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■新型コロナ、国内の累計感染者100万人超 急激な感染拡大続く [健康ダイジェスト]

 国内でこれまでに新型コロナウイルスの感染が確認された人が6日、感染が始まってから1年半余りで100万人を超え、累計100万2808人となりました
 今年6月下旬以降の感染の「第5波」では、6日までの9日間だけで感染者数が10万人余りに上り、感染力の強いデルタ型変異ウイルスの影響もあって、これまでにないスピードで感染拡大が進んでいます。
 新型コロナウイルスに感染した人が日本国内で初めて確認されたのは、昨年1月16日。中国の武漢市に渡航していた神奈川県に住む30歳代の男性が肺炎の症状を訴え、感染が確認されたケースでした。
 その後、国内でも感染拡大が起き、昨年4月7日に初めての緊急事態宣言が出された後、国内の感染者数は4月18日に1万人を超えました。
 そして、感染の「第2波」で8月11日に5万人を超え、最初に確認されてから9カ月半後の10月30日には10万人を超えました。
 これ以降、感染者が増加するスピードは上がり、20万人を超えたのは感染の「第3波」のさなかの12月21日で、30万人を超えたのは今年1月13日と、10万人から20万人になるまでは2カ月足らず、20万人から30万人までは23日でした。
 さらに、イギリスで最初に確認されたアルファ型変異ウイルスの感染が広がった今年3月以降、関西を中心に「第4波」の急速な感染拡大が起き、国内の感染者数は4月9日に50万人を超えました。
 続いて6月以降の感染の「第5波」では、感染力がさらに強いデルタ型変異ウイルスが首都圏を中心に広がり、国内の感染者数は約1年7カ月で累計が100万人を超えることになりました。
 50万人を超えたのは最初の感染が確認されてから約1年3カ月でしたが、50万人から100万人になるまではわずか4カ月足らずとなっており、特に「第5波」では、6日までのわずか9日間で感染者数が10万人余り増えるなど、これまでに経験したことのない規模での感染拡大が起きています。
 高齢者のワクチン接種が進んだ効果で、感染の「第5波」では亡くなる人の数の増加は、感染者数の増加に比べて緩やかになっていますが、感染の急拡大が続く中、重症患者が増加し、医療体制が窮迫してきており、厚生労働省の専門家会合は「通常であれば助かる命も助からない状況になることも強く懸念される。今後、死亡例も増加に転じていく可能性がある」と強い危機感を示しています。
 一方、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、国別の累計の感染者数は、アメリカで3544万人、インドで3186万人、ブラジルで2007万人、フランスとロシアで630万人、イギリスで601万人などとなっており、世界各地で100万人を超えている国は日本以外に31カ国あり、このところ、デルタ型変異ウイルスの世界的な拡大で感染は再び増加傾向にあります。

 2021年8月6日(金)




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■ペルーなどで確認のラムダ型変異ウイルス、羽田空港の検疫で国内初確認 [健康ダイジェスト]

 7月に羽田空港の検疫所で新型コロナウイルスへの感染が確認された女性が、南アメリカのペルーなどで報告されている変異ウイルスの「ラムダ型」に感染していたことがわかりました。国内でラムダ型変異ウイルスが確認されたのは、初めてです。
 厚生労働省によりますと、7月20日にペルーから羽田空港に到着した30歳代の女性が、検疫所の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。その後、検体の遺伝子を解析した結果、ペルーなどで確認されているラムダ型変異ウイルスが検出されたということです。
 検疫を含めた国内でラムダ型変異ウイルスへの感染が確認されたのは、初めてです。
 国立感染症研究所によりますと、ラムダ型変異ウイルスは昨年8月にペルーで最初に報告されて以降、南アメリカを中心に感染が広がり、世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異ウイルス」に分類しています。
 一方、国立感染症研究所は「感染力やワクチンへの抵抗力が従来のウイルスより強い可能性はあるものの、データが限られている」として、現時点では「注目すべき変異ウイルス」に位置付けていません。
 厚生労働省は、ラムダ型変異ウイルスについて「情報が限られているため現時点では評価が難しい。引き続きWHOや各国政府、専門家と情報を共有しながら監視体制を強化していきたい」としています。
 ペルーでは現在、新たに感染する新型コロナウイルスのほぼすべてがラムダ型変異ウイルスになっています。ペルーは新型コロナウイルスによる人口当たりの死者数が世界最悪で、すでに人口の約0・54%が新型コロナウイルスで死亡しました。 

 2021年8月6日(金)




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■国内の新型コロナ感染者1万5263人、2日連続で最多更新 東京都は初の5000人超 [健康ダイジェスト]

