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■北海道で189人が新型コロナウイルスに感染、東京都の180人上回る 病院の集団感染さらに拡大 [健康ダイジェスト]

 北海道と札幌、旭川の各市は16日、道内で新たに189人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、患者2人が死亡したと発表しました。北海道は新たに59人、札幌市は新たに124人、旭川市は新たに6人の感染確認を発表し、札幌市は8日連続で100人を超えました。
 各地で病院や介護施設のクラスター(感染者集団)が拡大したほか、千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地で3回目のクラスターが発生するなど集団感染が相次ぎました。
 道の担当者は、「最近は要介護度の重い患者が増えている。病床が空いていたとしても医療機関への負担は大きく、軽減しないと長期間続けるのは厳しい」と危機感を示しています。
 道内の死者は計129人、感染者は延べ5683人(実人数5660人)となりました。午後6時半時点の患者数は1916人で、このうち18人が重症。
 道内で問題となっているのが医療機関での感染拡大で、看護師らスタッフが感染したり濃厚接触者となって自宅待機を余儀なくされるなどして、人的な面で厳しい状況となっています。
 札幌市の秋元克広市長は16日、北海道の鈴木直道知事と緊急会談。終了後、報道陣に「受け入れ病院側でスタッフが不足し、今まで重点的に受け入れていた病院で新規患者が受け入れられない状況になった。医療体制は厳しい状況にある」と話しました。
 16日は、札幌市の「地域医療機能推進機構北海道病院」の新型コロナウイルス感染患者を受け入れていた病棟で、新たに20~50歳代の医師1人と看護師4人の計5人のクラスターが発生。5人はいずれも軽症か無症状で、入院患者に濃厚接触者はおらず、市は「感染が広がる可能性は低い」との見方を示しています。クラスターの発生を受け、同病院は新たなコロナ患者受け入れを当面の間停止します。
 クラスターが発生している旭川市の吉田病院では看護師を含む5人が新たに感染し、感染者は市外の1人を含め計61人を数えました。旭川市は16日、軽症者を受け入れる宿泊療養施設を同市内に設置するよう道に要請しました。
 病院のクラスターでは、岩見沢市の北海道中央労災病院で2人増えて計24人になり、滝川市の滝川中央病院でも3人増えて計17人に拡大しました。
 介護施設でクラスターが相次ぎ、介護の必要な高齢者の入院が増えていることも、医療機関の負担を大きくしている要因の1つです。
 16日も、釧路市のデイサービスセンター(通所介護)で新たにクラスターが発生。道によると、感染者は利用者4人と職員1人の70~90歳代計5人で、重症者もいるといいます。
 札幌市でも16日、特別養護老人ホーム「ドリームハウス」のクラスターが新たに4人増えて計92人となり、同市で最大のクラスターとなった介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」の92人と並びました。
 道などによると、16日に道内で新たに発生したクラスターは、江別市の北海道消防学校、陸上自衛隊東千歳駐屯地、デイサービスセンター、北海道病院、札幌市の繁華街すすきの地区の接待飲食店の計5カ所。
 このうち東千歳駐屯地の感染者は10~20歳代の隊員16人で、同駐屯地でクラスターが発生するのは3回目。今回は、10月1日から教育訓練のために道内各地の隊員が集まっていました。

 2020年11月16日(月)

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■iPS細胞由来の目の細胞、患者50人に移植へ 神戸アイセンター病院 [健康ダイジェスト]

 神戸市立神戸アイセンター病院は13日、目の病気の患者50人に対して、さまざまな細胞になるiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜の細胞を移植する臨床研究の計画を発表しました。2017年に、患者5人に同様の手術をして安全性を確かめており、対象の病気を広げて有効性を確認します。
 12日に大阪大学の有識者委員会が計画を承認しており、近く厚生労働省の審査機関に実施を申請します。対象は、「網膜色素上皮不全症」の患者。網膜色素上皮は網膜に栄養を与える役割があり、異常が起きると出血が起きたり、目が感じた光を電気信号に変えて脳に送る視細胞が死滅したりして、視力低下などが起きます。2017年の研究で対象にしていた失明の恐れがある目の病気「加齢黄斑変性」や「網膜色素変性症」など多様な病気の原因となり、全体を網膜色素上皮不全症と呼びます。
 これまでの研究で細胞の異常増殖やがん化などがなく、安全性が確認できたとして、対象を広げます。
 臨床研究では、他人の細胞由来のiPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞を含む液を、患者の目に注射して移植。移植後1年間観察し、細胞が視細胞の近くに定着するかや、網膜の機能が保たれるかどうかといった有効性、安全性を確認します。
 iPS細胞を使った治療では、目の治療が先行しています。2014年に理化学研究所の研究チームが加齢黄斑変性の患者1人にシート状にした網膜色素上皮細胞を移植しました。人への移植は世界初で、この時は患者本人の細胞をiPS細胞にしました。2019年には大阪大の研究チームが「角膜上皮幹細胞疲弊症」の患者に角膜上皮細胞を、今年10月には神戸アイセンター病院が網膜色素変性症の患者に視細胞をそれぞれ移植しました。

 2020年11月16日(月)

