■新型コロナウイルス、兵庫県で新たに10人の感染確認 県内累計67人に

　兵庫県は14日夜、県内で新たに20歳代から80歳代の男女10人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表しました。
　このうち６人は、これまでに複数の感染者が出ている兵庫県伊丹市の介護老人保健施設「グリーンアルス伊丹」の職員の男女５人と利用者の女性１人だということです。
　また、死亡した「グリーンアルス伊丹」の利用者と、医療機関で同室だった濃厚接触者の男性１人も、感染が確認されたということです。
　男性１人はベトナムへの渡航歴があるほか、別の男性１人はフィリピンへの渡航歴があるということです。
　兵庫県は、濃厚接触者の把握と調査を進めるとしています。
　兵庫県内で感染が確認された人は、これで67人となりました。

　２０２０年３月１４日（土）

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■東京都で新たに10人の感染を確認し計87人に 新型コロナウイルス

　東京都は14日、合わせて10人が新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち４人はイギリスとフランス、それにスペインから帰国した後に感染が確認されたということで、都は、ヨーロッパで感染した可能性があるとみています。
　これで都内で感染が確認されたのは、87人になりました。
　東京都が新たに感染を確認したのは、40歳代の公務員の男性、60歳代の会社員の男性、30歳代の自営業の男性、40歳代の会社員の女性、70歳代の無職の男性、30歳代の会社員の男性、60歳代の自営業の男性、40歳代の会社員の男性、60歳代の会社員の男性、50歳代の会社員の男性の合わせて10人です。
　このうち、40歳代の公務員の男性は、東京都市ヶ谷にある防衛省の統合幕僚監部に勤務する幹部自衛官です。３日に出国し、出張先のフランスで国立の研究所が主催するセミナーに参加していましたが、参加者の中に新型コロナウイルスの感染者が確認され、セミナーが中止となったため、13日にフランス側が指定した航空機で帰国したということです。
　症状はありませんでしたが、帰国後、羽田空港から都内の自衛隊中央病院まで自衛隊の車両で向かい、ウイルス検査を受けた結果、感染が確認されました。
　また、60歳代の会社員の男性は、10日までのイギリス滞在中にすでに熱やせきの症状あり、帰国した後に検査を受けて、13日感染が確認されました。
　40歳代の会社員の女性は、フランスから６日に帰国した際に発熱などの症状があり、13日に感染が確認されました。
　60歳代の自営業の男性は、11日にスペインから帰国した後、せきなどの症状が出て13日に感染が確認されました。
　この４人について、都は、ヨーロッパで感染した可能性があるとみています。
　一方、70歳代の無職の男性は現在、入院しており、呼吸困難などの症状があり重症だということです。
　これで都内で感染が確認されたのは87人になり、このうち８人が重症となっています。

　２０２０年３月１４日（土）

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■新型コロナウイルスの死者5000人を超える 「ヨーロッパが震源地」とWＨＯ

　世界保健機関（ＷＨＯ）のテドロス事務局長は13日の記者会見で、感染が拡大する新型コロナウイルスについて「ヨーロッパが今や、パンデミック（世界的な大流行）の震源地となった」と述べました。イタリアを始めとしたヨーロッパで感染者が急増する状況を受けて、危機感を示した形。
　ＷＨＯの集計によると、ヨーロッパの感染者数は13日時点で、イタリアが１万5000人を超え、スペイン、フランス、ドイツでもそれぞれ数千人の感染者が確認されています。テドロス事務局長は会見で、ヨーロッパの最近の感染状況について「中国を除く世界のほかの地域よりも多くの感染者数と死者数が報告されている」と指摘しました。
　トランプアメリカ大統領は11日、イギリスを除くヨーロッパから外国人がアメリカへ入国することを13日から30日間禁止する渡航制限を実施すると発表し、事態は深刻さを増しています。
　また、テドロス事務局長は会見で、新型コロナウイルスによる死者数が世界全体で5000人を超えたとして「悲劇的な出来事だ」と話しました。ＷＨＯは新型コロナウイルスの流行がピークになる時期を言い当てるのは「不可能」との見解を示しており、今後も感染が広がる可能性は高いとみられています。
　ＷＨＯは感染者の治療などに役立てるために、新型コロナウイルスへの対応に使われる基金を創設したと発表し、個人や企業などから資金を募るとしています。マスクや手袋など医療関連用品を感染国に提供したり、診断キットや治療薬の開発などに役立てます。
　また、テドロス氏は、日本が今週、１億5500万ドル（約170億円）をＷＨＯのウイルス対策に拠出したと紹介。日本の新型コロナウイルスへの対応について「安倍（晋三）首相自らが先頭に立ち、政府一丸となった取り組みだ」と称賛しました。
　一方、新型コロナウイルスについて、中国の保健当局は13日、新たに11人の感染が確認され、中国の感染者の数は合わせて８万824人となったと発表しました。
　新たな感染者の数は12日よりも３人増えましたが、以前よりも大幅に少ない状況が続いています。
　また、新型コロナウイルスに感染して死亡した人は湖北省で13人増え、中国での死者は合わせて3189人となりました。

　２０２０年３月１４日（土）

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■新型コロナウイルス、国内感染者は計720人に 埼玉県、新潟県、長崎県、長野県で９人の感染確認

　日本各地の自治体や厚生労働省によりますと、14日、埼玉県と新潟県、長崎県、それに長野県で合わせて９人の感染が確認され、午後２時半の時点で、日本で感染した人などは720人となりました。
　このほか、クルーズ船の乗客・乗員が697人、チャーター機で帰国した人が14人で、合わせて1431人です。
　このうち死亡したのは、国内で感染した人が21人、クルーズ船の乗船者７人の合わせて28人です。
　日本で感染した人や中国からの旅行者など717人のうち、北海道は137人、愛知県は114人、大阪府は92人、東京都は77人、兵庫県は56人、神奈川県は50人、千葉県は29人、埼玉県は27人、京都府は17人、新潟県は16人、和歌山県は14人、高知県は12人、奈良県は８人、石川県は７人、三重県は７人、熊本県は６人、長野県は４人、群馬県は３人、静岡県は３人、山口県は３人、福岡県は３人、沖縄県は３人、秋田県は２人、栃木県は２人、山梨県は２人、岐阜県は２人、愛媛県は２人、宮城県は１人、福島県は１人、滋賀県は１人、広島県は１人、徳島県は１人、長崎県は１人、大分県は１人、佐賀県は１人、宮崎県は１人、厚生労働省の職員や検疫官、それに空港の検疫で感染が確認された人などが合わせて13人です。
　また厚労省によりますと、重症者は13日の時点で、国内で感染した人などが32人、クルーズ船の乗船者が14人の合わせて46人となっています。
　一方、国内で感染が確認された人のうち、13日までに症状が改善して退院した人などは、クルーズ船の乗客・乗員を含めて合わせて525人となっています。

　２０２０年３月１４日（土）

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