■高熱などの症状を引き起こすデング熱、中南米で感染が急拡大 [健康ダイジェスト]
蚊が媒介し、高熱などの症状を引き起こすデング熱の感染が急速に広がっている中南米では、今年に入ってからの感染者がすでに350万人に上っており、現地の保健機関は、今年の感染者の数はこれまでで最も多くなるという見方を示しました。
デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こし、症状が重くなると死亡することもあります。
世界保健機関(WHO)で南北アメリカを管轄するパンアメリカン保健機関は28日、記者会見し、今年に入ってからのデング熱の感染者は中南米で350万人、死者は1000人を超えたと発表しました。
感染者の数は昨年の同じ時期に比べて3倍に増えており、感染者の9割は南米のブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3カ国に集中しています。
一方、カリブ海にあるアメリカの自治領プエルトリコが3月25日に公衆衛生上の非常事態を宣言するなど、この時期には通常、感染がみられない中米やカリブ海の国や地域でも感染が広がっているということです。
パンアメリカン保健機関は今年1年間の感染者数は450万人が感染した昨年を上回って、これまでで最も多くなるとの見方を示しており、感染が広がっている地域での対策の徹底を呼び掛けています。
2024年3月30日(土)
デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こし、症状が重くなると死亡することもあります。
世界保健機関(WHO)で南北アメリカを管轄するパンアメリカン保健機関は28日、記者会見し、今年に入ってからのデング熱の感染者は中南米で350万人、死者は1000人を超えたと発表しました。
感染者の数は昨年の同じ時期に比べて3倍に増えており、感染者の9割は南米のブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3カ国に集中しています。
一方、カリブ海にあるアメリカの自治領プエルトリコが3月25日に公衆衛生上の非常事態を宣言するなど、この時期には通常、感染がみられない中米やカリブ海の国や地域でも感染が広がっているということです。
パンアメリカン保健機関は今年1年間の感染者数は450万人が感染した昨年を上回って、これまでで最も多くなるとの見方を示しており、感染が広がっている地域での対策の徹底を呼び掛けています。
2024年3月30日(土)
■小林製薬「紅麹」健康被害、滋賀県も4件確認 50歳代女性が一時入院 [健康ダイジェスト]
小林製薬(大阪市)の「 紅麹(べにこうじ)」成分を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、滋賀県は29日、大津市を除く県内の男女4人の健康被害を確認したと発表しました。 倦怠(けんたい)感など関連が疑われる症状があり、うち1人は腎機能の低下などで一時入院したといいます。
入院したのは50歳代の女性で、昨年4月から今年1月に「紅麹コレステヘルプ」を摂取。吐き気や尿の泡立ちなどの症状で医療機関を受診し、腎機能の低下により1月下旬から2月中旬に入院しました。現在も通院しています。
ほか3人のうち、40歳代の男性は医療機関は受診していないものの、手の指の痛みなどの症状を訴え、30歳代の男性は自覚症状はないものの、尿に潜血の疑いがあります。この2人も紅麹コレステヘルプを摂取していました。
ほかに、同社のサプリを摂取したという1人がむくみなどを訴えており、県が詳細を確認しています。
県によると、同社から被害状況の報告を受けた大阪市から県内の2人についての調査依頼がありました。ほかの2人については28、29両日に、県の保健所に直接相談がありました。
滋賀県生活衛生課食の安全推進室は、「紅麹関連商品は摂取せず、万が一、摂取後体調が悪くなった場合は医療機関を受診し、保健所にも届けてほしい」と県民に呼び掛けています。
2024年3月30日(土)
入院したのは50歳代の女性で、昨年4月から今年1月に「紅麹コレステヘルプ」を摂取。吐き気や尿の泡立ちなどの症状で医療機関を受診し、腎機能の低下により1月下旬から2月中旬に入院しました。現在も通院しています。