 国内では5日午後6時30分の時点で、東京都で5042人、神奈川県で1846人、埼玉県で1235人、大阪府で1085人、千葉県で942人、福岡県で718人、沖縄県で648人、愛知県で364人、北海道で342人、京都府で274人、茨城県で185人、静岡県で181人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに計1万5263人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 新規感染者は初めて1万5000人を超え、1日の発表としては過去最多を2日連続で更新しました。東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、熊本県、沖縄県でも過去最多の感染が判明しました。
 また、大阪府で2人、兵庫県で1人、千葉県で1人、埼玉県で1人、東京都で1人、沖縄県で1人、神奈川県で1人の、合わせて8人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め98万6451人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて98万7163人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万5241人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万5254人となっています。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より46人増えて823人となっています。
 東京都は5日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて5042人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1日の発表としてはこれまでで最も多かった4日の4166人を上回り、初めて5000人を超えました。過去最多を更新するのは2日連続です。
 5日の5042人は1週間前の木曜日から1177人増えています。5日までの7日間平均は3646・9人で前週の164・0%となり、感染の急激な拡大が止まりません。
 新型コロナウイルスの感染が始まってから1年半以上が経つ中で、1日に発表される新規感染者数が5000人を超えたのは全国でも5日を含めて47日間しかなく、東京都という1つの自治体だけで5000人を超える事態になったのは初めてで、現在の感染拡大がこれまでにない規模になっていることを示しています。
 5042人の年代別は、10歳未満が229人、10歳代が441人、20歳代が1600人、30歳代が1120人、40歳代が811人、50歳代が552人、60歳代が150人、70歳代が73人、80歳代が52人、90歳代が13人、100歳以上が1人。
 都の担当者は、「相変わらず若い世代の感染者が多いが、『自分は感染しても症状が軽いから大丈夫』などと考えている若者が多いという印象がある。若者でも重症化する可能性があり、最悪の場合、自分が感染して、うつした相手が亡くなる可能性もあることまで考えて、基本的な対策の徹底を心掛けてほしい」と呼び掛けています。
 5日の5042人のうち感染経路が判明している1799人の内訳は、「家庭内」が最も多く1125人、「職場内」が284人、「施設内」が116人、「会食」が72人などとなっています。
 これで、都内で感染が確認されたのは、23万6138人となりました。
 一方、5日時点で入院している人は4日より16人減って3383人で、「現在確保している病床に占める割合」は56・7%です。
 都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より20人増えて135人で、重症患者用の病床の34・4%を使用しています。重症の患者が130人を超えるのは今年2月1日以来です。
 また、都は、感染が確認された60歳代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した人は2302人になりました。
 東京都は5日、都内で1日の発表としてはこれまでで最も多い2444人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、陽性と確認された割合は、初めて80%を超えて82・4%となり、これまでで最も高くなりました。
 5日の2444人のうち感染経路がわかっているのは487人で、家庭内が284人、職場内が70人、会食が32人、施設内が7人などとなっています。
 これで、この変異ウイルスへの感染が都内で確認されたのは1万2768人になりました。

 2021年8月6日(金)




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■世界の新型コロナ感染者、2億人突破 デルタ型が新規感染の9割に [健康ダイジェスト]

 世界の新型コロナウイルスの感染者数が5日、累計で2億人に達しました。1月下旬に1億人を超えてから、約半年で倍増しました。
 先進国を中心にワクチン接種が進み、4月下旬以降減少してきた新規感染者数は、感染力の強い変異ウイルスの流行で再び増加に転じました。さらなる変異を食い止めウイルスのまん延を防ぐためにも、接種の遅れる新興国へのワクチン供給を急ぐ必要があります。
 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、1日当たりの新規感染者数は足元で60万人前後と2カ月半ぶりの高水準となり、6月下旬から7割増えました。ワクチン接種の遅れている東南アジアなどの新興国に加えて、接種の進んでいる国でも都市封鎖(ロックダウン)やマスク着用義務の解除後に感染が再拡大しています。
 最大の要因はインド型(デルタ型)変異ウイルスの急速な流行で、アメリカのスクリプス研究所が遺伝子解析された感染者データを分析したところ、デルタ型は5月ごろから一気に流行し、2~3カ月で世界の新規感染の9割超を占めるまでになりました。
 5月半ばまで流行していたイギリス型(アルファ型)変異ウイルスが半年ほどかけて徐々に広がり、ピーク時でも世界全体の7割程度にとどまったのとは対照的で、ウイルスの感染力は変異を通じてこれまでよりも強まっています。
 アメリカの疾病対策センター(CDC)のトーマス・フリーデン元所長は、「現時点ではワクチンは感染や重症化を防ぐ効果を驚くほど発揮している」とみる一方、「ワクチンの効かない新しい変異ウイルスが出現することこそが脅威」と指摘しています。
 南米ではペルー由来のラムダ型が広がるなど、ウイルスは世界各地で変異を繰り返しています。ワクチンがなお有効な間に新興国も含めたワクチン接種を急がないと、ウイルスの変異を制御できずに感染の収束が一段と遠のく恐れがあります。

 2021年8月5日(木)




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