジェスト]

 今シーズンのインフルエンザについて、1月24日までの1週間に報告された患者の数は全国で64人で、例年より大幅に少ない状況が続いています。
 国立感染症研究所などによりますと、1月24日までの1週間に全国の約5000カ所の定点医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は、前の週から1人減って64人でした。患者が報告された地域は、全国20の都道府県でした。
 ここから推計される同じ週の全国の患者数は約1000人で、例年に比べて大幅に感染者が少ない状態が続いています。また、昨年秋以降の患者数は、累計で約1万人と推計されています。
 インフルエンザは1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0・01人と大きく下回っています。
 例年、この時期のインフルエンザは流行のピークに向けて患者が急増しますが、厚生労働省によりますと、この時期になっても全国的な流行期に入らなかったのは、2006年から2007年にかけてのシーズン以来、14年ぶりとなります。

 2021年1月29日(金)

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナ、世界の感染者1億145万人 死者219万人 ドイツ委員会、アストラゼネカ製ワクチンを65歳以上には推奨せず [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の29日午後3時の時点で、世界全体で1億145万3597人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で219万1078人となっています。
 感染者が最も多いのはアメリカで2576万2726人、次いで、インドが1072万48人、ブラジルが905万8687人、イギリスが375万4448人、ロシアが375万2548人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで43万3067人、次いで、ブラジルが22万1547人、メキシコが15万5145人、インドが15万4010人、イギリスが10万3324人となっています。
 ドイツの予防接種常任委員会は28日、イギリスの製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上の高齢者に対する使用は推奨できないと勧告しました。イギリスとヨーロッパ連合(EU)はワクチンを巡って対立しており、今回の勧告により新たな火種が加わりました。
 科学分野の専門家で構成される同委員会は、「65歳以上に対するワクチンの有効性を評価するデータが不足している」として、アストラゼネカ製ワクチンの接種対象者は18歳から64歳に限定されるべきだと表明しました。
 アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンは、すでにイギリスで高齢者に広く使用されています。EUでの認可はまだ下りていないものの、ヨーロッパ医薬品庁は29日に同ワクチンを承認する見通しです。
 アストラゼネカの広報担当者は、最新の臨床試験(治験)データでは65歳以上の年齢層での有効性が示されていると反論。イギリスのボリス・ジョンソン首相も記者らに対し、イギリス規制当局は同ワクチンについて「非常に優れていて、有効性があり、高い予防効果が得られる」ことを確認していると表明しました。
 アストラゼネカはこれに先立ちEUに対し、ヨーロッパの工場での問題により2021年第1四半期のワクチン供給量が当初約束していた量の4分の1となると通達し、EUとの間であつれきを生んでいました。
 さらに26日には、アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)が、EUよりも3カ月早く契約を交わしていたイギリスへのワクチン供給を優先すると表明したことで、対立が激化しました。
 一方、アメリカのバイオテクノロジー企業ノババックスは28日、自社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、イギリスで実施した大規模な第3相臨床試験で、89・3%の有効性を示したと発表しました。しかし、南アフリカで最初に確認された変異株「B.1.351」に対する有効性は、はるかに低くなりました。
 同社は、南アフリカ変異株用の新たなワクチンの開発に直ちに着手すると述べました。
 イギリスでの臨床試験には、18~84歳までの1万5000人が参加し、うち27%は65歳以上でした。
 各株に対する有効性は、従来株に対しては95・6%、イギリスで最初に確認された変異株「B.1.1.7」に対しては85・6%でした。
 しかし、南アフリカで実施された臨床試験では、有効性がはるかに低くなりました。
 南アフリカでの臨床試験は、同国で「B.1.351」の感染が急速に拡大していた昨年9月から今年1月中旬にかけて実施され、4400人以上が参加しました。
 全体の有効性は49・4%だったものの、参加者の94%を占めるエイズウイルス(HIV)陰性の人に対する有効性は60%でした。

 2021年1月29日(金)

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナ、東京都で過去最多の20人が死亡 全国でも過去最多の113人が死亡 [健康ダイジェスト]

 国内では28日午後10時10分の時点で、東京都で1064人、神奈川県で433人、大阪府で397人、千葉県で314人、埼玉県で292人、愛知県で244人、兵庫県で231人、福岡県で185人、北海道で115人、京都府で109人、沖縄県で98人など、岩手県と山梨県と鳥取県を除く44都道府県と空港検疫で、合わせて4133人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 また、東京都で20人、大阪府で15人、神奈川県で11人、兵庫県で10人、埼玉県で9人、愛知県で9人、千葉県で4人、福岡県で4人、茨城県で4人、京都府で3人、北海道で3人、山口県で2人、福島県で2人、長崎県で2人、長野県で2人、青森県で2人、静岡県で2人、岩手県で1人、愛媛県で1人、栃木県で1人、滋賀県で1人、石川県で1人、福井県で1人、群馬県で1人、高知県で1人、空港検疫で1人の、合わせて113人の死亡の発表がありました。113人は1日の発表としては、過去最多です。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め38万427人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて38万1139人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染した人が5501人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて5514人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、28日時点で、前日より11人減の1032人となっています。一方、症状が改善して退院した人などは28日時点で、国内で感染した人が31万4434人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて31万5093人となっています。
 東京都は28日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて1064人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染確認が1000人を超えるのは、1月26日以来です。
 また、感染が確認された男女20人が死亡したことを明らかにしました。1日に発表される死亡した人の数としては、過去最多です。
 1064人の年代別は、10歳未満が62人、10歳代が56人、20歳代が178人、30歳代が173人、40歳代が154人、50歳代が137人、60歳代が86人、70歳代が86人、80歳代が92人、90歳代が38人、100歳以上が2人。
 1064人のうち、約51%に当たる545人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約49%に当たる518人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。このほか、アメリカへの渡航歴がある人が1人いるということです。
 濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く306人、次いで、「施設内」が162人、「職場内」が22人、「会食」が14人などとなっています。
 このうち「施設内」は、1月24日の160人を上回って過去最多となり、19の医療機関で患者と職員合わせて73人、28の高齢者施設で利用者と職員合わせて70人の感染が確認されました。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて9万7571人になりました。
 また、28日時点で入院している人は、27日より17人増えて2888人となりました。「現在確保している病床に占める割合」は、61・4%。
 このうち、都の基準で集計した28日時点の重症の患者は、27日より9人減って150人で、重症患者用の病床の56・6%を使用。
 感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は、27日より559人減って6600人。
都が確保したホテルなどで療養している人は、27日より78人減って659人。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、27日より543人減って4810人。
 また、都は、感染が確認された60歳代から90歳代の男女20人が死亡したことを明らかにしました。
 都内で1日に発表される死亡した人の数としては、27日の18人を上回って過去最多となりました。
 20人のうち7人は、病院内での集団感染だったということです。このほか、90歳代の女性は、家族との話し合いなどの結果、入院調整はしなかったものの、入所していた特別養護老人ホームで亡くなったということです。これで「自宅療養中」に亡くなった人は、都内で16人になりました。
 また、これまでに死亡した人は、合わせて847人になりました。1月に死亡した人は計177人となり、月別では昨年4月の181人に次いで2番目に多くなっています。
 都の担当者は、「施設内や病院内での感染が多く、基礎疾患を持っている方はリスクが高い。全体の新規陽性者の数を減らすと同時に、施設内や病院内での感染をどう防ぐかが重要だ」と話しています。

 2021年1月29日(金)

nice!(7)  コメント(1) 
共通テーマ:健康