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■世界最高齢の田中カ子さん、117歳261日に 国内の歴代最高齢記録を更新 [健康ダイジェスト]

 世界最高齢に認定されている福岡市の田中カ子(かね)さんが19日、117歳261日を迎え、現在確認できる国内での歴代最高齢の記録を更新しました。厚生労働省によると、これまでの歴代最高齢者は、2018年4月に117歳260日で亡くなった鹿児島県喜界町の田島ナビさんでした。
 田中さんは1903(明治36)年1月2日、福岡県旧和白村(現・福岡市東区)で9人きょうだいの7人目として誕生。現在は福岡市内の老人ホームで生活し、昨年3月、ギネスワールドレコーズから男女を通じ「存命中の世界最高齢」に認定されました。
 老人ホームによると、田中さんは19日朝、いつも通り元気な様子でおかゆを食べました。午前10時ごろには、福岡県の小川洋知事からの祝い状と、福岡県の伝統工芸である久留米かすりのひざ掛けの記念品が、老人ホーム職員を通じて贈られました。
 田中さんはひざ掛けを広げて好物の炭酸飲料を飲み、カメラに向かってピースサインやバンザイをしたり炭坑節を踊ったりして、元気な様子を見せていました。
 田中さんは高齢のため耳が遠くなっている以外、体調は良好。老人ホームでは、オセロ風ゲーム(リバーシ)を楽しむなどして過ごしています。「おいしいものを食べ、計算などの勉強をすることが長寿の秘訣」といいます。今の目標は120歳。
 歴代最高齢記録に並んだ18日は、孫の英治さん(60歳)から贈られた、自身の顔写真や「日本歴代1位」の文字などがプリントされたTシャツを着て、好物のコーラを飲んだり、手を上げて万歳をしたりして喜びました。
 英治さんは取材に対して、「新型コロナウイルス禍の中でも祖母は元気で、毎日楽しそう。親族一同、新記録は誇らしいと喜んでいる」と話しました。
 高島宗一郎・福岡市長は「最長寿に心からお祝いを申し上げる。明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を経験したカ子さんに敬意を表する」とコメントしました。

 2020年9月20日(日)

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■エイズ検査、コロナで前年の4分の1に激減 2019年のエイズウイルス感染は微減 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省のエイズ動向委員会は15日、今年4~6月のエイズウイルス(HIV)検査件数が、前年同期の約4分の1に当たる9584件だったと発表しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各地の保健所の一部が検査を中止したほか、受診控えが増えたためとみられます。
 相談の件数も、前年同期の約3分の1に当たる1万1689件にとどまりました。
 地域別でみても、4~6月の保健所でのエイズウイルス検査件数は千葉県で前年同期の約4%、京都府で同6%、宮城県、奈良県で同7%にまで落ち込みました。6月以降、検査を再開した保健所もあるものの、再開が決まっていない保健所もあります。
 保健所などでのエイズウイルス検査件数は、2019年は前年比1万1501件増の14万2260件、相談件数は同1865件増の12万9695件でした。3カ月間ごとに見た場合、検査・相談件数はおおむね3万〜4万件で推移していますが、今年4〜6月では、検査は9584件、相談は1万1689件でした。 
 エイズ動向委員会の白阪琢磨委員長は、「感染が疑われる人は積極的に検査を受けてほしい」と話しています。
 2919年のエイズウイルス新規感染者数の確定値も公表され、前年より81人減の計1236人と、3年連続で減少しました。内訳は、エイズを発症していた患者が前年比44人減の333人、未発症の感染者が前年比37人減の903人でした。
 日本国籍が1060人、外国籍が176人でした。感染経路は、同性間の性的接触が最多の831人で、異性間の性的接触の192人が続きました。世代別では、20歳代と30歳代がそれぞれ3割程度を占めました。

 2020年9月20日(日)

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■新型コロナウイルスの感染を防ぐ人工抗体の迅速な作製に成功 名古屋大学 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染すると体内にできる「抗体」と同様のタンパク質を、迅速に人工的に作ることに名古屋大学などの研究チームが成功し、ウイルスの細胞への感染を抑えることも確認できたと発表しました。研究チームは、新しい治療薬の開発などに応用できる可能性があるとしています。
 抗体を人工的に作ることに成功したのは、名古屋大学の村上裕教授と名古屋医療センターの研究チームです。
 新型コロナウイルスに感染すると、体内に抗体と呼ばれるタンパク質が作られ、その後、ウイルスが細胞に入り込むのを防ぐとされています。
 これまで、抗体を人工的に作るには少なくとも数週間かかっていましたが、研究チームは10兆種類の人工抗体の候補の中から特定のウイルスに結び付くものを速やかに選び出すTRAP提示法(高速進化分子創製法)という新しい技術を開発し、新型コロナウイルスに対する抗体を4日間で作ることに成功したということです。
 また、人工的に作った抗体は新型コロナウイルスだけに非常に強く結合する特徴があり、ウイルスの細胞への感染を抑えることが確認できたということです。
 研究チームでは、この抗体を感染の有無を調べる検査や新しい治療薬の開発に応用できる可能性があるとしています。
 研究成果は、アメリカの科学雑誌「サイエンス・アドバンシズ」の電子版に19日、掲載されました。

 2020年9月20日(日)

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