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■オミクロン型、一次感染から二次感染まで2日前後 短さが急拡大の要因に [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのオミクロン型変異ウイルスの急拡大の背景として、感染が連鎖するサイクルが速くなった可能性が出てきました。イギリスでの分析では、感染者から他の人にうつるまでの「世代時間」が短くなり2日前後になったといいます。感染対策の効果が表れるまでの期間も短くなり、接触機会を減らす対策が効きやすい半面、感染者や接触者の追跡・隔離といった追い掛ける形の対策は効果が出にくい恐れがあります。
 世代時間とは、感染した人から他の人にうつる、一次感染から二次感染までの時間のことです。世代時間が短いと感染が連鎖するサイクルが速まり、急速に流行が広がります。オミクロン型は感染から発症までの「潜伏期間」が約3日で、デルタ型の約5日より短くなっています。新型コロナウイルスは発症の前から他人にうつるため、感染対策の上では世代時間が注目されます。
 イギリスのデータを分析した複数の査読前の研究で、オミクロン型の世代時間が短い可能性が出てきました。「デルタ型は平均4・6日、オミクロン型は2・1日」「デルタは平均2・5〜4日、オミクロン型は1・5〜3・2日」と推定値は少し異なるものの、いずれの分析でもデルタ型より短くなっています。
 世代時間や潜伏期間には、ウイルスの増殖する部位やスピードなどが影響します。変異によってオミクロン型はのどで増えやすくなったと考えられています。こうした性質の変化で、二次感染の起こりやすさなども変わったようです。
 世代時間は、感染対策の根本となる分析に影響します。実際の社会で、1人の感染者から平均何人にうつっているかを示す「実効再生産数」は、感染者数の推移と世代時間の数値をもとに計算しています。これまでの分析ではオミクロン型の世代時間はデルタ型と同じだと仮定していましたが、世代時間が短いと実効再生産数の推定値は小さくなります。
 オミクロン型の流行が始まった当初、実効再生産数はデルタ型の3~4倍程度といわれていました。世代時間の短さを踏まえて計算し直すと、イギリスでは2倍前後になるといいます。
 オミクロン型は免疫をすり抜ける「免疫逃避」の性質も強くてワクチンが効かないことと、感染サイクルの速さの両方が影響し、急拡大しているようです。
 免疫がない集団でのウイルスの本質的な感染力(基本再生産数)を比べると、オミクロン型はデルタ型より小さい可能性があるとの見方も出てきました。新型コロナの変異型はアルファ型、デルタ型と再生産数が大きくなり、感染者1人からうつる人数が増える形で拡大しました。世代時間の短縮は初めてのパターンです。
 基本再生産数は集団免疫の達成しやすさにかかわり、小さければ流行が収束しやすくなります。南アフリカやイギリスなど流行のピークが早くも過ぎたとみられる地域があることは、基本再生産数の小ささと世代時間の短さを反映している可能性があります。
 世代時間の変化は感染対策の効果に影響し、感染のサイクルが速ければ、対策の効果が表れるのも早くなります。イギリスのロンドン大学衛生熱帯医学大学院客員研究員の遠藤彰さんは、「世代時間が短ければ、感染者が減少傾向になった時に減るのも速い。逆に、流行が拡大する局面で対策を先送りした場合の影響は大きくなる」と話しています。
 まん延防止等重点措置のような対策で接触機会を減らすことができれば、効果はこれまでよりも短期間で表れる可能性があります。一方、サイクルが速くなったことで、感染者や接触者の追跡・隔離が間に合わなくなることも考えられ、隔離する前に他の人へと感染が広がるケースが増えてしまうと、拡大阻止の効果を得にくくなります。
 個人のレベルでは、ワクチンでオミクロン型の感染を防ぎにくい分、基本的な感染対策の意義が大きくなります。マスクの着用や換気を徹底し、「密」を避け、風邪の症状など少しでも体調が悪ければ外出を控えることが引き続き重要となります。

 2022年1月30日(日)




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■国内で7万8128人が新型コロナに感染、5日連続で7万人超 東京都で1万5895人が感染 [健康ダイジェスト]

