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■東京都、新たに206人の新型コロナウイルス感染確認 3日連続200人超は初めて [健康ダイジェスト]

 東京都は11日、都内で新たに保育園児から80歳代の男女合わせ206人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。都内で1日に確認された数が200人以上となるのは、9日の224人、10日の243人に続き3日連続です。3日連続で200人を超えるのは、初めてです。
 206人のうち、20歳代は90人、30歳代は54人の合わせて144人で、全体のおよそ70%を占めています。また、206人のうち、105人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、101人は今のところ感染経路がわかっていません。いずれも、症状は重くないということです。
 都によりますと、206人のうち、ホストクラブやキャバクラ店など近い距離での接客を伴う店の従業員や客が48人、このほか家庭内の感染が17人、友人や職場の同僚との会食を通じての感染が9人となっています。
 地域別にみると、新宿エリアが42人、池袋エリアが2人だということです。
 また、6人は6月30日から7月5日に行われた舞台公演の客や関係者で、この公演では、これまでに出演者も含めて累計20人の感染が確認されています。
 206人の中には重症の人はおらず、症状のない人は20人弱だということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて7721人になりました。一方、11日に都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
 東京都の担当者は、「200人以上というレベルが数日出ているのは重く受け止めている。活動範囲の広い20歳代、30歳代が多く感染しているが、市中感染が広がっているとはまだいえない」と説明しています。

 2020年7月11日(土)

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■沖縄県のアメリカ軍基地で新型コロナウイルス感染拡大 新たに50人で累計60人超え  [健康ダイジェスト]

 沖縄県は11日、アメリカ軍関係者の新型コロナウイルス感染が新たに多数確認されたという連絡が、在沖アメリカ海兵隊の政務外交部からあったことを明らかにしました。関係者によりますと、普天間基地やキャンプ・ハンセンなどで、合わせて50人以上に上るということで、基地内で感染が拡大しています。
 沖縄県の玉城デニー知事は11日夕方、県庁で記者会見を開き、新たにアメリカ軍関係者の新型コロナウイルス感染が多数確認されたという連絡があったことを明らかにしました。
 これまでも普天間基地とキャンプ・ハンセンでは、合わせて10人以上の感染者が確認されており、県は県民への感染拡大を警戒し、アメリカ兵らと接触があり、風邪などの症状がある場合はすぐに医療機関を受診するよう呼び掛けていました。アメリカの独立記念日の7月4日には、アメリカ軍関係者らが集うパーティーが基地外で開かれていたとの情報もありました。
 沖縄県はクラスター(感染者の集団)が発生しているとして、謝花(じゃはな)喜一郎副知事が沖縄防衛局の田中聡局長に対し、感染者数の公表や基地を閉鎖することなどを求めたということです。
 玉城知事は、「報告内容に衝撃を受けており、県民が一丸となって感染防止に取り組む中、アメリカ軍関係者の感染が短期間で多数発生しているのは誠に遺憾だ。これまでの感染防止対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と述べました。
 また、沖縄県は、埼玉県から訪れていた10歳代と20歳代の会社員の男性2人が11日に、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
 2人は、10日に感染が確認された埼玉県の30歳代の男性と一緒の団体旅行に参加しており、9日から沖縄県を訪れていたということです。団体旅行のほかの参加者は、陰性だったということです。2人に症状は出ていないものの、現在、指定医療機関に入院しているということです。
 これで沖縄県内での感染確認は148人となり、4日連続での感染確認となりました。

 2020年7月11日(土)

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■新型コロナウイルス感染した20歳代女性の母乳、PCR検査で陽性 和歌山県 [健康ダイジェスト]

 今年4月、新型コロナウイルスに感染した母親の母乳を和歌山県がPCR検査で調べたところ、陽性の結果が出ていたことがわかりました。県は母親が感染した場合、念のため子供に母乳を与えるのを控えるよう、近く県内の病院などに通知することにしています。
 和歌山県によりますと、今年4月、新型コロナウイルスで20歳代の母親が入院した際に乳児の娘に母乳を与えてもいいか相談があり、母乳のPCR検査を行ったところ、陽性の結果が出たということです。
 母親は乳腺炎を起こしていたということで、2日後に再度、母乳のPCR検査した際には陰性でした。乳児の娘も感染が確認されましたが、父親も感染しており、県は母乳から感染したかはわからないとしています。
 県では今回の結果を踏まえ、乳腺炎を起こしていると母乳にウイルスが含まれる恐れがあるとしていますが、検査のため母乳をとった際にウイルスが混入した可能性もあるということです。
 このため、県は感染がわかった場合は念のため医師などが問題ないと判断するまでは子供に母乳を与えることは控えるよう、近く、県内の病院などに改めて通知することにしています。これまでも、日本産科婦人科学会などが示すガイドラインに基づき、感染した場合には母乳を与えないよう呼び掛けていました。
 日本感染症学会の理事長で東邦大学の舘田一博教授は、「母乳がPCR検査で陽性になったとしても、感染力のあるウイルスが含まれているかどうかは判断できず、母乳を介して子供が感染するかどうかもわかっていない。今回の事例は母乳をとる際にウイルスが混入した可能性もあり、冷静に受け止めるべきだ。感染した母親からの授乳についてはこれまでどおり続けても問題はないと考えられるが、今後の研究や知見を注視していく必要がある」と話しています。
 母乳を巡っては、世界保健機関(WHO)は6月に公表した文書で、PCR検査で母乳が陽性となった事例があると報告していますが、乳児が母乳から感染すると結論付けるのはデータが不十分だとしています。その上で、母乳は乳児にとって健康や成長の面でメリットが大きいとして、母親が感染した場合でも継続して母乳を与えるよう勧めています。

 2020年7月11日(土)

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