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■コンゴで流行のエムポックス、全世界に拡大の恐れ WHOが警鐘 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は15日、コンゴ民主共和国で流行しているウイルス感染症「エムポックス(サル痘)」が世界中に拡大する恐れがあると警鐘を鳴らしました。
 エムポックスは1970年に、同国で初めて人への感染が確認されました。アフリカ中央部から西部の約10カ国で何年も前から流行しています。同地域では、動物由来の感染症が発生することが多くなっています。
 WHOでエムポックスの技術責任者を務めるロザムンド・ルイス氏はスイス・ジュネーブでの記者会見で、「コンゴ民主共和国から世界中に感染が広がる事態を懸念している」とし、同国では今年に入ってからの感染疑い例がこれまでの年間報告件数の2倍超に当たる1万3000件を超え、死者は600人以上に上っていると明らかにしました。
 先週、カンボジアでも初の感染者が確認されました。
 ルイス氏によると、WHOは東南アジアを航行するクルーズ船内で感染が拡大したとみているものの、まだ情報が不足しているといいます。
 WHOは、エムポックスの感染者は主に、同性との性交渉を持つ男性や、1人または複数のパートナーと最近性交渉を持った男性だとしています。
 エムポックスに感染すると、発熱や頭痛、リンパ節のはれといった症状が生じた後に、顔などに発疹ができ水膨れとなります。多くは2~4週間で自然に回復するものの、子供や妊婦、免疫不全の人は重症化することがあります。

 2023年12月17日(日)

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■インフルエンザ、全国で警報レベル 最も早く1医療機関当たり30人超え [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は15日、全国約5000の定点医療機関が4~10日に報告したインフルエンザの患者数は16万6690人で、1機関当たり33・72人だったと発表しました。過去10年で最も早く警報レベルとされる30人を超えました。前週比1・.26倍で全都道府県で前週を上回りました。
 データを基に推計されるこの1週間の全国の患者数は約111万8000人となっていて、今年9月4日以降の累積の患者数は約800万3000人と推計されています。
 インフルエンザの警報レベルを超えたのは全国33道県。都道府県別で1医療機関当たりの患者数が多かったのは、北海道60・97人、宮城県57・49人、大分県53・71人、宮崎県49・64人、三重県47・49人。少なかったのは、沖縄県9・67人、秋田県20・12人、東京都20・30人。
 休校や学級閉鎖などとなったのは、6382施設に上りました。
 例年冬に流行して春ごろに収束するものの、今年は全国平均が流行の目安の1人を下回らないまま8月下旬から増加が始まりました。10月には注意報レベルとされる10人を超え、異例のシーズンとなっています。

 2023年12月17日(日)

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■新型コロナの患者数、前週から3796人増えて1万7379人 全都道府県で前週から増加 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの全国の感染状況は、12月10日までの1週間では、1つの医療機関当たりの平均の患者数が3・52人で、前の週の1・28倍となっています。厚生労働省は「前の週と比べるとすべての都道府県で増加しており、例年冬は感染が拡大する傾向にあることから、感染対策を続けてほしい」としています。
 厚労省によりますと、12月4日から10日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から3796人増えて、1万7379人となりました。
 また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は3・52人で、前の週の1・28倍となりました。前の週から増加が続くのは3週連続となります。
 都道府県別では多い順に、北海道が7・82人、山梨県が7・76人、長野県が6・64人、岐阜県が5人、愛知県が4・8人、新潟県が4・69人、茨城県が4・65人、愛媛県が4・57人、福島県が4・45人、山形県が4・14人、奈良県が4・09人、大分県が402人などとなっており、すべての都道府県で前の週より増加しています。
 12月10日までの1週間に全国約500の定点医療機関から報告された新たに入院した患者の数は1468人で、前の週と比べて445人の増加でした。集中治療室(ICU)に入院している患者数は54人で、前週(42人)から12人増えました。
 感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、新型コロナウイルスの感染状況について「患者数は少ない状況だが、今後も増加傾向は続くと予想される。高齢者や基礎疾患のある人など重症化のリスクが高い人の感染をできるだけ防ぐことが重要だ」と話しています。
 その上で、「これからクリスマスや年末年始で人の動きが活発になり感染が広がるリスクが高まるので、周囲の状況に応じてマスクの着用などの感染対策を取ってほしい」と呼び掛けています。

 2023年12月17日(日)

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