SSブログ

■新型コロナウイルス感染を15分で判定 クラボウ、中国製検査キット発売へ [健康ダイジェスト]

 大阪市に本社がある繊維メーカーのクラボウは12日、16日に少量の血液から新型コロナウイルスへの感染の有無を15分で判定できる検査キットを発売すると発表しました。ウイルスの遺伝子を増幅して検出する「PCR法」に比べて、検査時間を大幅に短縮できます。提携先の中国検査薬大手が開発したもので、この手法を使った新型コロナウイルス検査キットの国内販売は、初めてといいます。
 クラボウが発売するキットは、「イムノクロマト法」というインフルエンザ検査キットなどに使う手法を使います。検査キットのくぼみに少量の血液と検査試薬を垂らすと、陽性の場合は15分で赤い線が浮き出ます。新型コロナウイルスに感染した人の血液中の抗体を95%の精度で検出できるといいます。中国では医療現場で、すでに採用されています。
 価格は10回分で2万5000円。研究機関や検査会社向けに販売し、1日約1万人分を供給できるとしています。
 新型コロナウイルス検査に一般的に使用されているPCR法の場合は、感染の判定までに4~6時間程度かかるとされています。
 加藤勝信厚生労働大臣は閣議の後の記者会見で、「この製品は、中国ですでに承認されていると聞いている。精度がどの程度で、中国ではこの検査キットとこれまでの検査をどのように組み合わせて使っているのかを企業に聞いて、有効に活用できるものであれば速やかに現場で使えるように検討していきたい」と述べました。
 また、これまで活用しているウイルス検査について、「短時間で検査できる知見が企業や研究所から出ているので我々も積極的に情報収集をして、使えるものはどんどん活用していきたい」と述べました。

 2020年3月13日(金)

nice!(5)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

■新型コロナウイルス、羽田空港でイタリアから帰国の男性の感染確認 エジプトから帰国の男性も感染 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省によりますと、12日にイタリアからドイツを経由して帰国した大阪府に住む30歳代の男性が羽田空港の検疫所でウイルス検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
 男性は1月6日からイタリアに滞在し、過去2週間以内に北部のロンバルディア州の滞在歴があったため、検疫所でウイルス検査が行われ、発熱やせきなどの症状があるということです。
 男性は東京都内の医療機関に、入院しています。
 また、神奈川県内でエジプト旅行から帰国した60歳代の男性が、新型コロナウイルスに感染していることが、新たにわかりました。
 神奈川県によりますと、新たに感染が確認されたのは鎌倉保健福祉事務所の管内に住む60代の男性。
 男性は9日に散歩中に倒れて医療機関に救急搬送されましたが、38度5分の発熱と、エジプトへの渡航歴があることがわかり、検査を行ったこところ11日感染が確認され、12日別の医療機関に入院しました。
 県によりますと男性は2月23日から3月1日まで、同居する妻とエジプトに旅行していて、ナイル川でのクルーズ船のツアーに参加したということです。
 妻は検査の結果、陰性が確認されています。
 エジプト旅行から帰国した人の感染は、各地で相次いで明らかになっており、神奈川県ではツアーの中で感染した可能性が高いとして、男性の行動歴や感染経路を詳しく調べることにしています。

 2020年3月13日(金)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■無症状の新型コロナウイルス感染者は9日間で陰性化 藤田医科大がクルーズ船乗客の経過公表 [健康ダイジェスト]

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での新型コロナウイルス感染者128人を受け入れた藤田医科大学岡崎医療センター(愛知県岡崎市)が、無症状の感染者の経過について発表しました。
 同センターで経過観察を行った無症状の感染者90人のうち87人が、3月6日夜の時点で、感染の有無を調べるPCR検査で2回連続、陰性が確認されました。陽性とされた日から、かかった日数は中央値で9日でした。日本感染症学会のウェブサイトに3月12日、掲載されました。
 発表によると、同センターは2月18日から26日にかけて、無症状の感染者96人、濃厚接触者32人の計128人を受け入れました。濃厚接触者のうち8人が入所後に陽性と判定され、陽性と判定された人は104人に増えました。うち、ほかの施設に移った人を除く90人について経過を分析しました
 入所者には、48時間の間隔でのどから検体を採取し、連続して2回のPCR検査で陰性が確認されるまで続けました。連続2回の陰性のうち、1回目の採取日を陰性確認日と定義しました。入所後1回目の検査は、クルーズ船で陽性とされた検査から平均6日後に行われました。
 その結果、陰性化するまでに要した日数は、中央値で9日でした。90人のうち81人が、陰性化に6日以上を要しました。陰性化を確認できた累積割合は、初回陽性の検体採取日から6日目で36%、7日目39%、8日目48%、9日目60%でした。
 多くの感染者では2回連続陰性となったものの、20%で1回目陰性の後、再度陽性となる現象が見られました。12%では、2回連続陰性が確認されるまでに15日以上を要しました
 これについて藤田医科大学岡崎医療センターの土井洋平医師は、「症状がなくても陰性になるまでには思った以上に日数が掛かることがわかった。1度陰性になった人が再び陽性になるなど、解明すべき点がまだ多く残されている。また、今回の分析を参考に適切な検査のタイミングを検討していくべきだ」と話しています。

