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■新型コロナウイルス、東京都で116人の感染を確認 全国で449人感染5人死亡 [健康ダイジェスト]

 国内では6日午後6時半の時点で、東京都で116人、神奈川県で79人、大阪府で67人、福岡県で35人、愛知県で27人、千葉県で23人、埼玉県で21人など、全国で合わせて449人の新型コロナウイルス感染者の発表がありました。また、愛知県、福岡県、千葉県、三重県、徳島県で、それぞれ1人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め7万2037人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて7万2749人となりました。亡くなった人は、国内で感染した人が1366人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1379人です。
 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて116人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日の感染の確認が200人を下回るのは3日連続で、100人以上となるのは13日連続です。
 年代別では、10歳未満が3人、10歳代が11人、20歳代が19人、30歳代が23人、40歳代が21人、50歳代が15人、60歳代が13人、70歳代が4人、80歳代が6人、90歳代が1人です。
 116人のうち、およそ53%に当たる61人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ47%の55人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、家庭内の感染が最も多く20人、次いで施設内が15人、職場内が8人、会食での感染が3人などとなっています。
 このうち施設内の感染では、青梅市の病院で、看護師1人と入院患者4人の合わせて5人の感染が確認されたケースがあるということです。
 一方、感染が確認された116人の中には、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者は含まれておらず、感染の確認がなかったのは6月以来だということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万1772人になりました。
 都の基準で集計した6日時点の重症の患者は、5日と同じ27人でした。また、都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
 都内で6日までに感染が確認された2万1772人のうち、入院中の人は5日より16人増えて1313人となっています。
 自宅で療養している人は、5日より18人増えて455人です。都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、5日より1人増えて221人です。
 医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、5日より11人減って447人です。
 一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、1万8967人となっています。

 2020年9月6日(日)

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■新型コロナウイルス再感染、ベルギーなど各国で報告相次ぐ ワクチンの免疫効果に懸念も [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症から回復した患者がしばらくして再び感染したとの報告が、各国で相次いでいます。一般に最初の感染で免疫がつくと、抗体などが次の感染を防ぐとされます。新型コロナウイルスは抗体ができにくいか、回復後に抗体が減少するとの指摘もあります。ワクチンの効果にも影響することから、研究者らはどんな人が感染を繰り返すのか原因究明を急いでいます。
 ベルギーとオランダで8月25日、新型コロナウイルスの再感染例が次々と報告されました。香港でも8月24日、新型コロナウイルス感染症から回復した男性が4カ月半後に再感染した事例が報告されていました。
 香港の例は、33歳の男性が3月に新型コロナウイルスに感染し、14日間の入院後、4月に退院。その後、症状はみられず、8月6日から15日にイギリスとスペインを旅行し、帰国した際の香港国際空港での唾液検査をへて、新型コロナウイルス検査で再び陽性と判定されたといいます。男性に目立った症状はなく、21日に治療施設から退院しました。
 香港大学の科学者らによると、1回目と2回目に感染した新型コロナウイルスは、遺伝子の配列から「明らかに異なる」ものだといいます。
 ベルギーの例は、女性が3月第2週に感染し6月に再感染しました。症状が比較的軽く、1回目の感染後に十分な抗体ができずに再感染した可能性があるといいます。オランダの再感染者は高齢で、もともと免疫システムが低下していたため、再感染が起きること自体は予想されていたといいます。
 これまでにも回復後にPCR検査で再び陽性になる例はあったものの、体内のウイルスの残がいを検出していたとされます。今回はウイルスの遺伝情報から、回復後に再感染したことが明らかになりました。
 新型コロナウイルスでは、感染後に抗体があまりできなかったり、持続しなかったりする場合があるとみられます。
 中国の重慶医科大学などが、感染して急性期にある複数の人を調べると、2割弱が抗体検査で陰性になりました。退院から8週間後に再び調べると、9割以上の人で抗体が減っていました。
 横浜市の、けいゆう病院の菅谷憲夫医師は、「再感染は抗体が持続しないことが主な原因と考えられる」と話しています。
 国立感染症研究所の松山州徳室長は、「無症状の再感染は風邪など他の呼吸器感染症でもある」とみています。気道などには抗体ができにくいためで、多くは体内の免疫が働くなどして発症せず、気付かないといいます。
 免疫の強さは、ウイルスと闘うワクチン戦略にも影響します。専門家からは、「重症化を防ぐ効果が期待できるが、半年くらいしか効果がないかもしれない」との指摘も出ています。ベルギーのウイルス学者は、「ワクチンを毎年、もしくは2〜3年ごとに接種する必要が出てくる可能性がある。10年程度の効果は見込めなさそうだ」との見方を示しています。
 気掛かりなのは、エクアドルの再感染例。海外の報道によれば、再感染後のほうが症状が重く、本来は感染を防ぐ抗体が症状を悪化させた可能性があります。まれな例なのかどうか不明ながら、ワクチン接種で同様の現象が起きないか専門家は注視しています。
 ウイルスのタンパク質の形が変わると、それまでの免疫では対応できず再感染して発症しやすくなります。ただ菅谷医師によると、普通は短期間で大きな変化は起こらないので可能性は低いといいます。
 再感染のリスクを調べるため、国内でも横浜市立大学などが元患者の抗体の量を調べる研究に乗り出し、2日から検体の採取を始めました。新型コロナウイルスのなぞは数多く、解明にはなお時間がかかります。

