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■北海道、新たに4人の新型コロナウイルス感染確認 大阪府は49日ぶり2ケタの感染確認 [健康ダイジェスト]

 北海道では1日、小樽市のカラオケができるスナックの利用客1人を含む4人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。また、スナックの利用客の濃厚接触者だった小樽市の男性が死亡し、これで道内で死亡した人は100人になりました。
 北海道などによりますと、道内で1日に新たに感染が確認されたのは、札幌市の80歳代の男性、小樽市の60歳代の女性、十勝地方の50歳代の男性と女性の合わせて4人。検査数は、255件でした。
 このうち小樽市の女性は、集団感染が発生した市内のカラオケができるスナックを夜の時間帯に利用していたということです。女性が保健所に連絡して検査したところ陽性が確認されたということで、症状は軽く、会話はできるということです。
 小樽市では、1日までにカラオケができるスナック3店舗で集団感染が起きて、この3つの店舗に関係する感染者は、合わせて37人となりました。
 また、小樽市によりますと、感染が確認され、入院して治療中だった市内の60歳代の男性が死亡しました。この男性は、3店舗のうち2つの利用客だった女性の濃厚接触者で、これでカラオケができるスナックに関係した人で死亡したのは2人となりました。
 このほか1日に感染が確認された札幌市の80歳代の男性は、集団感染が発生した札幌市西区の老人ホームでデイサービスを利用していた女性と同居する家族だということです。
 道によりますと、1日に感染が確認された残る十勝地方の2人は、5月30日に感染が確認された80歳代の女性の濃厚接触者だということです。
 これで、道内の感染者は、札幌市の785人を含む延べ1267人、このうち死亡したのは100人、治療を終えた人は延べ1072人になりました。
 小樽市保健所の田中宏之医療業務担当部長は、「感染者はいずれも60歳代以上と高齢者が多く、軽症でもその後急速に症状が悪化する人が出てきている。感染拡大の防止に向けて改めて気を引き締めて対策に当たっていく」と話しています。
  一方、大阪府は1日、府内で新たに10~60歳代の男女10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表しました。うち感染経路不明者は5人で、残りの5人は経路不明者の濃厚接触者でした。
 1日当たりの新規感染者数が2ケタとなるのは12人の感染が確認された5月13日以来、49日ぶり。
 新たに感染が判明した1人は府立和泉支援学校に通う10歳代男性で、同校は3日までの臨時休校を決めました。
 陽性確認の検査件数は492件で、陽性率は2・0%。府内の累計感染者は、1843人になりました。
 また、北九州市によりますと、1日、市内で新たに3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。北九州市で感染が確認されたのは、2日ぶりです。
 福岡県内で感染が確認された人の合計は、延べ853人になりました。

 2020年7月1日(水)

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■埼玉県、医師ら14人の新型コロナウイルス感染確認 神奈川県で7人、千葉県で6人感染 [健康ダイジェスト]