 2020年3月13日(金)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■イタリアで感染者1万5000人、死者1000人を超える 新型コロナウイルス [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染が広がるイタリアでは12日、これまでに亡くなった人が合わせて1016人となり、1000人を超えました。感染者も1万5000人を超え、イタリア政府は、北部を中心に、重症化した患者の治療に使用する人工呼吸器を新たに配備するなど医療態勢の強化を急いでいます。
 イタリア政府は12日、新型コロナウイルスで亡くなった人が新たに200人近く増えて1016人になり、1000人を超えたと発表しました。
 また、感染者は2651人増え、合わせて1万5113人になっています。
 感染者は北部のロンバルディア州、ベネト州、エミリアロマーニャ州の3つの州に集中しており、イタリア国内で亡くなった人の90%以上を占めています。
 イタリア政府は、重症の肺炎になった患者の治療で使用する人工呼吸器100台余りを、この3つの州に配備したほか、集中治療室のベッドの増設など医療態勢の強化を急いでいます。
 また、感染の拡大を防ぐために、全土で不要不急の外出を控えるよう求めているほか、12日からは薬局や食料品店など生活必需品を取り扱う店を除くすべての商店の営業を禁止しました。
 首都ローマは12日、店内の人数制限をしながら営業を行っているスーパーの前に市民が並びましたが、レストランやバーは閉鎖され、人通りはふだんに比べて少なくなっています。
 感染症の広がりに詳しいイタリアの専門家は、新型コロナウイルスについて、誰も免疫を持っていないことが、極めて早く感染が広がることにつながっていると指摘した上で、感染者の急増でイタリア国内の医療システムが非常事態に直面していると述べました。
 疫学が専門のイタリア北部・ピサ大学のロパルコ教授は12日、北部のロンバルディア州を中心に感染が広がる新型コロナウイルスについて、インフルエンザとの最大の違いは、感染の拡大の早さだと指摘しました。
 そして、「イタリアでも世界でも、誰もこのウイルスに対する免疫を持っていない。誰でも感染しやすいことが、極めて早く感染が広がることにつながっている」と述べました。
 その上で、患者の急増が現地の医療システムの大きな負担になっているとして「いまだ経験したことのない非常事態だ」と述べて、危機感をあらわにしました。
 またイタリア以外のヨーロッパでも感染が広がっていることについて、「フランスやドイツの感染者の増え方をみればロンバルディア州と同じ状況だということがわかる。もはや時間の問題だ」と述べ、封じ込めではなく、患者の急激な増加を抑えることに力を注いで、医療システムが対応できる状況を作ることが重要だと訴えています。

 2020年3月13日(金)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナウイルス、中国の新たな感染者8人 初めて1ケタに [健康ダイジェスト]

 中国の保健当局は13日、12日に国内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者が8人にとどまったと発表しました。1日当たりの新たな感染者の数が10人を下回ったのは、中国の保健当局が1月に全国の統計の発表を開始して以来、初めてです。
 中国の保健当局である国家衛生健康委員会によりますと、中国では新たに8人の感染が確認され、中国の感染者は合わせて8万813人となりました。
 新たな感染者のうち5人は、湖北省の武漢市で確認され、そのほかの3人は、いずれも海外からの入国者だとしています。
 また、新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、湖北省を中心に7人増え、中国での死者は合わせて3176人となりました。
 国家衛生健康委員会は、新たな感染者が減っていることを受けて、12日、中国の状況について「感染のピークは過ぎた」という認識を初めて示しており、今後は海外からの感染者の流入に対して警戒をいっそう強めるものとみられます。
 一方、中国は各国との協力を強化する姿勢をアピールしており、中国メディアによりますと、感染が広がるイタリアに12日、中国政府が派遣した医療専門家チーム9人が到着し医療物資なども届けたということです。
 中国からの医療専門家チームの派遣は、イラン、イラクに次いで3か国目だということです。

 2020年3月13日(金)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■愛知県の男性が「ウイルスうつす」と飲食店へ立ち寄り、従業員が二次感染 愛知県警が確認進める [健康ダイジェスト]

 愛知県蒲郡(がまごおり)市の57歳の男性が、新型コロナウイルスに感染し自宅待機を求められながら複数の飲食店を利用していたことが12日、明らかになりました。男性は「ウイルスをばらまく」などと家族に話した上で、市内の居酒屋とパブに立ち寄っており、パブの従業員1人の感染が同日、判明しました。
 飲食店は店内を消毒し、営業自粛に追い込まれており、事態を重く見た愛知県警は、威力業務妨害容疑などを視野に捜査を進めています。
 蒲郡市や関係者によると、男性は4日夕、検査でウイルス陽性が判明し、保健所が自宅待機を要請したのに外出。午後6時前後に、市内の居酒屋とパブの2店に立ち寄りました。パブでは従業員の女性と密着し、肩を組んで歌うなどしたといいます。
 その際、パブ店主は知人から「男性が『パチンコ店や飲食店でウイルスをばらまいてやる』といっている」と連絡を受け、男性が従業員に「自分は新型コロナウイルスに感染している」と認めたため、約30分で退店させ、保健所に連絡しました。男性は同居の両親から感染したとみられ、5日午後から県内の医療機関に入院しています。
 一方、パブ従業員で豊田市に住む30歳代のフィリピン人女性のウイルス陽性が12日に確認され、市によると、医療機関に入院予定。女性は、男性に接客した従業員の女性とは別人ですが、男性が訪れた4日の午後6時すぎから7時前までの間、店内に居合わせていました。
 当時店内には、従業員9人と客4人がいたということです。このうち、男性の接客に当たった女性やレジを担当した女性など3人は濃厚接触者として検査を受け、陰性と確認されたということです。
 パブ店主は、「言葉では表現できないが怒りしかない。迷惑で被害届を出す」と話しています。
 蒲郡市の鈴木寿明市長は、「県の指導によっての自宅待機の状況が守られてなかったのは、大変遺憾。市民に感染の危険があったことは遺憾」と話しています。

 2020年3月13日(金)

nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:健康