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■大阪府で新たに593人が新型コロナに感染 日曜日としては過去最多 [健康ダイジェスト]

 大阪府は4日、府内で新たに593人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日当たりの感染者が500人を超えるのは、5日連続。1週間前の日曜日(3月28日)の感染者は323人で、270人増加しました。日曜日に発表された感染者としては過去最多で、東京都の感染者数を6日連続で上回りました。
 また、新型コロナに感染していた70~80歳代の男女3人が新たに亡くなったことも明らかにしました。府内の感染者は5万4689人、死者は計1194人となりました。
 新たに感染が判明した593人のうち、約6割の感染経路がわかっていません。入院中の重症患者は前日から11人増えて、135人となり、府が確保している病床(224床)の使用率は60・3%となりました。605を超えるのは2月16日以来となります。
 これまでに茨木市の企業事業所で従業員8人、東大阪市の企業事業所で従業員9人の感染が確認されました。府はクラスター(感染者集団)が発生したとみています。
 東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて355人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の日曜日から42人増えているほか、4日までの7日間平均は389・7人で、前の週の111・0%となりました。7日間平均が前の週から増加するのは23日連続で、増加傾向が続いています。
 4日の355人の年代別は、10歳未満が15人、10歳代が20人、20歳代が102人、30歳代が76人、40歳代が50人、50歳代が53人、60歳代が14人、70歳代が16人、80歳代が6人、90歳代が3人。
 4日の355人のうち、約56%に当たる200人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
 これで都内で感染が確認されたのは、12万2702人になりました。
 一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より1人減って47人でした。
 これまでに都内で死亡した人は、3日までと変わらず、合わせて1776人となっています。

 2021年4月4日(日)

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■iPS細胞の移植で心不全治療 慶応大発ベンチャーが治験開始へ [健康ダイジェスト]

 体のさまざまな細胞になれるiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、心臓の筋肉の細胞を作製して、重症の心不全患者10人に移植する治験を、慶応大学発の医療ベンチャー、ハートシード(東京都新宿区)が始めます。早ければ夏ごろに1例目を実施します。10人の成績を踏まえ、条件付きで早期承認できる制度を利用して製品化を目指します。
 治験を進める慶応大の福田恵一教授によると、治験の対象は、心筋梗塞(こうそく)などが原因で心臓の機能が衰えた「虚血性心疾患」の20~75歳の10人。慶応大など10施設で予定しています。
 京都大がiPS細胞研究所が保管している拒絶反応のリスクを少なくしたiPS細胞を使い、そのiPS細胞と免疫の型が合うことが条件となります。ただし、移植後も免疫抑制剤を使います。
 移植は、iPS細胞から変化させた心筋細胞を、100個ずつの固まりにした「心筋球」を、冠動脈バイパス手術と同時に心臓に注射します。移植後1年かけて安全性や有効性をみます。移植する細胞数は、5000万個または1億5000万個で、どちらのほうが効果があるかも確認します。
 福田教授によると、心筋細胞の純度を高め、球状の固まりにすることで長く心臓にとどまらせ、移植した細胞による不整脈を起こさないよう工夫したといいます。
 慶応大の研究チームは、今回と同様の心筋球を「拡張型心筋症」の患者の心臓に移植する臨床研究も計画しています。すでに昨年8月に厚生労働省の部会で了承され、移植の準備を進めているといいます。
 虚血性心疾患などが原因となる心不全の患者は高齢化で増加しているものの、悪くなると根本的な治療は心臓移植しかありません。高齢者は移植の対象外になるため、心不全の進行を抑える治療法が求められています。
 福田教授は、「治験を積み重ねることで、再生医療を現実の医療としたい」と話しています。

 2021年4月3日(土)

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■新型コロナ変異ウイルス、子供でも感染拡大 10歳未満が12% [健康ダイジェスト]

 従来型の新型コロナウイルスは20歳代以上の大人の感染者が主流で、子供に感染しにくいと考えられていましたが、変異型ウイルスへの感染が子供にも広がりつつあります。変異型ウイルスの中でもイギリス型は感染力が5割ほど高いとされ、状況が変わっている可能性があります。
 厚生労働省の調査では、国内で変異型ウイルスへの感染が確認されたのは、3月30日時点で670人余り。このうち10歳未満は12%を占め、40歳代に次いで2番目に多くなりましたた。従来型を含む感染者全体でみると、10歳未満の感染者は3%にとどまります。
 海外でも、イギリスのケンブリッジ大学の研究者が3月、イギリス型ウイルスの感染力が10歳未満と10歳代で特に高くなっているとの分析を論文にまとめました。ただ、論文は専門家による査読を受ける前のもので、評価はこれから。
 変異型は子供に感染しやすくなったのか、詳しいメカニズムはまだわかっていません。
 新型コロナは人の細胞に感染する際、「ACE2」という細胞表面にあるタンパク質を足場として利用します。子供は呼吸器の細胞などでACE2が大人に比べて少ないことが、感染者が少ない理由と指摘されてきました。イギリス型ウイルスは遺伝子の変異で性質が変わり、子供にも感染しやすくなった可能性があります。
 子供は感染しても無症状か軽症にとどまり、重症化しにくいのは、従来型と変わらないようです。
 イギリスのロンドンのキングスカレッジ病院は、「第1波と第2波で入院後の経過に大きな違いはない」と報告。日本小児科学会も3月23日の声明で、「変異型が子供により重い症状を引き起こす可能性を示す証拠は得られていない」としました。
 子供の感染拡大に備えた動きも進み、アメリカの製薬大手ファイザーは3月31日、ドイツのビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンの臨床試験(治験)で12~15歳の被験者への有効性を確認したと発表しました。
 日本政府は、医療従事者や重症化リスクが高い高齢者へのワクチン接種を優先しています。現在は16歳以上としている対象年齢の引き下げも、今後の検討課題となります。田村憲久厚労相は4月2日の記者会見で、「審議会でしっかり議論いただいた上で最終的に判断する」と話しました。
 イギリス型ウイルスが猛威を振るうフランスは、3日から外出制限を全土に広げ、5日から学校も閉鎖します。
 日本でも子供への感染がさらに広がった場合は、休校などの検討が必要になります。保護者も対応を求められ、社会的な影響は大きくなります。
 日本小児科学会は「対策はこれまでと変わらない」としつつも、「感染対策がうまくできない小さな子供への感染の広がりが心配される」と注意を呼び掛けています。

