SSブログ

■アメリカのコロナ死者数、1918年のスペイン風邪を上回る 20日時点で累計67万5722人 [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルス感染症のために死亡した人が、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の20日時点の集計で67万5722人を数え、1918年~1919年のインフルエンザ(いわゆるスペイン風邪)大流行によるアメリカ内の死者数約67万5000人を上回りました。
 アメリカでは感染力の強いデルタ型変異ウイルスを中心に新型コロナ流行の第4波が起きており、ワクチン接種率が低い地域が多いため、多くの死者が出ています。
 感染症専門家らによると、スペイン風邪では世界で約5000万人が死亡し、人類史上最悪のパンデミック(世界的大流行)といわれています。一方、新型コロナによる世界の死者数は、現時点で約470万人となっています。
 ただ、アメリカの現在の人口は1918年当時の3倍に増えており、死者数は新型コロナのほうが多くても、人口比率では1918年のスペイン風邪による死者のほうが多かったことになります。
 また、新型コロナでは高齢者世代に最も深刻な症状がみられるものの、スペイン風邪では幼児や若年層の成人なども甚大な被害を受けたと、アメリカ疾病対策センター(CDC)は述べています。
 さらに、スペイン風邪にはワクチンや人工呼吸器がなく、症状によって引き起こされる二次的な細菌感染を治療する抗生物質も存在しなかったと、CDCは指摘しています。
 一方、新型コロナについてはワクチンが存在します。ただし、12歳以上のアメリカ人の36%は20日の時点で、まだワクチン接種を完了していません。

 2021年9月22日(水)




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■J&J製コロナワクチン、追加接種で予防効果が向上 アメリカでの臨床試験で確認 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンを開発したアメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は21日、2回目の追加接種(ブースター)によって感染を防ぐ効果が94%だったとするアメリカでの臨床試験(治験)結果を公表しました。一方、1回だけの接種でも感染を防ぐ効果が長続きするというデータも同時に発表しました。
 発表によると、J&J製のワクチンを1回接種し、56日後に2回目を接種する臨床試験では、新型コロナウイルスに感染して重症化するのを防ぐ効果は100%だったといいます。感染を防ぐ効果は世界全体で75%、アメリカだけに絞ると94%でした。効果の違いは、その時に流行している変異型ウイルスの種類などが影響したとみられています。
 1回目の接種から2カ月後に2回目を接種した場合は、感染を防ぐ抗体の数値が4~6倍に増え、1回目の接種から6カ月後に2回目を接種した場合では、抗体の数値は12倍に上昇したといいます。
 J&J製のワクチンは本来は1回のみ接種するタイプで、アメリカで緊急使用を許可されて約1460万人が投与を受けているなど、世界で広く使われています。1回接種した39万人をワクチンを打っていない人と比較した研究(今年3~7月)では、重症化を防ぐ効果は75%でした。アメリカ国内でみると、入院を防ぐ効果は89%で、死亡を防ぐ効果は83%だったといいます。

 2021年9月22日(水)




nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

■2例目の軽症・中等症患者向け治療薬、27日にも特例承認 イギリス製薬大手グラクソ・スミスクラインが申請 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は21日、イギリスの製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が承認を申請していた新型コロナウイルス感染症の点滴薬「ソトロビマブ」(商品名・ゼビュディ)について、専門部会を27日に開き、国内での製造販売の承認の可否を審議すると発表しました。了承されれば、同日中にも厚労省が特例承認する見通しで、国内で軽症・中等症の患者に使用できる治療薬として2例目となります。
 対象は、酸素投与が必要ない軽症や中等症で、肥満や糖尿病など重症化リスクの高い患者。人工的に作った中和抗体を点滴で投与し、重症化を防ぐことを狙います。GSKによると、入院や死亡のリスクを79%減らす効果があり、ウイルスの変異しにくい部分に作用するため、変異型ウイルスへの効果も期待されるといいます。
 抗体医薬では、「抗体カクテル療法」と呼ばれる中外製薬の「ロナプリーブ」が7月19日に特例承認され、9月15日までに約2万7000人に使われました。