 2020年9月6日(日)

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■インドの新型コロナウイルス感染者、累計400万人超え 世界で3カ国目 [健康ダイジェスト]

 世界各国当局の発表に基づき日本時間5日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は87万5703人に増加しました。
 中国で昨年12月末に新型コロナウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも2667万1700人の感染が確認され、少なくとも1749万6300人が回復しました。
 4日には、世界全体で新たに5693人の死亡と30万5583人の新規感染が発表されました。死者の増加幅が最も大きいのはインドの1089人、次いでアメリカの998人、ブラジルの888人となっています。
 最も被害が大きいアメリカでは、これまでに18万7777人が死亡、620万2053人が感染し、少なくとも228万3454人が回復しました。
 次いで被害が大きいブラジルでは、死者数は12万5502人、感染者数は409万1801人。以降はインド(死者6万9561人、感染者402万3179人)、メキシコ(死者6万6851人、感染者62万3090人)、イギリス(死者4万1537人、感染者34万2351人)となっています。
 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの90人、次いでベルギー85人、スペイン63人、英国61人、チリ60人となっています。
 香港とマカオを除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万5112人、回復者数は8万284人。
 地域別の死者数は、中南米・カリブ海諸国が28万7711人(感染770万4484人)、ヨーロッパが21万7802人(感染414万3485人)、アメリカ・カナダが19万6957人(感染633万2878人)、アジアが10万3913人(感染561万9770人)、中東が3万7660人(感染155万5795人)、アフリカが3万865人(感染128万5491人)、オセアニアが795人(感染2万9799人)。
 インドの保健家族福祉省は5日、同国の新型コロナウイルスへの感染者が累計402万3179人になったと発表しました。感染者が400万人を超えたのはアメリカ、ブラジルに次いで3カ国目になります。同日の新規感染者は約8万6000人で、足元の伸びは世界最大となっています。
 インドでは感染拡大ペースが加速しており、感染者が最初に100万人を超えるまでには半年ほどかかった一方、300万人から400万人へは13日で急増しました。5日時点の死者数は、6万9561人に上ります。
 感染拡大の背景には、地方都市での増加があります。首都ニューデリーの感染者は累計約18万人で伸びが鈍化したものの、南東部アーンドラプラデーシュ州が約47万人、南部タミルナド州が約45万人、南部カルナタカ州が約37万人に増えました。都市よりも地方の新規感染が深刻です。
 インドは3月下旬から新型コロナウイルス対策として全土封鎖を始めたものの、6月になると感染拡大に歯止めが掛からないにもかかわらず、経済活動を再開。人の移動に加え、飲食店の営業再開や工場の再稼働などによって感染が拡大しています。地方は都市よりも医療体制が弱いため、足元の感染が勢いづく一因になりました。インドの感染者は、4日時点で世界2位の409万人のブラジルを近く追い越す公算が大きくなっています。
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、インドの実質成長率は4~6月期にマイナス23・9%と過去最悪に落ち込みました。世界の主要国の中でもマイナス幅が大きく、インド経済は感染が落ち着く時期がみえず、停滞が長引くとの見方が増えています。