 2021年4月4日(日)

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■新型コロナ、世界の感染者1億3026万人 死者283万人 アルゼンチン大統領が陽性、ロシア製ワクチンを2回接種 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の3日午後3時の時点で、世界全体で1億3026万529人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で283万8162人となりました。
 感染者の多い国はアメリカが3060万8365人、ブラジルが1291万82人、インドが1239万2260人、フランスが480万2457人、ロシアが451万1973人。死者の多い国はアメリカが55万4074人、ブラジルが32万8206人、メキシコが20万3854人、インドが16万4110人、イギリスが12万7058人。
 南米アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は3日、新型コロナウイルスの抗原検査で陽性だったと発表しました。その後、PCR検査でも陽性が確認されました。フェルナンデス大統領は、ロシア製の新型コロナワクチン「スプートニクⅤ」を2回接種済み。ロシア側は、「この知らせは残念だ」とツイッターに投稿しました。
 フェルナンデス大統領は3日未明、「37・3度の微熱があり、頭痛がした」ため抗原検査を受けたところ、陽性だったとツイッターで報告しました。すでに隔離されており、予定されていた会合などはキャンセルすると説明。2日が62歳の誕生日だったフェルナンデス大統領は、「このようなニュースなしに誕生日を終えたかった。私は元気だ」と述べています。
 アルゼンチンでは、ロシア製の新型コロナワクチン「スプートニクⅤ」を利用しており、フェルナンデス大統領は1月と2月に2回接種していました。
 フェルナンデス大統領の感染報告を受け、スプートニクⅤを開発したロシアの研究機関は「この知らせは残念だ」とツイート。「スプートニクは予防には91・6%の効果、重症化は100%防ぐ効果がある。もし感染が確認されても、重症化せず、迅速な回復を保証する」と投稿しました。
 スプートニクⅤを巡っては、メキシコで3月に偽物が押収された際、ロシア政府系ファンドが声明で「信用を落とすための挑発の可能性」に言及。ロシア側は、ワクチンの効果をおとしめる「西側の陰謀」があると主張しています。

 2021年4月4日(日)

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■新型コロナ、東京都で446人感染 国内で2775人感染、7人死亡 [健康ダイジェスト]

 国内では3日午後9時の時点で、大阪府で666人、東京都で446人、兵庫県で206人、埼玉県で149人、宮城県で136人、神奈川で129人、愛知県で118人、沖縄県で117人、千葉県で90人、北海道で66人、京都府で53人、長野県で46人、奈良県で45人、栃木県で41人など45都道府県と空港検疫で、新たに計2775人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 また、大阪府で2人、京都府で1人、兵庫県で1人、千葉県で1人、愛知県で1人、福島県で1人、合わせて7人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め48万3305人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて48万4017人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が9223人、クルーズ船の乗船者が13人、合わせて9236人です。
 東京都は3日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて446人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の土曜日と比べて16人増えており、4日連続で400人を超えました。また、3日までの7日間平均は383・7人で、前の週の111・9%となりました。7日間平均が前の週から増加するのは22日連続で、増加傾向が続いています。
 新規感染者446人の年代別は、10歳未満が12人、10歳代が22人、20歳代が131人、30歳代が79人、40歳代が67人、50歳代が53人、60歳代が35人、70歳代が25人、80歳代が14人、90歳代が7人、100歳以上が1人。
 446人のうち、約59%に当たる263人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
 一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く84人、「職場内」が26人、「施設内」が23人、「会食」が19人などとなっています。
 このうち「施設内」では、9つの高齢者施設で利用者と職員合わせて13人、5つの医療機関で患者と職員合わせて8人の感染が確認されました。
 また、「会食」では、19人のうち約7割に当たる13人が20歳代と30歳代だということです。
 446人のうち2人は、それぞれ南アフリカとインドに渡航歴のある人だということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、12万2347人になりました。
 都の担当者は、「感染者の増加傾向が続く中、特に20歳代や30歳代の若い世代が多くなっている。歓迎会シーズンだが、厳しい現状を重く受け止めて、大人数での会食は控えるなど対策を改めて徹底してほしい」と呼び掛けています。
 一方、3日時点で入院している人は2日より10人増えて1526人で、「現在確保している病床に占める割合」は30・2%です。
 都の基準で集計した3日時点の重症の患者は2日より5人増えて48人で、重症患者用の病床の14・5%を使用しています。
 これまでに都内で死亡した人は2日までと変わらず、合わせて1776人となっています。

 2020年4月4日(日)

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