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■今季のインフルエンザ患者報告、2週間で1人 昨季の同時期に続く1ケタ [健康ダイジェスト]

 9月にシーズン入りしたインフルエンザの患者報告数は、今季の第1週に当たる6〜12日は0人、第2週に当たる13~19日は京都府から寄せられた1人となり、第1、2週で計1人でした。例年この時期は数百~数千人が報告されていましたが、新型コロナウイルスの感染予防でマスク着用や手指消毒が徹底され、昨季の7人に続き1ケタとなりました。
 厚生労働省は毎年9月から翌年4月にかけて、全国約5000カ所の定点医療機関から寄せられた患者報告数をまとめて公表しています。2019年の第1、2週は9551人でしたが、コロナ禍に入った2020年は7人と1000分の1以下に激減していました。
 厚労省はシーズンが終わると、定点以外も含めた全国の医療機関の累計患者数を推計して発表しています。2020年9月からのシーズンは1・4万人となり、現在の調査手法になった1999年以降最少でした。
 今季も昨季に続いて患者が少なくなることも予想されるものの、インフルエンザウイルスから体を守る抗体の量が減っている可能性も指摘されています。
 国立感染症研究所の脇田隆字所長は、「高齢者や持病があるなど重症化する恐れがある人は、油断をせずに予防接種を受けて備えてほしい」としています。

 2021年9月29日(水)




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■新型コロナ予防の飲み薬の後期治験を開始 アメリカのファイザー [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手ファイザーは27日、開発中の新型コロナウイルス感染症の治療薬を、予防薬としても使うための大規模な後期臨床試験(治験)を始めたと発表しました。飲み薬のため、点滴より自宅などでも使いやすく、病院の負担を軽減できます。家族など同居する人が新型コロナに感染した際などに使い、効果や安全性を調べるとしています。
 ファイザーによると、治験ではコロナウイルスの増殖を抑えることを狙った新薬候補と、エイズウイルス感染症の治療に使われる「リトナビル」の2種類を併用。リトナビルを一緒に使うことで、新薬候補が体内で分解される速度を遅くできると期待しているといいます。 治験参加者は新型コロナ感染者と同居し、感染リスクにさらされる健康な18歳以上が対象で、最大2660人となる見込み。家族などの感染に気付いた段階で、5日間または10日間にわたり1日2回服用し、偽薬を服用したグループと比較します。
 予防薬については、アメリカの製薬大手メルクも今月、抗ウイルス薬「モルヌピラビル」を使った最終段階の治験を始めたと発表。飲み薬で、治験には18歳以上の1332人が参加する予定で、年内に結果がまとまる見通しとしています。
 同社はこのほか、入院していない軽症から中等症の感染者を対象にした治験も進めている。
 一方、ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は26日、アメリカのメディアのインタビューで、「1年以内に日常生活を取り戻すことができるだろう」との見方を示しました。そのためには年1度のコロナワクチンの接種が必要になると指摘しました。5~11歳の子供を対象とするコロナワクチンについては、数日内にアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認申請を行うといいます。

 2021年9月28日(火)




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