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■「内密出産」導入の慈恵病院が「匿名出産」受け入れへ 熊本市にガイドライン私案を提出 [健康ダイジェスト]

 病院だけに身元を明かして出産する「内密出産」を独自に導入している熊本市の慈恵病院は、国が策定を進めているガイドラインについて私案を作成し、市に提出しました。
 この中には、病院にも身元を明かさない「匿名出産」を受け入れることも盛り込んでいます。
 慈恵病院は、予期せぬ妊娠をした女性の自宅などでの「孤立出産」を防ぐため、病院だけに身元を明かす「内密出産」を独自に導入しており、これまでに2人の女性が赤ちゃんを出産しました。
 「内密出産」は国内で法制化されていませんが、国は「現行制度上、対応可能だ」という認識を示し、子供の処遇や母親の支援などの課題に対応するため、ガイドラインの策定を進めています。
 慈恵病院が作成したガイドラインの私案では「内密出産」の定義について、妊婦が身元の情報を病院の相談員にだけ開示することや、出自に関する情報は子供が一定の年齢に達した時点で母親の同意のもとに子供に開示できるとしたほか、開示する時期は母親が提示するとしています。
 また、「内密出産」の後に母親が身元を明かし、子供を自ら養育することが認められることや、その期限についても示されています。
 さらに、病院にも身元を明かさない「匿名出産」を受け入れることも盛り込んでいます。
 慈恵病院の蓮田健院長は「匿名出産」を受け入れる方針を明記したことについて、「母子の命と健康を守りたいという思いからだ。女性には説明を尽くし、赤ちゃんのために情報を残してもらえるよう説得するが、それでも(完全な)匿名を希望する女性を見放したり追い返したりすることはできない」と語りました。一方で「必ずしも匿名(出産)のほうにベクトルを持っていこうとしているわけではない」と強調しました。
 熊本市は、病院の私案も踏まえて課題を整理し、国に伝えることにしています。

 2022年6月8日(水)

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■アメリカCDC、サル痘の渡航警戒レベルを引き上げ 世界29カ国で1019人感染 [健康ダイジェスト]

 アメリカ疾病対策センター(CDC)は天然痘に似た感染症「サル痘」の感染拡大を受け、渡航警戒レベルを更新。3段階で2番目に高い水準となるレベル2(渡航に厳重な注意が必要)に引き上げました。
 サル痘は手や顔に特徴的な発疹のほか、発熱、頭痛、リンパ節のはれといった症状が出ます。更新された警告でCDCは、旅行者には病気の人や発疹が出ている人との濃厚接触を避けるよう勧告しました。一般市民への感染リスクは低いとしています。
 CDCはヨーロッパや北アメリカ、南アメリカなどの29カ国で1019人の感染者が確認されていると指摘しました。現時点で最も感染者が多いのはイギリスで302人。スペインで198人、ポルトガルで153人と続きます。北アメリカではカナダで80人、アメリカで30人の感染が確認されています。
 男性間の性行為によって感染した患者もいますが、感染者と同じ家に住んでいた人の感染も確認されているといいます。これまでは主に中央アフリカや西アフリカで発生していたものの、最近発見された感染者の多くはアフリカへの渡航歴がありません。

 2022年6月8日(水)

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■ノババックスワクチンに緊急使用許可を推奨 アメリカの専門家委員会 [健康ダイジェスト]

 アメリカ食品医薬品局(FDA)の外部の専門家の委員会は7日、製薬会社ノババックスの新型コロナウイルスワクチンについて「接種による利益はリスクを上回る」とする結論をまとめました。
 ノババックスの新型コロナウイルスワクチンは「組換えタンパクワクチン」と呼ばれるワクチンで、蛾(が)の細胞に新型コロナウイルスの表面を覆うタンパク質を作らせ、それを基に合成したウイルス様の抗原を接種します。
 日本ではすでに使用が承認されていますが、アメリカではまだ使用に向けた審査の段階です。
 FDAは7日、外部の専門家の委員会を開き、効果と安全性について詳しい検討を行いました。
 委員会では、臨床試験でワクチンを接種した人に心臓やその周りに炎症が起きる「心筋炎」や「心膜炎」の報告が6例あったことが報告されました。
 これについてノババックス側は、プラセボと呼ばれる偽の薬を接種した人でも心筋炎が報告されている例などを挙げ、「通常想定される頻度と同じ程度だ」としてワクチンが原因とは断定できず、安全性に重大な懸念はみられないとの見解を示しました。
 専門家からは今後も継続して調査が必要だという指摘が出されましたが、「接種による利益はリスクを上回る」として賛成多数で、18歳以上に対しこのワクチンに緊急使用の許可を出すことを推奨しました。
 FDAが緊急使用の許可を決定すれば4種類目のワクチンになる見通しです。

 2022年6月8日(水)

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■新型コロナ、全国で1万8416人感染 前週の水曜日と比べ4300人減 [健康ダイジェスト]

