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■国内で6378人が新型コロナ感染、2人死亡 重症者は昨年11月以来の100人に [健康ダイジェスト]

 国内では11日午後8時30分の時点で、東京都で962人、沖縄県で775人、大阪府で613人、広島県で588人、神奈川県で387人、千葉県で252人、愛知県で236人、埼玉県で227人、福岡県で148人、山口県で143人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに6378人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1265人だった前週の火曜日(4日)の約5倍で、急速な感染拡大が続いています。
 また、北海道で1人、群馬県で1人の合わせて2人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め177万9369人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて178万81人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万8406人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万8419人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より10人増えて、11日時点で100人となっています。重症者が100人に達するのは、昨年11月以来、約2カ月ぶりとなります。
 東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて962人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 2日連続で1000人を下回ったものの、115人だった1週間前の火曜日の6倍以上です。11日までの7日間の平均は890・4人となり、前週の981・7%と、10倍近くになっています。
 新規感染者を年代別にみると、20歳代が383人と最も多く、30歳代が163人、40歳代が113人で続きました。65歳以上の高齢者は51人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが419人、接種なしが236人でした。
 一方、都の基準で集計した11日時点の重症者は、10日と同じ4人でした。
 死亡した人の発表はありませんでした。
 また、都は11日、オミクロン型に24人が感染していたと発表しました。これでオミクロン型への都内の感染者は計139人となりました。
 東京都は、都の健康安全研究センターと民間の検査機関が、10日までの1週間に合わせて1762人を対象に行ったスクリーニング検査の結果を11日公表しました。
 その結果、77・3%に当たる1363人がオミクロン型に感染している疑いがあることがわかったということです。
 オミクロン型を巡っては、スクリーニング検査で都内で最初に疑いがあると確認されたのは、先月20日までの1週間で、疑いの割合で4・1%でした。
 その翌週の先月27日までの1週間は7・9%、さらに次の今月3日までの1週間は44・6%に跳ね上がっていました。最初に確認されてから4週目で、8割近くまで広がったことになります。

 2022年1月11日(火)




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■ブタの心臓を人体に移植、アメリカで世界初の成功 [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド大学医学部は10日、人体が拒絶反応を起こさないよう遺伝子操作された豚の心臓をアメリカ人男性に移植する手術を成功させたと発表しました。豚の心臓を人間に移植するのは世界で初めて。アメリカでは臓器の不足が深刻な問題となっており、豚の臓器の移植に期待が高まっています。
 発表によると、男性はメリーランド州に住み重い心臓病を患う57歳のデービッド・ベネットさんで、約1カ月半前に不整脈で入院し、人工心肺装置が使われていました。患者の命に危険が迫る中、ほかの手段がない場合の特別な措置として、アメリカ食品医薬品局(FDA)が昨年12月末、今回の移植を緊急許可しました。
 ブタは臓器の大きさや機能が人間と近いものの、そのまま移植すれば免疫による強い拒絶反応が起きます。医療チームは拒絶反応や、人間の体内での過剰な増殖を抑えるため、関連する遺伝子を計10カ所改変したブタの心臓を使いました。
 移植は今月7日に行われ、手術は約8時間に及んだといいます。
 移植を受けた男性はメリーランド大学を通じ、「死ぬか移植をするかのどちらかしかなかったが、私は生きたい。(ブタの心臓移植は)最後の選択肢だった」とコメントしました。
 現在のところ、男性の健康状態に問題はないといいます。手術を行ったバートリー・グリフィス医師は、「手術は成功し見た目も正常だが、明日どうなっているかはわからない」と述べ、今後数週間にわたって慎重に経緯を観察していくと説明しています。
 東京慈恵会医科大学の小林英司特任教授(移植・再生医学)は、「画期的な出来事だ。心臓のような生命維持に直接かかわる臓器を豚から移植し、少なくとも数日間生存できていることの医学的な意義は非常に大きい」と指摘しています。
 アメリカでは、ドナー(死後に臓器を提供したいという人)が慢性的に不足しています。アメリカ保健資源事業局によると、現在約11万人のアメリカ人レシピエント(臓器の移植を希望する人)が臓器移植を待っており、毎年6000人以上が移植を受ける前に命を落としています。人間と似ている臓器を持つ豚の心臓や腎臓などの移植研究が進んでいました。
 小林特任教授は、「今後は患者の容体を注視する必要がある。短期的には拒絶反応が起きないよう制御できるかが重要だ。長期的には、豚の臓器を移植することによって新たな感染症にかかるリスクがあるのか、そして何より患者の生活の質がどのくらい改善するのか確認しなければならない。人工心臓による治療などと比べる必要があるだろう。臓器移植を待つ患者の選択肢が増えることを期待したい」と話しています。

 2022年1月11日(火)




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■オミクロン型特化ワクチン、ファイザーCEO「3月中に準備できる」 [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は10日、ドイツのビオンテックと共同開発する新型コロナウイルスワクチンについて「オミクロン型変異ウイルスに特化したワクチンは3月に準備できる」と明かしました。同日開幕した世界最大級の製薬業界の国際会議「JPモルガン・ヘルスケアカンファレンス」で述べました。
 オミクロン型に特化したワクチンはすでに生産を開始しているといいます。ただ、既存ワクチンの3回目の追加接種を受けていれば、入院・死亡などに対する予防効果は得られることも強調しました。
 同日のアメリカCNBCのインタビューでは、4回目の追加接種(ブースター接種)について「必要かどうかまだわからない。臨床試験(治験)が必要だ」と指摘しました。
 アメリカのバイオ製薬モデルナも、オミクロン型に特化したワクチンの開発を進めています。ステファン・バンセルCEOも同日のヘルスケアカンファレンスで、「秋の追加接種に向けて、オミクロン型に特化したワクチンを準備している」と述べました。間もなく治験を開始する予定といいます。
 一方、追加接種については「今後、年1回必要になるだろう」との見方を示しました。バンセルCEOは先週にも、「秋ごろ4回目の追加接種が必要になるだろう」と話していました。モデルナは2022年に、20億~30億回分の追加接種を供給する見通し。
 一方、アメリカ国内ではオミクロン型が急拡大しています。アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、国内の新規感染者数は7日まで5日連続で1日70万人を超え、12月26日~1月1日の感染の約95%がオミクロン型によるものでした。
 ブラウン大学公衆衛生学部のアシシュ・ジャー博士は、アメリカの感染状況について「今後数週間でピークを迎えるだろう。2月になれば全体的に感染者数が低下すると期待している」と話し、一時的な医療の窮迫を避けるために長期的な計画が必要だと訴えました。

 2022年1月11日(火)




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