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■インフルエンザ患者の急増が続く 年末年始の人混みにできるだけ注意を [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの患者の急増が、続いています。年末の患者の数としては例年より多く、年末年始には帰省などで多くの人が移動することで流行の拡大が懸念されるとして、専門家はできるだけ人混みを避けることや、手洗いなどの予防策を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、12月22日までの1週間に全国の約5000の医療機関を受診したインフルエンザの患者は10万5221人で、これをもとに推計した全国の患者数はおよそ76万2000人となり、前の週より約23万人増えました。
 1医療機関当たりの患者数は全国では21・22人で、都道府県別で最も多いのは山口県で41・46人、次いで宮城県が31・80人、埼玉県が29・57人、大分県が28・91人、愛知県が27・55人となっています。
 通常の場合、インフルエンザの患者数は1月下旬以降のピークに向けて年明けに急増することが多く、今シーズンは数週間早く患者が急増しており、年末としては例年より多くなっています。
 年末年始には、帰省や初詣などで大勢の人が出歩く機会が多くなるため、流行の拡大が懸念されるとして、感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「重症化しやすい高齢者や妊婦などは、なるべく人混みを避けてほしい」と話しています。
 その上で、インフルエンザは約1メートル以内の距離にいる人からの、せきやくしゃみなどで感染することが多いとして「やむを得ず人混みの中に入る場合も、マスクをつけるとリスクを下げることができる。また、日常的にこまめに手洗いをするとともに睡眠を十分とり、栄養バランスのよい食事をとるなど健康的な生活をすることが重要だ」と話しています。

 2019年12月28日(土)

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