 8日は午後6時までに、東京都で1935人、大阪府で1644人、沖縄県で1557人、北海道で1221人、愛知県で1169人、福岡県で854人、兵庫県で848人など、全47都道府県と空港検疫で、1万8416人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 1週間前の水曜日(6月1日)と比べて約4300人弱少なく、25日連続で前週の同じ曜日から減少しました。
 また、埼玉県で3人、大阪府で3人、神奈川県で3人、愛知県で2人、東京都で2人、三重県で1人、兵庫県で1人、北海道で1人、奈良県で1人、岩手県で1人、広島県で1人、熊本県で1人、福岡県で1人の、合わせて21人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め899万3740人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて899万4452人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万824人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて3万837人となっています。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より3人増えて8日時点で79人となっています。
 一方、大阪府は8日、新型コロナウイルスの新たな感染者を1644人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(1977人)と比べ、333人減りました。これで、府内の感染者の累計は98万5534人となりました。
 新たに70~80歳代の男性3人の死亡が判明し、府内の死者の累計は5088人となりました。
 8日時点の重症者は前日から1人減の14人で、重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含め重症病床(622床)の実質の使用率は5・5%となりました。軽症・中等症病床には522人が入院しており、軽症・中等症病床(3402床)の使用率は15・3%となりました。
 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は49人でした。自宅療養者は1万1470人。公費によるPCR検査などを1万5146件実施しました。

 2022年6月8日(水) 

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■空港・海港検疫でのコロナ感染確認が激減 1日100人以上の感染者が入国している可能性も [健康ダイジェスト]

 空港や海港の検疫で6月から大半の国・地域からの入国者への新型コロナウイルス検査をやめたところ、水際で判明する陽性者数が激減しています。厚生労働省の発表日ベースで、1日当たりの最多は5月は142人でしたが、6月2日以降は14人。差分から、1日当たり100人以上の陽性者が検疫で見付からず国内に入っている可能性があり、海外で重症度が高い変異型ウイルスが出現した場合の機敏な対応が求められます。
 1日当たりの入国者数が最大1万人だった5月に発表された1日当たりの陽性者の平均は約92人。最少は5月3、4日の各48人。最多は9日の142人で、100人を超える日も相次ぎました。
 一方、6月に1日当たりの入国者数が2倍の最大2万人になったものの、5月中の入国者が加味されない6月2日以降は激減。最多は4日の14人、最少は2日の5人でした。
 6月から検査が免除される国から入国する人たちでも、検査が行われていた5月の段階では検疫で陽性になることはあり、オミクロン型の「BA・5」や「BA・2・12・1」など、感染力の強さが指摘される変異ウイルスも検出されています。
 これについて政府の分科会のメンバーで東邦大学の舘田一博教授は、「感染した人が急に入ってこなくなったとは考えにくいため、水際で見付けられていないと考えておかなければいけない。単純に見ると、100人前後がすり抜けているかもしれず、海外から新しい変異ウイルスが持ち込まれるリスクが高まる恐れがあり、次の感染の波を作ってしまうリスクはある。海外の人たちにマスクを効果的に使い、3密を避けるなど日本の感染対策を理解して協力してもらうことが重要だ。また、体調が優れないか、症状が見られる人は早めに検査を受け、医療機関を受診してもらうことや、どういう変異ウイルスが増えているのか、監視を続けることも大事だ」と指摘しました。

 2022年6月8日(水)

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■北朝鮮の新たな発熱者、5万4610人 累計で425万3510人 [健康ダイジェスト]

 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、国家非常防疫司令部の集計として7日午後6時までの24時間に新たに約5万4610人の発熱者が確認されたと報じました。新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は4月末からの累計で約425万3510人となりました。このうち約415万140人が完治し、約10万3300人が治療を受けています。
 新たな発熱者は一時40万人に迫りましたが、5月31日の発表からは連続で10万人を切っています。6日と7日の発表で7万人を下回り、さらに8日は5万人台に下がりました。
 死者に関する言及はなかったものの、北朝鮮が公開した統計は発熱者数に比べ死者数が少なくなっています。死者の累計は今月3日時点で71人。

 2022年6月8日(水)

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■東京都で1935人が新型コロナに感染 前週水曜日より480人減 [健康ダイジェスト]

 東京都は8日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の1935人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1日当たりの新規感染者は前週の水曜日から480人減り、26日連続で前週の同じ曜日を下回りました。8日までの7日間平均は1835・6人で、前週の76・1%でした。
 新規感染者を年代別にみると、20歳代が347人と最も多く、30歳代が335人、40歳代が334人と続きました。65歳以上の高齢者は138人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが1025人、未接種は487人でした。
 また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は3人で、7日より1人増えました。
 一方、都は感染が確認された70歳代と80歳代の男女2人が死亡したことを発表しました。
 東京都の累計の感染者は155万5572人となり、累計の死者は4526人となりました。

 2022年6月8日(水)

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■熱中症搬送者、2週連続で1000人を超える 学校で多発 [健康ダイジェスト]

 総務省消防庁は7日、熱中症により5月30日~6月5日の1週間に、全国で1203人が救急搬送されたとの速報値を明らかにしました。前週(5月23~29日)から5人増。
 大阪市の大阪女学院中・高で2日午後、体育大会中に生徒ら30人が搬送されたケースを含め、小中学校や幼稚園などの教育機関での発生が20・0%を占めました。
 年齢別では、7歳以上18歳未満が27・3%の328人でした。体育祭やその練習で、例年この時期は若年者の搬送が増える傾向にあるといい、消防庁は運動中のこまめな水分補給や早めの休息を呼び掛けています。
 搬送者が1000人を超えたのは2週連続。死者はなく、3週間以上の入院が必要な重症は21人、短期の入院が必要な中等症は323人でした。
 都道府県別では、大阪府が133人で最多。次いで東京都97人、愛知県79人、福岡県78人、兵庫県72人となっています。

 2022年6月8日(水)

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