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■A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、東京都で初の警報発表 患者の9割超が15歳未満 [健康ダイジェスト]

 東京都は、主に子供が感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の患者数が初めて警報基準を上回ったとして、21
午後に発表し、こまめな手洗いや、せきやくしゃみが出る場合はマスクをするなどの感染対策を呼び掛けています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は数日の潜伏期間の後、突然の発熱やのどの痛みなどの症状が出る子供がかかりやすい感染症です。
 関係者によりますと、12月17日までの1週間の患者数で、1医療機関当たりで一定数を上回った保健所管内の人口の合計の割合が都内全体の30%余りとなり、警報基準の30%を上回ったということです。都によると、今年に入って報告された患者の9割超が15歳未満でした。
 関東では、20日、埼玉県と千葉県でも警報基準を上回ったことが公表されました。
 溶連菌にはさまざまな種類がありますが、発熱やのどの痛みなどの症状が出る溶連菌感染症のほとんどがA群溶血性レンサ球菌という細菌が原因です。
 主に幼児や小学生などの子供がかかり、数日の潜伏期間の後、突然の38度以上の発熱やのどの痛みなどの症状のほか、首や胸などに赤い発疹が出たり、舌に小さな赤い出来物が出たりすることがあります。
 東京都で同じく警報が発令されている咽頭結膜熱(プール熱)は、12月17日までの1週間の定点医療機関当たりの患者報告数が3・36人(前週3・23人)で、引き続き警報レベル。
 注意報が発令されているインフルエンザは、同期間の患者報告数が20・48人(前週20・30人)。新型コロナウイルスは、2・58人(前週2・31人)でした。

 2023年12月21日(木)

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■新型コロナワクチンの公平分配目指す国際枠組み、年末に終了へ WHO発表 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は20日までに、新型コロナウイルスワクチンの国際的な共同購入・分配の枠組みである「COVAX(コバックス)ファシリティ」を2023年末に終了すると発表しました。これまで世界の146カ国でおよそ20億回分のワクチンを供給し、低所得国における接種率の向上に貢献しました。
 COVAXファシリティは日本など195の国・地域が参加し、低所得国を含めたワクチンの公平な分配を目指し、新型コロナが世界的に感染拡大した2020年に発足しました。
 WHOによると、COVAXファシリティの取り組みにより、低所得国のコロナワクチンの2回目接種率は57%に達しました。世界平均の67%にはまだ隔たりがあるものの、「少なくとも270万人の死亡を防いだ」といいます。
 低所得国は今後2年間、ワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」を通じて、コロナワクチンを調達できます。すでに58カ国が2024年用に8300万回分のワクチンを希望しているといいます。
 COVAXファシリテについて、WHOは、グローバル・サウスと呼ばれる途上国や新興国で「新型コロナの苦しみを緩和するのに大きく貢献した」と評価する一方、設立当初、資金不足やワクチンの輸出制限で供給が計画通りに進まなかったことを踏まえ「ワクチンの不公平さを完全に克服することはできなかった」と指摘しています。

 2023年12月21日(木)

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■自転車の交通違反に反則金導入へ 16歳以上対象で最大1万2000円想定 [健康ダイジェスト]

 近年事故が増えている自転車について、警察庁は、信号無視など悪質な違反をした16歳以上を対象に「青切符(交通反則切符)」を導入する方針を固めました。2024年の法改正を目指します。
 警察庁の有識者検討会が取りまとめた中間報告書によると、自転車の違反についても刑事責任が問われる「赤切符(交通切符)」だけではなく、自動車や電動キックボードのように、反則金の支払いを求めるいわゆる「青切符」を適用します。
 対象年齢は16歳以上となり、これまでも違反が目立った信号無視、一時不停止、遮断踏切への立ち入り、歩道通行などのほか、新たに携帯電話の使用が対象となり、反則金は5000円から1万2000円程度となる見込みです。
 ただ、携帯電話の使用で事故につながる危険な行為は、酒酔いや酒気帯び運転と同じ「赤切符」の対象となります。
 一方、取り締まりについては、これまで通り、原則、指導や警告を前提としていて、通勤通学の多い時間帯や利用者が多い重点地区を中心に行われます。
 また、車道を走る自転車を保護する目的で、十分な距離がない場合には、自動車には安全な速度で走行すること、自転車にはできる限り端に寄ることを義務付ける規制も設けられます。
 警察庁によると、2022年は国内で自転車関連の交通事故が6万9985件発生しました。全交通事故に占める割合は23・3%となり上昇傾向にあります。また、自転車が絡む死亡重傷事故では、7割以上で自転車側にも違反があります
 こうした悪質な自転車に対して、全国の警察は取り締まりを強化し、昨年は2万4549件が摘発され、10年前から3倍以上となりました。
 警察庁は、来年1月の最終報告書を踏まえ、道交法の改正案を通常国会に提出する方針で、改正から2年以内に施行される見通し。

