■大麻類似「HHCH」に構造が似た成分を「包括指定」で規制対象へ 厚労省 [健康ダイジェスト]
大麻に近い有害成分が入ったグミを食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題を受けて、厚生労働省は早ければ年明け以降に、グミに入っていた「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」に似た成分をまとめて指定薬物として規制対象にする、「包括指定」を行う方針を明らかにしました。
大麻に類似した危険ドラッグを巡っては、法律で規制されると、未規制の類似の成分が作られて商品化されて出回る、いたちごっこの状態が続いていることが、問題になっています。
体調不良になる人が相次いだ「大麻グミ」に含まれていた「HHCH」については、厚生労働省がすでに規制対象の薬物に追加し、12月2日から販売や所持、使用が禁止されます。違反すれば懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金などとなります。
しかし今後、「HHCH」と似た成分が含まれた製品が出てくる恐れがあることから、厚労省は早ければ年明け以降に、「HHCH」と構造が似た成分をまとめて指定薬物として規制対象にする、「包括指定」を行う方針を明らかにしました。
このほか、厚労省麻薬取締部などが「HHCH」を含む商品を販売しているかどうか、11月29日までに17の都道府県の66の販売店や製造所に立ち入り検査を行った結果、43の店舗などで「HHCH」を含む商品が確認され、いずれも検査命令と販売停止命令を出したことも明らかにしました。
武見敬三厚相は「SNSなどを通じて危険性を伝え、HHCHの成分を含む商品を購入しないよう注意喚起を行うとともに、類似の成分については必要な知見の収集を進め、できるだけ迅速に包括措置の手続きを進めたい」と話しています。
2023年12月1日(金)
大麻に類似した危険ドラッグを巡っては、法律で規制されると、未規制の類似の成分が作られて商品化されて出回る、いたちごっこの状態が続いていることが、問題になっています。
体調不良になる人が相次いだ「大麻グミ」に含まれていた「HHCH」については、厚生労働省がすでに規制対象の薬物に追加し、12月2日から販売や所持、使用が禁止されます。違反すれば懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金などとなります。
しかし今後、「HHCH」と似た成分が含まれた製品が出てくる恐れがあることから、厚労省は早ければ年明け以降に、「HHCH」と構造が似た成分をまとめて指定薬物として規制対象にする、「包括指定」を行う方針を明らかにしました。
このほか、厚労省麻薬取締部などが「HHCH」を含む商品を販売しているかどうか、11月29日までに17の都道府県の66の販売店や製造所に立ち入り検査を行った結果、43の店舗などで「HHCH」を含む商品が確認され、いずれも検査命令と販売停止命令を出したことも明らかにしました。
武見敬三厚相は「SNSなどを通じて危険性を伝え、HHCHの成分を含む商品を購入しないよう注意喚起を行うとともに、類似の成分については必要な知見の収集を進め、できるだけ迅速に包括措置の手続きを進めたい」と話しています。
2023年12月1日(金)
■東京都のプール熱感染者数、前週と同水準 警報の基準超える [健康ダイジェスト]
東京都内の感染症について、都は11月30日、11月26日までの1週間の1医療機関当たりの感染者数を公表しました。
それによりますと、子供を中心に感染する咽頭結膜熱、いわゆるプール熱が3・53人と前の週の3・51人とほぼ同じ水準で、引き続き。警報の基準を超えています。
一方、インフルエンザは16・38人と前の週の1・34倍で、引き続き、注意報の基準を超えています。
また、新型コロナウイルスは1・56人と前の週の1・33倍で、今年9月7日以来、増加に転じました。
東京都は換気や場面に応じたマスクの着用、せっけんでの手洗いなどの感染対策を呼び掛けています。
2023年12月1日(金)
それによりますと、子供を中心に感染する咽頭結膜熱、いわゆるプール熱が3・53人と前の週の3・51人とほぼ同じ水準で、引き続き。警報の基準を超えています。
一方、インフルエンザは16・38人と前の週の1・34倍で、引き続き、注意報の基準を超えています。
また、新型コロナウイルスは1・56人と前の週の1・33倍で、今年9月7日以来、増加に転じました。
東京都は換気や場面に応じたマスクの着用、せっけんでの手洗いなどの感染対策を呼び掛けています。
2023年12月1日(金)
■秋の平均気温が過去最高を記録 春と夏に続き3季連続、気象庁発表 [健康ダイジェスト]
気象庁は1日、秋(9~11月)の平均気温が、平年値(1991~2020年の平均)を1・39度上回り、1898年(明治31年)の統計開始から最も高くなったと発表しました。今年は春(3~5月)と夏(6~8月)も過去最高を記録し、3季連続の更新となりました。
気象庁によると、これまでの秋の最高は昨年・2022年のプラス0・90度。年間の1位は2020年のプラス0・65度で、今年が過去最高となれば、直近5年間が上位5番目までを占めることになります。
世界気象機関(WMO)は、今年の世界の平均気温が産業革命前を約1・4度上回り、観測史上最高となる見通しを示しています。
気象庁は1日、今秋の平均気温が平年を1.39度上回り、統計を開始した1898年以降で最も高くなったと発表した。過去最高の更新は、春と夏に続き3季連続となった。
秋の高温の要因について、気象庁は、寒気が南下しにくく、全国的に暖かい空気に覆われやすかったとしています。
一方、秋の期間の日本近海の平均海面水温は平年と比べてプラス1・2度となり、統計を開始した1982年以降、最も高くなりました。
気象庁は、要因の一つに「台風の少なさ」を挙げています。台風による強い風が海水をかき混ぜることによって海面水温は低下しますが、今年9月と10月の台風の発生数は合わせて4個と過去最少となり、日本の周辺の海域を通過する台風が少なかったため、海面水温の低下が抑えられたということです。
2023年12月1日(金)
気象庁によると、これまでの秋の最高は昨年・2022年のプラス0・90度。年間の1位は2020年のプラス0・65度で、今年が過去最高となれば、直近5年間が上位5番目までを占めることになります。
世界気象機関(WMO)は、今年の世界の平均気温が産業革命前を約1・4度上回り、観測史上最高となる見通しを示しています。
気象庁は1日、今秋の平均気温が平年を1.39度上回り、統計を開始した1898年以降で最も高くなったと発表した。過去最高の更新は、春と夏に続き3季連続となった。
秋の高温の要因について、気象庁は、寒気が南下しにくく、全国的に暖かい空気に覆われやすかったとしています。
一方、秋の期間の日本近海の平均海面水温は平年と比べてプラス1・2度となり、統計を開始した1982年以降、最も高くなりました。
気象庁は、要因の一つに「台風の少なさ」を挙げています。台風による強い風が海水をかき混ぜることによって海面水温は低下しますが、今年9月と10月の台風の発生数は合わせて4個と過去最少となり、日本の周辺の海域を通過する台風が少なかったため、海面水温の低下が抑えられたということです。
2023年12月1日(金)