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■新型コロナウイルス、世界の感染者5437万人 死者131万人 ギリシャ、小・中学校と幼稚園を閉鎖 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の16日午後3時の時点で、世界全体で5437万186人となりました。また、亡くなった人は、131万7139人に上っています。
 感染者が最も多いのはアメリカで1103万6935人、次いでインドが884万5127人、ブラジルが586万3093人、フランスが191万5713人、ロシアが191万149人です。
 亡くなった人が最も多いのもアメリカで24万6214人、次いでブラジルが16万5798人、インドが13万70人、メキシコが9万8542人、イギリスが5万2026人となっています。
 ギリシャ政府は14日、新型コロナウイルスによる死者が1000人を超えたことを受け、小学校と幼稚園・保育園を11月末まで閉鎖すると発表しました。すでに中学校は9日から閉鎖されており、すべての授業が遠隔で行われています。
 ギリシャでは7日から、全土で午後9時から午前5時まで、夜間外出禁止令が敷かれています。
 保健当局は、新規感染者が2835人確認されたと報告。感染者数は累計で7万2510人に上り、新たに亡くなった38人を合わせて、死者数の累計は1035人となりました。
 人口が約1100万人のギリシャでは10月後半以降、1日当たりの死者数がそれ以前と比べ4倍近くにまで上昇。1日当たりの新規感染者の数も2倍の3000人前後に上っています。
 保健当局は14日、全国にある新型コロナウイルス患者用の集中治療室(ICU)の病床533床のうち、366床がすでに埋まっていると報告。感染拡大が最も深刻なのは、北部に位置する同国第2の都市テッサロニキです。
 ヨーロッパは9月から感染拡大の第2波に見舞われているものの、大半の国は最初にロックダウン(都市封鎖)を実施した3月や4月とは異なり、学校の閉鎖には至っていません。

 2020年11月16日(月)

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■北海道で15日、209人が新型コロナウイルスに感染 札幌市民に不要不急の外出自粛要請へ [健康ダイジェスト]

 北海道と札幌、旭川、函館、小樽の各市は15日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者3人が死亡し、新たに209人の感染が確認されたと発表しました。病院や介護施設のクラスター(感染者集団)の拡大に歯止めがかからなくなっています。
 道の担当者は、「接待飲食店や酒類提供店に限らず感染する機会が増えれば、職員が気を付けていてもウイルスを持ち込んでしまう恐れがある。体力の弱い患者のいる病院などでは感染が広がりやすい」と懸念を示しています。
 道内の死者は計127人、感染者は延べ5494人(実人数5471人)となりました。午後6時時点の患者数は1842人で、うち18人が重症となっています。
 道内では15日、新たに釧路市立釧路総合病院でクラスターが発生。道によると、感染者は医療従事者を含む職員2人と入院患者4人の30~80歳代計6人で、酸素吸入が必要な患者もいるといいます。
 感染者は特定の病棟で確認されており、道は「院内感染の可能性がある」との見方を示しています。同病院は釧路地方の中心的な病院で、感染が広がれば医療提供体制に影響が出る恐れもあります。
 このほか病院のクラスターは、旭川市の吉田病院が10人増えて計55人に。岩見沢市の北海道中央労災病院は2人増えて計22人、滝川市の滝川中央病院は1人増えて計14人となりました。
 札幌市では15日、有料老人ホームで新たにクラスターが発生。感染者は70~90歳代の入居者6人と40~60歳代の職員4人の計10人で、市は入居者全員を病院に搬送しました。
 特別養護老人ホーム「ドリームハウス」のクラスターは16人増え、60~100歳代の入居者76人と30~50歳代の職員12人の計88人に上り、感染が拡大しています。
 函館市や室蘭市でも、小規模なクラスターが発生。また、道内離島で初のクラスターが発生している利尻島の利尻富士町で新たに1人の感染が確認され、利尻町も含めた利尻島の感染者は計24人となりました。
 道の担当者は、「感染者の中にはクラスターが発生した飲食店に行っていない人もいる。人間関係が濃密で、いろいろな形で人と人とが会っている」と指摘しています。
 15日の新たな感染者は、札幌市148人、旭川市11人、函館市5人、小樽市1人、石狩地方12人、胆振(いぶり)地方10人、空知地方6人、上川地方4人、十勝地方3人、渡島地方2人、釧路地方2人、後志(しりべし)地方1人、日高地方1人、檜山地方1人、留萌地方1人、宗谷地方1人の計209人。
 16日午前、北海道の鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長が会談後に記者団の取材に応じ、札幌市と道内他都市間の往来自粛と、札幌市民への不要不急の外出自粛を呼び掛けることで合意したことを明らかにしました。
 北海道では15日まで4日連続で新型コロナウイルス感染者が200人を超え、感染拡大に歯止めがかかっていません。札幌市の感染者も7日連続で100人を上回っており、クラスターの発生が相次いでいます。
 17日に北海道が開くコロナ対策の本部会議で、正式に決めます。札幌市に限って道独自の警戒ステージを「4」相当に引き上げ、農林水産省に対しては、外食需要喚起策「Go Toイート」の対象からの除外を要請する構え。
 鈴木知事は、5人以上や2時間を超える会食が新型コロナウイルス感染につながりやすいと指摘する一方で、政府の観光支援策「Go Toトラベル」については「利用した旅行で感染が広がっているとは確認できない」として、北海道の対象除外を求めない考えを示しました。

 2020年11月16日(月)

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