 2023年12月21日(木)

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■アメリカ海軍横須賀基地、PFAS流出防止フィルターの稼働停止 軍側「濃度安定」と説明 [健康ダイジェスト]

 昨年、神奈川県横須賀市にあるアメリカ海軍横須賀基地の排水から有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の一種が高濃度で検出された問題で、アメリカ軍が海への流出を防ぐために設置したフィルターの稼働を今年10月に停止していたことが、明らかになりました。
 アメリカ軍側は「濃度が安定している」と説明しているということです。
 昨年5月以降、アメリカ海軍横須賀基地の排水処理施設から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」の一種、「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」が国の暫定基準値を上回る濃度で相次いで検出され、最大で基準値の258倍に上りました。
 その後、アメリカ軍は海への流出を防ぐため基地内にフィルターを設置していましたが、21日に防衛省の担当者が横須賀市の上地克明市長と面会し、アメリカ軍側から今年10月にフィルターの稼働を停止したと説明があったことを明らかにしました。
 その理由について、アメリカ軍側は「PFOSなどの濃度が安定している」と説明しましたが、排水処理施設の水の濃度を測った調査の結果を提供してほしいという要請には応じなかったということです。
 上地市長は、「停止から2カ月間も情報提供がなかったのは大変遺憾だ」として、防衛省の担当者に対し、アメリカ軍側に調査結果の提供を強く求めるよう改めて要請しました。

 2023年12月21日(木)

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■大麻類似成分含む38製品の販売や広告、21日から禁止 厚労省、グミ流通問題で [健康ダイジェスト]

 大麻に似た成分が入ったグミを食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で、規制対象になったグミと類似した成分を含む製品の販売が続けられていることから、厚生労働省は21日、類似の38の製品について、全国の店舗やインターネットでの販売や広告を禁止する命令を出しました。
 大麻に類似した危険ドラッグを巡っては、いわゆる「大麻グミ」に含まれていた「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」が規制対象の薬物に追加され、今月から販売などが禁止されています。
 一方、類似の成分が入った製品の販売は続けられています。
 厚労省によりますと、今年11月以降、規制の対象になっていない大麻に類似した成分、「HHCP(ヘキサヒドロカンナビフォロール)」や「THCPO(テトラヒドロカンナビフォロールアセテート)」を含むとみられる製品を摂取した後、救急搬送されたケースが全国で少なくとも6件報告されているということです。
 こうした状況を受け、指定薬物以外の成分でも生産や流通を広域的に規制する必要があるとして、規制の対象になっていない大麻類似成分、「HHCP」や「THCPO」など5つの成分を含む可能性があるとみられるグミやクッキーなど38の製品について、21日付けで、医薬品医療機器法に基づき、全国の店舗やインターネットでの販売や広告を禁止する命令を出しました。
 厚労省麻薬取締部は6~8日に危険ドラッグを販売する各地の40店舗に立ち入り調査を実施。うち25店舗にあった液体状の「リキッド」や、ろう状の「ワックス」を含む140製品について個別に販売停止命令を出していました。
 厚労省は、早ければ年明け以降に「HHCH」と構造が似た成分をまとめて指定薬物として規制対象にする「包括指定」を行うことにしており、5つの成分の指定も合わせて検討します。

 2023年12月21日(木)

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