 国内では30日午後8時の時点で、東京都で1万5895人、大阪府で9135人、神奈川県で6141人、埼玉県で5315人、兵庫県で4450人、愛知県で4426人、福岡県で4345人、千葉県で4258人、北海道で2782人、京都府で2548人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに7万8128人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 30日の新規感染者は過去最多の8万4934人となった前日より減ったものの、1週間前の日曜日の5万30人を大きく上回りました。7万人を超えるのは5日連続。
 また、兵庫県で5人、大阪府で5人、北海道で3人、和歌山県で2人、埼玉県で2人、広島県で2人、愛知県で2人、千葉県で1人、宮崎県で1人、山口県で1人、岐阜県で1人、東京都で1人、栃木県で1人、熊本県で1人、神奈川県で1人、福岡県で1人、鹿児島県で1人の合わせて31人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め268万2936人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて268万3644人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万8767人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万8780人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より33人増えて、767人となっています。
 一方、東京都は30日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の1万5895人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1万5000人を超えるのは4日連続です。
 1週間前の日曜日のおよそ1・7倍で、日曜日としてはこれまでで最も多くなりました。
30日までの7日間の平均は1万4699・9人で、前の週のおよそ1・9倍となりました。
 新規感染者を年代別でみると、10歳未満が2244人、10歳代が1855人、20歳代が3307人、30歳代が2774人、40歳代が2516人、50歳代が1546人、60歳代が766人、70歳代が504人、80歳代が280人、90歳代が99人、100歳以上が3人で、年代がわからない人が1人です。このうち10歳未満は過去最多です。65歳以上の高齢者は1213人で、全体の7・6%でした。
 ワクチンの接種状況別でみると、2回接種済みが7193人、接種なしが4358人でした。
 また、自宅療養中の人は過去最多の6万5292人となり、1週間前の日曜日の2・5倍に増加しています。
 医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するかを調整中の人は4万8187人で、過去最多です。
 感染経路がわかっているのは5742人で、このうち「家庭内」が3517人と最も多く、61・3%を占めています。次に多い「施設内」が20・9%に当たる1199人で、このうち保育園と幼稚園で合わせて381人、小学校で258人、高齢者施設で163人、医療機関で118人の感染が確認されました。
 一方、都の基準で集計した30日時点の重症者は、29日より1人増えて23人でした。
 また、都は、感染が確認された70歳代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。
 東京都の累計の感染者は56万6050人となり、累計の死者は3200人となっています。

 2022年1月30日(日)




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■北京のコロナ新規感染者20人、過去1年半で最多 オリンピック開幕まで5日 [健康ダイジェスト]

 北京冬季オリンピックの開幕を5日後に控え準備が急ピッチで進められる中、北京市では30日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去1年半で最多を記録しました。
 中国は局所的ロックダウン(都市封鎖)や国境封鎖、長期隔離などの「ゼロコロナ」政策の一環として、「クローズドループ」と呼ばれる隔離環境「バブル」の中でオリンピックを開催します。バブルに入る人数は数千人に上り、バブルの総延長は約200キロに及ぶ。
 ゼロコロナ戦略により、中国は諸外国と比べて新規感染者数を圧倒的に少なく維持しているものの、現在はオリンピックのバブル内だけでなく、複数の市で局地的な流行の対応に追われています。
 間もなくやって来る春節(旧正月)では大勢が帰省して家族や友人と交流するため、さらなる課題が待ち受けます。
 国家衛生健康委員会(NHC)によると、30日の北京市の新規感染者は20人で、これは2020年6月以降では最多となります。
 市当局は一部の住宅地を封鎖し、30日に最も感染者数が多かった同市南部・豊台区では、住民200万人全員を対象とした検査が始まっています。
 オリンピックのバブルでは、大会の全関係者と一般の中国市民は分けられ、感染が漏れ広がる危険が抑えられます。総延長が約200キロに及ぶバブルに入る推定6万人は毎日検査を受けます。
 大会組織委員会は30日、オリンピック関係者34人の感染を発表。これで今月4日にバブルの運用が始まってからの感染者数は200人を超えました。

 2022年1月30日(日)




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■新型コロナの重症化防ぐ飲み薬「モルヌピラビル」、5万人分を1カ月前倒し納入 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ初めての飲み薬「モルヌピラビル」について、後藤茂之厚生労働相は28日、2月下旬に納入予定だった20万人分のうちの5万人分が1カ月ほど早く、28日に納入されることになったと発表しました。
 アメリカの製薬大手メルクが開発した新型コロナの重症化を防ぐ初めての飲み薬「モルヌピラビル(商品名:ラゲブリオ)」について、厚生労働省は160万人分の供給を受けることで合意しており、すでに20万人分が納入されたほか、2月下旬と3月下旬にそれぞれ20万人分の納入が予定されています。
 これについて、後藤厚労相は記者会見で、メルク側と交渉の結果、2月下旬に納入予定だった20万人分のうち5万人分が1カ月ほど早く、28日に納入されることになったと発表しました。
 また、新型コロナの治療薬として初めて承認されたアメリカのギリアド・サイエンシズの点滴薬「レムデシビル」については、従来の重症や中等症の患者だけではなく、軽症の患者向けにも使えるよう、医師向けの「診療の手引き」を改訂したことを明らかにしました。
 ギリアド・サイエンシズの臨床試験では、肥満など重症化リスクのある軽症・中等症の患者に投与したところ、入院・死亡のリスクを87%減らす効果がありました。オミクロン型への有効性も示唆されるといいます。

 2022年1月30日(日)




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