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■ノババックス製コロナワクチン、4月下旬に承認へ 国内4例目のワクチン [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ゲイサースバーグに本社を構えるバイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は4月下旬の専門部会での審議を踏まえて、薬事承認する方針です。承認されれば国内4例目のワクチンとなります。政府はすでに1億5000万回分の供給を受ける契約を結んでいます。
 ノババックス製は、ウイルスのタンパク質の一部を使う組み換えタンパクワクチン。日本で承認されている、mRNA(メッセンジャーRNA)を用いたアメリカのファイザー製やアメリカのモデルナ製、ウイルスベクターを用いたイギリスのアストラゼネカ製とは作用の仕組みは異なります。2~8度での冷蔵保存が可能で、輸送・管理がしやすい特長があります。
 日本国内での生産・流通を担う武田薬品工業が昨年12月、厚労省に承認を申請していました。国内での臨床試験(治験)の中間成績では、21日間隔で2回投与するとウイルスへの免疫反応が起こったといいます。有効性は約90%で、ヨーロッパ連合(EU)は同月に販売を承認。インド、インドネシア、フィリピンなど、18歳以上を対象に1、2回目の接種を認める国が出てきています。
 国内では、追加接種での使用が念頭にあり、契約には新たな変異型に対応したワクチン開発・供給も含まれます。政府は3月末、各自治体の担当者向けにワクチンの扱い方などを説明しています。

 2022年3月31日(木)




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■新型コロナ、全国で5万1913人感染 死者101人、重症者627人 [健康ダイジェスト]

 31日は午後6時30分までに、東京都で8226人、埼玉県で4394人、神奈川県で3888人、大阪府で3734人、千葉県で2959人、愛知県で2693人、福岡県で2586人、北海道で2106人、兵庫県で2070人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに5万1913人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。前週の木曜日(24日)から2000人近く増え、2日連続で新規感染者が5万人を超えました。
 また、大阪府で24人、東京都で12人、埼玉県で11人、神奈川県で10人、福岡県で10人、京都府で7人、愛知県で5人、兵庫県で4人、北海道で4人、大分県で2人、奈良県で2人、沖縄県で2人、香川県で2人、佐賀県で1人、富山県で1人、山口県で1人、栃木県で1人、滋賀県で1人、秋田県で1人の合わせて101人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め656万5302人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて656万6014人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が2万8123人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて2万8136人となっています。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、31日時点で627人となっています。
 一方、埼玉県内では31日、新たに4394人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表され、1週間前の木曜日に比べ800人余り増えました。新規感染者数は6日連続で前週の同じ曜日を上回りました。
 内訳は、埼玉県の発表が2707人、さいたま市が838人、川口市が368人、越谷市が321人、川越市が160人となっています。
 これで県内で感染が発表された人は、累計で42万8353人となりました。
 また、県やさいたま市などは、新型コロナウイルスに感染した40歳代から90歳代の男女11人が死亡したと発表し、県内で亡くなった人は累計で1387人となりました。
 県によると、子供27人が感染した児童施設など2カ所でクラスター(感染者集団)が発生。医療機関など10カ所で確認されていたクラスターも拡大しました。

 2022年3月31日(木)




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■東京都で新型コロナに8226人感染、5日ぶりに前週下回る 20歳代が最多に [健康ダイジェスト]

 東京都は31日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」までの合わせて8226人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の木曜日より649人減り、5日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。31日までの1週間平均の感染者数は7529・9人で、前週の118・5%でした。100%を超えるのは3日連続です。
 31日の新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の1756人で、30歳代の1395人、40歳代の1376人、10歳未満の1330人、10歳代の1164人と続きました。65歳以上の高齢者は403人でした。
 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは78人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが3984人、未接種は2176人でした。
 感染経路がわかっているのは3172人で、このうち最も多い「家庭内」は2239人と70・6%を占めています。
 これまでの都の基準で集計した、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使っている重症の患者は、31日時点で30日と同じ32人でした。
 また、都は、感染が確認された30歳代から80歳代の男女合わせて12人が、死亡したと発表しました。
 12人のうち感染経路がわかっているのは5人で、このうち、家庭内が3人、病院内とデイサービスがそれぞれ1人でした。12人のうち11人は基礎疾患がありました。
 東京都の累計の感染者は125万651人となり、累計の死者は4169人となっています。

 2022年3月31日(木)




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■富山県の中新薬業に業務停止命令 未承認の手順で医薬品製造 [健康ダイジェスト]

 富山県は30日、国や県が承認していない手順で医薬品を製造したなどとして、医薬品医療機器法に基づき、同県滑川市の製薬会社「中新(ちゅうしん)薬業」に、製造業務を36日間、製造販売業務を35日間停止するよう命じました。いずれも4月4日から。健康被害は確認されていません。
 富山県によりますと、中新薬業は解熱鎮痛薬「オピス錠」など15品目において承認書と異なる量の添加剤を使用して製造していたほか、これらを含む56品目で規定と異なる方法で有効成分の確認試験をしたりするなどしていました。県には承認書通りに製造したとの虚偽の記録を示していました。50年以上続く不正もあったといいます。
 中新薬業は昨年11月から、23品目計約300万個の自主回収を進めています。県は、原因究明などを求める業務改善命令も出しました。
 ジェネリック医薬品メーカーを巡っては「小林化工」(福井県あわら市)や「日医工」(富山市)などの違法製造が明らかとなっており、富山県が昨年10月、無通告で中新薬業を立ち入り検査して違反が発覚しました。
 中新薬業によると、同社は1918年設立で従業員は約30人。寺崎正之社長は「処分を重く受け止め、信頼回復に取り組む」とコメントしました。

 2022年3月31日(木)




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