ほか3人のうち、40歳代の男性は医療機関は受診していないものの、手の指の痛みなどの症状を訴え、30歳代の男性は自覚症状はないものの、尿に潜血の疑いがあります。この2人も紅麹コレステヘルプを摂取していました。
ほかに、同社のサプリを摂取したという1人がむくみなどを訴えており、県が詳細を確認しています。
県によると、同社から被害状況の報告を受けた大阪市から県内の2人についての調査依頼がありました。ほかの2人については28、29両日に、県の保健所に直接相談がありました。
滋賀県生活衛生課食の安全推進室は、「紅麹関連商品は摂取せず、万が一、摂取後体調が悪くなった場合は医療機関を受診し、保健所にも届けてほしい」と県民に呼び掛けています。
2024年3月30日(土)
■小林製薬の紅麹サプリ、死者5人は70~90歳代の男女 [健康ダイジェスト]
小林製薬(大阪市)の「紅麹(べにこうじ)」成分入りの機能性表示食品サプリメントを巡り摂取者の健康被害が相次いでいる問題で、同社は29日の記者会見で、サプリ摂取との関連が疑われる死者5人について、70~90歳代の男女と明らかにしました。
紅麹入りサプリを巡り同社は3月22日、6人が入院したと初めて公表。その後、サプリとの因果関係は明確になっていないものの、摂取者が腎疾患などにより死亡する例が次々と報告されました。現在5人の死亡が確認されており、うち1人は茨城県の在住者です。
2024年3月29日(金)
紅麹入りサプリを巡り同社は3月22日、6人が入院したと初めて公表。その後、サプリとの因果関係は明確になっていないものの、摂取者が腎疾患などにより死亡する例が次々と報告されました。現在5人の死亡が確認されており、うち1人は茨城県の在住者です。
2024年3月29日(金)
■台湾でも「紅麹」被害か、70歳女性がサプリ摂取後に腎不全の報道 [健康ダイジェスト]
台湾でも小林製薬の紅麹(べにこうじ)原料を使ったサプリメントを摂取して腎臓の病気を発症した女性がいると報じられるなど、この問題に高い関心が寄せられています。
台湾の複数のメディアが28日に伝えたところによりますと、病気を発症したとされるのは南部の高雄市に住む70歳の女性です。
この女性はコレステロールの問題を抱え、台湾の健康食品メーカー「大医生技」が小林製薬の紅麹原料を使って製造したサプリメントを3、4年前から摂取していましたが、昨年3月に下痢や腹痛などの症状が現れ、昨年3月から下痢や腹痛、食欲不振などの症状が出たため受診したところ、急性腎不全と診断されたといいます。現在も透析治療を続けているといいます。
大医生技は家族から事案の報告を受け、対応に当たっていると説明。製品はすでに自主回収していると強調しました。
現地の衛生当局は、このサプリメントが病気につながったかどうかはまだわかっていないとする一方、調査に協力する方針を示しています。
衛生当局によりますと、域内にも小林製薬の紅麹原料が輸入された記録が見付かったということで、現地の30を超える業者がこれらを使った製品の自主回収などの対応に追われています。
2024年3月29日(金)
台湾の複数のメディアが28日に伝えたところによりますと、病気を発症したとされるのは南部の高雄市に住む70歳の女性です。
この女性はコレステロールの問題を抱え、台湾の健康食品メーカー「大医生技」が小林製薬の紅麹原料を使って製造したサプリメントを3、4年前から摂取していましたが、昨年3月に下痢や腹痛などの症状が現れ、昨年3月から下痢や腹痛、食欲不振などの症状が出たため受診したところ、急性腎不全と診断されたといいます。現在も透析治療を続けているといいます。
大医生技は家族から事案の報告を受け、対応に当たっていると説明。製品はすでに自主回収していると強調しました。
現地の衛生当局は、このサプリメントが病気につながったかどうかはまだわかっていないとする一方、調査に協力する方針を示しています。
衛生当局によりますと、域内にも小林製薬の紅麹原料が輸入された記録が見付かったということで、現地の30を超える業者がこれらを使った製品の自主回収などの対応に追われています。
2024年3月29日(金)