 2021年9月22日(水)




nice!(1)  コメント(119) 
共通テーマ:健康

■国内企業のコロナワクチン、2023年3月末までに実用化 KMバイオ、最終治験へ [健康ダイジェスト]

 製薬企業のKMバイオロジクス(熊本市)は21日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、初期段階の国内臨床試験(治験)で一定の有効性と安全性を確認したと発表しました。
 10月にも最終段階の臨床試験を始め、2023年3月末までの実用化を目指します。実用化に先立ち、2022年4月までに年1500万回分の生産体制を構築します。
 このワクチンは感染力をなくしたウイルスを接種する「不活化ワクチン」。3月から開始した臨床試験では、20歳以上の男女210人を対象に、27日の間隔を置いてワクチンか偽薬のいずれかを2回接種しました。
 KMバイオロジクスによると、ワクチン接種で、ウイルスが感染するのを防ぐ抗体の増加が確認されました。接種箇所に痛みを感じる人はいたものの、日常生活に支障がある副反応は発熱の1人だけでした。同社は、「優れた安全性や有効性が期待できる結果が得られた」としています。
 最終段階の臨床試験では、数千人に規模を拡大します。
 国産のコロナワクチン開発を巡っては、新興企業アンジェス(大阪府)と塩野義製薬(大阪市)、第一三共(東京都)が国内で臨床試験を開始しています。

 2021年9月22日(水)




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■国内で新たに1767人が新型コロナに感染 7月12日以来の2000人割れ [健康ダイジェスト]

 国内では21日午後6時10分の時点で、東京都で253人、大阪府で245人、神奈川県で188人、愛知県で151人、埼玉県で121人、千葉県で93人、兵庫県で76人、福岡県で75人、沖縄県で55人など、鳥取県を除く46都道府県と空港・海港検疫で、新たに計1767人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。新規感染者が2000人を下回るのは、7月12日以来。
 また、埼玉県で7人、福岡県で5人、大阪府で4人、三重県で3人、兵庫県で3人、千葉県で3人、東京都で3人、沖縄県で3人、静岡県で3人、愛知県で2人、栃木県で2人、神奈川県で2人、京都府で1人、山口県で1人、岐阜県で1人、岩手県で1人、広島県で1人、熊本県で1人、群馬県で1人の、合わせて47人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港・海港検疫などを含め168万1082人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて168万1794人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万7284人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万7297人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より25人減って1429人となっています。
 東京都は21日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて253人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。新規感染者が300人を下回るのは、236人が確認された今年6月21日以来、3カ月ぶり。3連休期間に検査数が抑えられたことが、影響したとみられます。
 1日当たりの新規感染者は1週間前の火曜日より751人減り、およそ4分の1になりました。1000人を下回るのは6日連続、前週の同じ曜日を下回るのは30日連続です。
 また、21日までの7日間平均は663・9人で、前週の53・4%でした。7日間平均が前週を下回るのは28日連続で、感染確認の減少が続いています。
 都の担当者は、「今日は連休明けで、検査数が連休中に少なかったので、火曜日の中でも特に少なくなっている。ただ、緊急事態宣言中であることと、感染力が強いデルタ型変異ウイルスなので増える時は一気に増える。感染防止対策を続けてほしい」と話しています。
 21日の新規感染者253人の年代別は、10歳未満が16人、10歳代が21人、20歳代が87人、30歳代が53人、40歳代が33人、50歳代が15人、60歳代が13人、70歳代が7人、80歳代が7人、90歳代が1人。
 感染経路がわかっている105人の内訳は、「家庭内」が最も多く71人、「職場内」が25人、「施設内」が3人などとなっています。
 これで都内で感染が確認されたのは、37万2545人になりました。
 21日時点で入院している人は、20日より210人減って2196人で、「現在確保している病床に占める割合」は33・4%です。
 都の基準で集計した21日時点の重症の患者は、20日より17人減って152人で、重症患者用の病床に占める割合は30・2%です。
 また、都は、感染が確認された50歳代と60歳代の男性と、80歳代の女性の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。
 これで都内で感染して死亡した人は、2804人になりました。

 2021年9月21日(火)




nice!(4)  コメント(4) 
共通テーマ:健康