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■アメリカのモデルナ、オミクロン型対応の新ワクチン「有望」と発表 秋の追加接種を想定 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンについて、アメリカのバイオ製薬モデルナは8日、新たに開発中のオミクロン型に対応したワクチンを追加接種(ブースター)すると、従来のワクチンを追加接種した場合に比べ、オミクロン型に対する抗体の量が1・75倍になるとする臨床試験(治験)の結果を発表しました。同社は「今年秋のブースターの主な候補となる」としています。
 新たに開発中のワクチンは、モデルナ製の従来のものと、オミクロン型に特化したものを含む2価ワクチン。437人が参加した臨床試験では、追加接種によってオミクロン型に対する抗体が接種前に比べて8倍に増えました。この値は従来のワクチンを追加接種した場合に比べて1・75倍といいます。
 モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEOCEO)は、「効果も従来の製品より長持ちするはずだ」との見方を示しました。流行が厳しくなると予想される冬を前にした秋の追加接種が可能になるよう、各国の規制当局への承認申請を進めます。

 2022年6月9日(木)

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