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■J&Jの新型コロナワクチン、接種後に血栓を4例確認 ヨーロッパ連合が調査開始 [健康ダイジェスト]

 ヨーロッパ連合(EU)の医薬品規制当局は、アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、接種した後に血栓が確認された例が複数あったとして、調査を始めたことを明らかにしました。
 一方で、「現段階では接種と血栓に関係があるかどうかは不明だ」としています。
 ヨーロッパ医薬品庁(EMA)は9日、J&Jが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種した後に、血の塊である血栓ができたり、血管が詰まったりしたことが確認されたという報告について、調査を始めたと発表しました。
 血小板の減少を伴う症状の重い血栓の報告が4例あり、1例は臨床試験(治験)で、3例は3月に一般向け接種が始まったアメリカでそれぞれ確認され、このうち1人が死亡したということです。
 EMAによりますと、現在、このJ&J製ワクチンが緊急使用の許可のもとで使われているのはアメリカだけで、EUでは販売許可は出ているものの、まだ接種は始まっていないということです。
 新型コロナウイルスのワクチンを巡っては、EMAが4月7日、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発したワクチンと血栓の間に関連性があり得るとする調査結果を発表し、各国で年齢制限を設けるなど対応が相次いでいます。
 アストラゼネカ製とJ&J製のワクチンはいずれも、類似したアデノウイルスベクター技術を採用しています。

 2021年4月10日(土)




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■「空間除菌」の宣伝に根拠認められず 消費者庁が2社に措置命令 [健康ダイジェスト]

 合理的な根拠がないのに「空間除菌」、「浮遊菌をカット」などと宣伝して除菌スプレーを販売していたとして、消費者庁はメーカー2社に対し、景品表示法に基づいて再発防止などを命じる措置命令を行いました。
 命令を受けたのは、「ノロウィルバルサン」と呼ばれる商品を販売していた東京都中央区の医薬品メーカー「レック」と、「ケア・フォー ノロバリアプラス スプレー」と呼ばれる商品を販売していた大阪市中央区の原材料メーカー「三慶」の2社。
 消費者庁によりますと、2社はいずれも「亜塩素酸水」の除菌スプレーを自社のウェブサイトなどで販売する際に、一昨年11月から昨年10月にかけて「空間除菌目に見えないウイルス・菌を99・9%除去」や「浮遊菌をカット」などと表示して、除菌スプレーを空間に噴霧することで空気中の除菌ができるかのように誤解を与える宣伝をしていたということです。
 消費者庁が会社側に対して表示の根拠を示すよう求めたところ、提出された資料は使用条件とは異なる環境で実験を行っているなど、いずれも効果を裏付ける合理的な根拠は認められなかったということです。
 このため消費者庁は9日、こうした行為が景品表示法(優良誤認)に違反するとして、2社に対し再発防止などを命じる措置命令を行いました。
 これについて「レック」は、「会社で検討の上適切に対応していく」としています。また、「三慶」は、「消費者の方々に誤認を与える表示になっていたこと深くお詫び申し上げます。管理体制を強化し、再発防止を図ってまいります」としています。
 国は、新型コロナウイルスの消毒や除菌を目的とした「亜塩素酸水」の使用について、厚生労働省のホームページで使用条件などを示しています。
 それによりますと、医薬品の承認を受けている一部の商品を除いて安全性などの評価が行われていないとして、「亜塩素酸水」は手や指には使わずに、家具など物の除菌に使うこととされています。
 また、使用条件も示されており、ふき掃除の場合は、遊離塩素濃度が25ppm以上のものを使い、ペーパータオルなどに染み込ませてからふくこととしています。
 汚れがひどい場合は、汚れをふき取った上でペーパータオルなどを敷き、遊離塩素濃度が100ppm以上のものを上からまいて、数分以上置くことなどとしています。
 一方、空間への噴霧については、「亜塩素酸水」を含むすべての消毒剤や除菌剤で有効かつ安全な噴霧方法が科学的に確認された事例はなく、眼や皮膚に付着したり、吸い込んだりする恐れがある場所では使わないよう呼び掛けています。

 2021年4月10日(土)




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■新型コロナ感染者の3割が精神や神経の病気を発症 オックスフォード大が分析 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の10日午後3時の時点で、世界全体で1億3469万1669人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で291万5400人となりました。
 感染者が最も多いのはアメリカで3108万5251人、ブラジルが1337万3174人、インドが1320万5926人、フランスが500万314人、ロシアが457万2053人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで56万1074人、ブラジルが34万8718人、メキシコが20万7020人、インドが16万8436人、イギリスが12万7284人となっています。
 新型コロナウイルスに感染した人の大規模な医療データを分析したところ、30%余りが半年以内に不安障害などの精神や神経の病気と診断されたとする推計結果を、イギリスのオックスフォード大学が発表しました。
 これは、イギリスのオックスフォード大学の研究チームがイギリスの医学誌「ランセット」の系列誌「ランセット精神医学」に発表しました。
 それによりますと、アメリカなどで新型コロナウイルスに感染した23万6000人余りの医療データを詳細に分析した結果、新型コロナウイルスの診断から半年以内に、不安障害や脳卒中など精神や神経の病気と診断された人は、約34%に上ると推計されることがわかったということです。
 こうした精神や神経の病気と診断される割合は、インフルエンザなどに比べて高く、新型コロナウイルスの後遺症とみられています。
 診断された病気は不安障害や気分障害が多く、ほかにも不眠症や脳卒中などがありました。
 また、新型コロナウイルスで重症化した人ほど、割合が高くなる傾向がみられたということです。
 研究を主導したオックスフォード大学の精神科医、マックス・タケ氏は「コロナ感染症回復後はインフルエンザや他の呼吸器感染症よりも精神・神経疾患が多く見られることが研究で判明した」と説明。
 このような後遺症が発症する仕組みは特定できなかったとした上で、「今後、発症メカニズムの特定など、さらなる研究が必要だ」としています。

