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■富山県、アクティブファーマに業務改善命令 原薬の不適切製造で [健康ダイジェスト]

 富山市に工場がある医薬品の原薬製造メーカー「アクティブファーマ」(東京都千代田区)が、国が承認していない方法で製品を製造していたとして、富山県は9日、原因の究明や再発防止を求める業務改善命令を出しました。
 アクティブファーマは富山市八尾町に工場があり、医薬品の原薬の開発や製造、販売を行っています。
 県によりますと、工場では原薬の製造工程で、粉をふるいにかける際、手作業で行うべき作業を機械を用いたり、加熱工程の温度が承認されたのとは異なっていたりなど、10品目で国が承認していない不適切な方法がとられていたということです。
 昨年7月、県の無通告の立ち入り検査で発覚しました。
 承認されていない方法での製造は約10年前から行われ、虚偽の製造記録も作成していたなどとして、県は9日、医薬品医療機器法に基づき原因の究明や改善計画の策定などを求める業務改善命令を出しました。
 これについて親会社の「三谷産業」は「地域住民や国民の皆様にご心配とご不安をおかけして申し訳ない」とコメントする一方、品質には問題がなく健康被害の報告もないとして自主回収や出荷停止の予定はないとしています。
 富山県内の医薬品メーカーではほかにも品質管理などに問題があったとして、2019年以降、ジェネリック医薬品大手の「日医工」など5社に業務停止命令や業務改善命令が出されています。 

 2024年2月11日(日)

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■新型コロナに感染した子供の急性脳症、重症になりやすいタイプが1割以上 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染した子供がまれに発症する急性脳症について、国の研究班が調査したところ、インフルエンザなど従来のウイルスではほとんどみられなかった重症になりやすいタイプの患者が10%以上いたことがわかりました。
 この調査は、東京女子医科大学の高梨潤一教授を中心とする厚生労働省の研究班が行いました。
 研究班は、2022年11月までに、新型コロナウイルスに感染し、脳が急激にむくむ急性脳症と診断された18歳未満の子供103人を調査し、急性脳症をタイプ別に分析しました。
 その結果、インフルエンザなど従来のウイルスでもよくみられるタイプが全体の26%に当たる27人で最も多かった一方で、新型コロナの流行前にはほとんどみられなかった重症になりやすいタイプが全体の13%に当たる14人いたことがわかりました。
 重症になりやすいタイプの患者14人のうち11人は、死亡していたということです。
 研究班によりますと、新型コロナによる急性脳症を発症する子供はまれだということですが、重症になりやすいタイプは治療法が十分に確立されていないことから注意が必要だということです。
 高梨教授は、「なぜ重い急性脳症の頻度が高いのかは詳しくはわかっていないが、長くけいれんが続いたり、呼び掛けに反応しなかったりなどの症状がある時はすぐに医療機関を受診してほしい」と話していました。

 2024年2月11日(日)

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■東北大、分娩回数が多い女性ほど閉経後に高血圧のリスクが高いことを解明 [健康ダイジェスト]

 東北大大学院の研究チームは7日までに、閉経後では分娩回数が多い女性ほど高血圧のリスクが高く、高血圧の危険因子である肥満の割合も高い傾向があると発表しました。予防には適切な体重維持と注意深い観察が必要としています。
 世界的には25歳以上の成人の約30%が高血圧とされ、日本人女性でみると60歳以上の約60%が高血圧とされます。特に分娩と妊娠高血圧症候群は、女性特有の高血圧リスク因子として知られます。
 東北大大学院医学系研究科女性ヘルスケア医科学共同研究講座の岩間憲之講師と、同周産期医学分野の斎藤昌利教授らのグループは、20~75歳の女性3万530人を対象に、分娩回数と高血圧との関連性を調査しました。
 その結果、閉経前は分娩回数が増えても高血圧との関連性はみられなかったものの、閉経後は分娩回数1回の女性と比較して2回(1・058倍)、3回(1・091倍)、4回(1・125倍)と、分娩回数が多い女性ほど高血圧のリスクが高いことがわかりました。
 また、閉経後では分娩回数が多いほど肥満の割合が高い傾向にあることもわかり、現在の体格指数(BMI)で調整すると、閉経後の分娩回数と高血圧の関連性は薄れたといいます。
 今回の研究は、妊娠高血圧症候群の既往も考慮した上で、分娩回数と高血圧有病率との関連を調査した日本初の報告だといいます。
 研究成果は1月8日、高血圧に関する専門誌「Journal of Clinical」に掲載されました。

 2024年2月11日(日)

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■妊娠中に体重が過剰に増えた女性、慢性疾患になる割合が高い 成育医療研究センター [健康ダイジェスト]

 妊娠中に体重が過剰に増えた女性は、将来的に高血圧や糖尿病などの慢性疾患になる人の割合が高かったとする研究結果を、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の研究チームがまとめました。高血圧を発症した人の割合は、体重増加が適切だった女性と比べて、約1・5倍高くなりました。
 こども家庭庁の指針では、妊娠中の適切な体重増加量は、妊娠前の体格の指標となるBMIが「やせ」(18・5未満)の人は12~15キロ、「普通」(同18・5~25未満)の人は10~13キロが目安となっている。
 研究では同センターに通院した妊婦の母親に協力を求め、1976~1997年に出産した、妊娠前のBMIが「やせ」か「普通」だった女性318人(平均64・3歳)を対象にしました。妊娠~出産時(同28・5歳)の体重変化について母子手帳のデータを収集し、現在糖尿病や高血圧などの持病があるかアンケートで尋ねました。
 その結果、体重増加が目安を上回っていたグループは、目安内で適切だったグループと比べて、高血圧を発症した割合が約1・5倍高くなりました。糖尿病では約1・4倍、肥満(BMI25以上)になった割合も約1・8倍高くなりました。
 同センター産科の小川浩平診療部長は、「適切に体重を増やすことは、赤ちゃんだけでなく、妊婦自身の健康を守るためにも重要だと確認できた。妊婦がやせていると、低体重の赤ちゃんが生まれるリスクもあるので、主治医の指示をよく聞いてほしい」と話しています。

 2024年2月11日(日)

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■鹿児島県南さつま市の養鶏場で1万3000羽の殺処分開始 高病原性鳥インフルエンザ疑い [健康ダイジェスト]

 鹿児島県南さつま市の養鶏場で、10日、複数のニワトリが死んでいるのが見付かり、遺伝子検査の結果、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが検出されました。今シーズン、養鶏場での発生は全国で9例目、鹿児島県内では2例目で、鹿児島県は養鶏場で飼育しているニワトリおよそ1万3000羽の処分を始めました。
 鹿児島県によりますと、10日、南さつま市大浦町の肉用の養鶏場で、死んでいるニワトリが増えたという通報があり、遺伝子検査の結果、高病原性とみられる「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
 このため、県は11日午前7時からこの養鶏場や同じ管理者が行き来する関連の養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ1万3000羽の処分を始めました。
 また、この養鶏場の半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定したほか、周辺の4カ所に消毒ポイントを設け関係車両の消毒を始めました。
 県によりますと、制限の対象となる半径10キロ以内には合わせて15の養鶏場などがあり36万羽あまりのニワトリなどが飼育されているということです。

 2024年2月11日(日)

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