 2020年9月6日(日)

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■用語 メルカーソン・ローゼンタール症候群 [用語(ま行)]

[キスマーク]口唇のはれ上がり、溝状舌、顔面神経まひの3つを特徴とする疾患
 メルカーソン・ローゼンタール症候群とは、口唇が大きくはれ上がる肉芽腫(にくげしゅ)性口唇炎、舌の表面に多数の溝(みぞ)ができる溝状舌(こうじょうぜつ)、顔面神経まひという3つの症状が特徴の疾患。
 1928年にスウェーデンの神経科医のE・メルカーソンが口唇のはれ上がりと再発性顔面神経まひのある疾患を報告し、その後、C・ローゼンタールが遺伝的素因と溝状舌を加えました。これらを含めたのが、メルカーソン・ローゼンタール症候群です。
 3つの症状が特徴ですが、発症時に3つの症状がすべて現れることはまれです。口唇のはれ上がりには、痛みを伴いませんが、顔面神経まひの影響で表情が変化します。口唇のはれ上がりのほか、頬(ほお)、眼瞼(がんけん)、前額にも、はれ上がりや紅潮の病変が生じることがあります。顔面神経まひは再発性で、片側だけに起こることも多く、末梢(まっしょう)型です。
 病変の強さはさまざまで、症状は慢性的に経過します。口唇のはれ上がりは数日で元通りになりますが、何回も再発を繰り返すうちに、徐々に弾性のある硬いはれ上がりとなっていきます。
 メルカーソン・ローゼンタール症候群が引き起こされる原因としては、主に口腔(こうくう)内に存在する虫歯が悪化することが挙げられています。虫歯が悪化し口腔内の神経に影響を及ぼすことで、発症するケースが多くなっています。歯科治療のための歯冠や矯正具の金属にアレルギーを起こして、発症するケースもあります。
 また、鼻や副鼻腔の疾患が悪化することでも発症するリスクが存在しており、歯周炎や鼻炎、扁桃(へんとう)炎など口や鼻の疾患によっても症状が引き起こされています。
[キスマーク]メルカーソン・ローゼンタール症候群の検査と診断と治療
 歯科口腔外科、口腔内科などの医師による診断では、膨張した口唇から組織の一部を採取し顕微鏡で調べる生検を行います。
 そのほか、慢性の病巣感染の有無についての検査や、歯科金属貼付(ちょうふ)試験なども行います。また、血液検査などによって、ビタミン欠乏などの状態も調べます。
 歯科口腔外科、口腔内科などの医師による治療では、虫歯や歯周炎、鼻炎、扁桃炎などが原因である場合は、その治療を行います。
 顔面神経まひによって顔のはれ上がりが再三にわたって起こる場合は、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド)の内服、ないし局所注射を行います。
 歯科金属貼付試験で陽性を示した場合は、歯科治療のための金属を速やかに除去します。対症療法的に抗ヒスタミン薬の内服を行うこともあります。
 舌の表面に多数の溝ができる溝状舌を生じている場合には、清潔にするために舌ブラシなどを使い舌苔(ぜったい)を取り除きます。舌苔を取り除いてもすぐに復活してしまう場合には、洗浄液を用いて口腔内にいる細菌を除去し、舌苔だけでなく雑菌も除去しておきます。
 舌ブラシで舌苔を除去する時は軽くこすることが大切で、舌の表面に負担をかけないようにします。

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