 埼玉県では1日、新たに14人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 埼玉県によりますと、新たに感染が確認されたのは、所沢市の30歳代の男性医師と20歳代の自営業の男性、入間市の30歳代の自営業の男性、川口市の50歳代のアルバイトの男性、行田市の40歳代と20歳代の女性、越谷市の90歳代の女性、三郷市の20歳代の医療従事者の男性で、これ以外の2人は性別や年代などの詳細はわかっていないということです。
 県によりますと、このうち所沢市の男性医師は、市内の防衛医科大学校病院に勤務する陸上自衛隊の医官で、三郷市の男性と越谷市の女性は、複数の感染が確認されている三郷中央総合病院の医療従事者と入院患者だということです。
 また、川口市によりますと、県内に住む20歳代の会社員の女性の感染も新たに確認されました。
 このほか、さいたま市によりますと、いずれも市内に住む20歳代と30歳代の男性、合わせて3人の感染が新たにわかり、このうち30歳代の男性は、複数の感染が確認されているさいたま市大宮区のキャバクラ店の利用客だということです。
 この店に関連する感染者は、30日に市が感染者として発表した40歳代の利用客の男性と合わせて14人となりました。県などは、それぞれの行動歴や濃厚接触者などを調べています。
 埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者数は、これで1143人となりました。
 一方、横浜市は1日、市立小学校に勤める60歳代の女性教諭が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
 女性教諭は5月24日にせきや発熱などの症状が出ましたが、医療機関で風邪の診断を受けたことや一時的に症状が改善したことから、その後も2日間は出勤していたということです。
 市は2日この小学校を臨時休校とし、女性教諭が担任のクラスの児童27人と、同僚の教員4人を濃厚接触者として検査することにしています。
 横浜市の市立学校で教職員の感染が確認されたのは、初めてです。
 神奈川県では1日はほかにも川崎市が男女5人、神奈川県が女性1人の感染を発表しており、このうち川崎市に住む20歳代の専門学校生の男女など5人が東京都内を行き来していたことがわかっています。
 神奈川県内で発表された感染者はこれで1507人で、このうち96人が死亡しています。
 千葉県は1日、新たに30歳代から60歳代の男女6人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
 これで、千葉県内で感染が確認された人は、合わせて963人となりました。

 2020年7月1日(水)

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■東京都、新たに67人の新型コロナウイルス感染を確認 緊急事態宣言の解除後最多 [健康ダイジェスト]

 1日は午後8時半までに東京都で67人、埼玉県で14人、大阪府で10人、神奈川県で6人など全国で合わせて126人の新型コロナウイルス感染の発表がありました。
 死者は北海道で1人、愛媛県で1人の合わせて2人です。
 これで国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め1万8895人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて1万9607人となっています。
 また、亡くなった人は、国内で感染した人が976人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて989人となっています。
 東京都は1日、都内で新たに10歳未満から60歳代の男女合わせて67人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
 都内で1日に感染が確認された人数としては、今年5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、最も多くなり、50人以上は6日連続です。
 67人のうち、20歳代と30歳代は合わせて49人で、全体の73%を占めています。
 また、67人のうち、47人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、20人は今のところ感染経路がわかっていません。
 都によりますと、67人のうち27人は夜の繁華街に関係する人だということです。このうち、豊島区の繁華街では13人の感染が確認されました。
 11人は、同じ接待を伴う飲食店で感染したということです。この飲食店では、他県に住む人を含めてこれまでに複数の感染が確認されてるということで、豊島区などが調査を進めています。
 また、新宿区の繁華街では10人の感染が確認され、このうち9人はホストクラブを対象に行った区の集団検査で、確認されたということです。
 このほか、職場内での感染が6人、家庭内での感染が4人、友人や知人との会食を通じて感染した人が6人いたということです。
 これで都内で感染が確認された人は、合わせて6292人になりました。
 西村康稔経済再生担当大臣は記者会見で、「週単位でも新規陽性者の数は増加しているし、感染経路がわからない人の割合も5割程度で、数字だけで見ると3月下旬ぐらいの水準になってきている。当時のように急増していく感じではないが、じわじわ増加しており、専門家会議の尾身茂副座長とも懸念を共有している。引き続き、高い緊張感を持って対応し、分析を急ぎたい」と述べました。

 2020年7月1日(水)

