■新型コロナウイルス、東京都で新たに131人感染 小池知事「都外への移動自粛を」

　東京都は４日、都内で新たに10歳未満から90歳代の男女合わせて131人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
　都内で１日の感染の確認が100人以上となるのは３日連続で、今年５月25日に緊急事態宣言が解除されて以降では最も多くなりました。
　131人のうち、10〜30歳代は合わせて102人を数え、全体のおよそ80％を占めています。
　また、131人のうち、85人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、46人は今のところ感染経路がわかっていません。
　武蔵野市の幼稚園での集団感染も確認され、これまでに子供２人を含む計５人が感染しています。
　都内では新宿や池袋を中心としてホストクラブなど「夜の繁華街」関連の感染者が増えています。131人のうち、夜の街関連は62人。地域別では、新宿エリアが52人、池袋エリアが２人でした。
　これで都内で感染が確認された人は、合わせて6654人になりました。
　一方、４日に都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
　東京都の小池百合子知事は、「近隣の県でも陽性者が増えている。不要不急の他県への移動は控えるとともに、感染の確認が相次いでいる夜の繁華街では、適切な感染防止策を講じている店を選ぶなど、十分に注意してほしい」と、都民に強く呼び掛けています。
　感染者数の増加については、新宿区や豊島区が夜の街を中心に積極的に検査した結果と強調。「できるだけ多くの人に検査を受けてもらいたい」と話し、ほかの市区町村と新たな協議会を設置し、検査への協力を呼び掛ける方針も示しました。

　２０２０年７月４日（土）

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