 2021年4月10日(土)




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■ファイザー製ワクチンの副反応、高齢者は大幅に低い 発熱は全体の4分の1に [健康ダイジェスト]

 アメリカのファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応は、65歳以上の高齢者では発生率が大幅に低いとする健康調査の中間報告を厚生労働省研究班がまとめました。
 37・5度以上の発熱は全体では38%に起きたのに対し、高齢者は9%と4分の1にとどまりました。抵抗力のある若い世代ほど副反応が強い傾向は知られていましたが、予想以上に年代間の差があることが浮き彫りになりました。
 9日午後に開かれる厚労省の有識者検討会で報告されます。この健康調査は、2月から接種を受けた医療従事者のうち約2万人が対象。今回の中間報告では、1回目の接種を受けた約1万9000人と、2回目も受けた約1万6000人のデータを集計しました。
 それによると、2回目の接種後のほうが1回目より副反応が強く表現れ、年齢が高くなるほど発生率が下がる傾向がみられました。
 2回目の接種後に38度以上の高熱が出たのは全体では21%だったのに対し、高齢者は4%と大幅に低くなりました。20歳代では30%、30歳代では25%でした。だるさと頭痛は、全体の69%と54%にみられたのに対し、高齢者では38%、20%と低くなりました。ただし、接種した腕の痛みは全体で91%、高齢者でも80%が感じており、他の副反応と比べると差は目立ちませんでした。
 男女差も目立っており、女性のほうが男性よりも副反応が強く発生。特に頭痛は、女性の62%が訴えたのに対し、男性は37%と差が大きくなりました。37・5度以上の発熱は、女性42%、男性30%でした。
 一般の高齢者への優先ワクチン接種は12日に始まる予定で、研究班の伊藤澄信・順天堂大客員教授は「一般に、年齢とともに免疫反応は弱まるため、高齢者の副反応の割合は低いと予想していたが、これほど大きな差が出るとは驚きだ」と話しています。

 2021年4月10日(土)




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■国内の新型コロナ感染、累計50万人超す 奈良など3県で新規感染が最多更新 [健康ダイジェスト]

 国内では9日、新たに3454人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。国内の累計感染者は、50万人を超えました。
 大阪府が9日、発表した新たな感染者は883人。8日に次いで過去2番目の人数で、3日連続で800人を上回っています。また、東京都は9日、537人の感染を発表。3日連続で500人を超えました。このほか、福島県で53人、奈良県で96人、和歌山県で44人の感染が発表され、いずれも過去最多を更新しています。
 また、兵庫県で5人、北海道で4人、東京都で4人、愛知県で3人、大阪府で2人、神奈川県で2人、京都府で1人、千葉県で1人、奈良県で1人、山形県で1人、徳島県で1人、滋賀県で1人、石川県で1人の合わせて27人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め50万422人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて50万1134人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が9365人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて9378人です。
 大阪府は9日、新型コロナウイルスの新たな感染者を883人確認したと発表しました。8日の905人に次いで過去2番目に多く、11日連続で東京都の1日当たりの新規感染者数を上回りました。大阪府内で感染が確認された人の累計は、5万8414人となりました。
 重症者は174人となり、このうち3人は軽症・中等症病床で治療を受けています。確保病床224床に対する使用率は76・3%、すぐに使える「実運用病床」211床に対する使用率は81・0%となりました。
 感染状況を示す国の6指標のうち、9日時点で陽性率を除く5指標が、最も深刻な「ステージ4」となりました。80歳代から90歳代の男女2人の死亡が確認され、府内の累計死者数は、1204人となりました。PCR検査などを計9733件実施し、陽性率は9.1%でした。
 府は7日、「医療非常事態宣言」を発出し、府民に不要不急の外出自粛を要請。大阪市は5日から5月5日まで、緊急事態宣言に準じた対応を取れる「まん延防止等重点措置」の適用地域となっています。
 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて537人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で、1日の感染確認が500人を超えるのは、3日連続です。
 また、1週間前の金曜日からは97人増えており、前の週の同じ曜日を上回るのはこれで9日連続です。さらに、9日までの7日間平均は440・9人で、前の週の115・5%となりました。7日間平均が前の週から増加するのは、28日連続。
 9日の新規感染者537人の年代別は、10歳未満が10人、10歳代が35人、20歳代が173人、30歳代が95人、40歳代が94人、50歳代が76人、60歳代が21人、70歳代が16人、80歳代が12人、90歳代が5人。
 537人のうち、約58%に当たる313人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
 これで都内で感染が確認されたのは、12万4987人になりました。
 一方、都の基準で集計した9日時点の重症の患者は、8日より2人増えて43人でした。
 また、都は、感染が確認された4人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した人は、合わせて1798人になりました。

 2021年4月10日(土)




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