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■アスベスト、労災認定や遺族への補償は1088人に 2018年度 [健康ダイジェスト]

 職場で吸い込んだアスベスト(石綿)が原因で肺がんなどになったとして、2018年度に労災と認定されたり、遺族が補償を受けたりした人は1088人に上りました。
 厚生労働省によりますと、建設現場や工場など、職場で吸い込んだアスベストが原因で肺がんや中皮腫などになったとして、2018年度に新たに労災と認定されたり、石綿救済法に基づく給付金を遺族が受け取ったりした人は2017年度より34人多い1088人でした。
 業種別にみますと、建設業が611人と最も多く、次いで製造業が382人となっています。
 これまでに労災認定されたのは1万6221人、遺族給付は1586人に上ります。
 厚労省は、「アスベストによる健康被害は30年から40年もの潜伏期間の後に発症するため、労災認定の件数は当分の間、高い水準で推移する可能性がある」としています。
 厚労省では、労災が認定された人が働いていた全国の事業所延べ1万4131カ所の名前や住所をホームページ上で公表し、かつて働いていたり、近所に住んでいたりして不安のある人は労働基準監督署や医療機関などに相談するよう呼び掛けています。
 また患者団体は19日から2日間、健康被害などの相談に応じるホットラインを開設しています。電話番号は0120-117-554で、午前10時から午後7時まで受け付けています。

 2019年12月20日(土)

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