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■国内初、新型コロナウイルスワクチンの臨床試験開始 バイオ企業のアンジェス [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンを人に投与して、安全性や有効性を確かめる臨床試験(治験)を、大阪府茨木市にあるバイオベンチャー企業が6月30日、開始したと発表しました。新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験が国内で始まるのは、初めてです。
 臨床試験を開始したと発表したのは、大阪大学の研究者が設立したバイオベンチャー企業「アンジェス」です。
 発表によりますと、臨床試験では「DNAワクチン」と呼ばれるタイプのワクチンを、健康な成人30人に、大阪市立大学医学部附属病院で7月末までに投与する計画です。
 このワクチンは、ウイルスそのものは使わずに、ウイルスの表面にあって細胞に感染する際の足掛かりとなる「スパイクタンパク質」の遺伝子を使います。
 その遺伝子を組み込んだ物質を人に注射することで、体内にスパイクタンパク質が現れ、それに応じて免疫の仕組みで感染を防ぐ抗体ができるとされています。
 投与は2週間あけて2回行い、最初の投与から2週間おきに、8週目まで採血し、投与量が少ない15人と、多い15人を比べて、安全性や感染を防ぐ抗体が作られるかどうかを確認するということです。また、投与から52週目まで医師が健康状態を確認します。
 アンジェス側によりますと、DNAワクチンを作るのに必要な物質は、大腸菌に組み込んでタンクで培養することで、短時間で大量に増やせるということで、素早いワクチン製造が可能だとしています。
 新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験は、アメリカや中国などですでに始まっていますが、国内では初めてで、アンジェスは大阪市立大学医学部附属病院のほかに大阪大学医学部付属病院でも臨床試験を行う予定。順調に進めば9月にも結果が出る予定で、その後は大規模な臨床試験への移行を検討。年内に臨床試験を終え、厚生労働省の製造販売承認取得を目指します。
 ワクチン開発に詳しい東京大学医科学研究所の石井健教授は、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験が国内で初めて、大阪市で始まることについて「臨床試験が始まったことはゴールではなくて始まりといえる。プロトタイプ(=原型)を人に投与して、安全性はもちろんのこと、効くのか効かないのかを最終的に見極める実験が始まった段階だ。臨床試験で最も重要なのは安全性をとことん見極めることだ」と話し、期待が先行することに警鐘を鳴らしました。
 また、DNAワクチンは、これまでに実用化されたことがない新しい技術だとした上で「安全性の危惧が指摘されたこともあったが、動物用の医薬品としては承認され、今はワクチン自体の安全性は問題ないとされている。ただ、本当に感染を防御できるだけの免疫を誘導できるのかや、何千万人もの人に投与する大量生産ができるのかが、これから問題になる」と指摘しました。

 2020年7月1日(水)

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■人間に感染する新型豚インフルエンザウイルスを確認 中国の複数地域で [健康ダイジェスト]

 中国の研究者らは6月29日、新型の豚インフルエンザウイルスが確認され、パンデミック(世界的な大流行)が起きる可能性もあると、アメリカの科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」に発表しました。
 「G4」と名付けられた新型豚インフルエンザウイルスの株は、遺伝的に2009年に流行した豚インフルエンザウイルスH1N1に由来するといいます。発表した中国疾病予防抑制センターと同国の複数の大学の研究者らは、「高度に適応して人間への感染力を持ちやすい、すべての本質的な特徴を備えている」として、感染が広がらないよう監視していく必要があると警鐘を鳴らしています。
 研究者らは2011年から2018年にかけて、河北省や山東省など10省の食肉処理施設と動物病院1カ所で、豚の鼻腔から綿棒で3万点の検体を採取し、179株の豚インフルエンザウイルスを分離しました。その大半が、2016年以降に豚の間で流行している新型豚インフルエンザウイルスだったといいます。
 これら分離されたウイルスを用い、人間と似た発熱、せき、くしゃみといったインフルエンザ症状を示すフェレットを使ったものを含むさまざまな実験を行ったところ、G4は感染力が強く、人の細胞内で複製を行ったほか、フェレットではほかのウイルスよりも深刻な症状が観察されました。
 また、実験では、季節性インフルエンザへの感染で獲得される免疫は、G4に対する防御効果がないことが明らかになりました。
 養豚関係者338人を対象に実施した抗体検査では、10・4%に当たる35人が過去に感染したことがあるとの結果が出ています。同じ抗体検査で、養豚関係者以外の一般の人々の抗体保有率は4・4%となっています。
 そのため、豚から人への感染がすでに起きていることは明らかなものの、科学者らが最も懸念する人から人への感染が起きるかどうかについては証拠がまだありません。

 2020年7月1日(水)

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