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■大阪府、新たに878人が新型コロナに感染 2日連続で過去最多 [健康ダイジェスト]

 大阪府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で急速に病床窮迫が進んでいるとして、「医療非常事態宣言」を発出し、府民に不要不急の外出自粛を要請しました。重症病床の使用率は10日間で2倍に上昇し、独自基準「大阪モデル」で「赤信号」の水準となる70%に近く達する見通し。変異ウイルスは従来型と比べて感染者が重症化しやすいとのデータも、公表しました。
 大阪府内では7日、過去最多となる878人の新規感染者を確認しました。1日に確認された感染者数としては、これまでで最も多い6日の719人を上回り、2日連続で過去最多となりました。これで府内で感染が確認された人の累計は、5万6626人となりました。
 確保した重症病床(224床)の使用率は、6日時点で66・5%に上昇しています。国の分科会が示す重症病床の定義は、集中治療室(ICU)や人工呼吸器を利用する患者に限定する府の基準より広く、国の基準に従うと、府の重症病床の確保数は460床となり、6日時点で使用率は44・6%となります。
 感染者増加の要因の一つとみられているのが、変異ウイルスの影響。大阪府は5日までにスクリーニング検査で変異型と判明した897人のデータを公表し、従来型の「第3波」では感染者に占める重症者の割合は3・2%だったのに対し、変異ウイルスでは4・7%に上昇しました。
 変異ウイルスの重症化率は、60歳代以上が22・7%で「第3波」の2・6倍となりました。重症者の年代別では、変異型は50歳代以下が23・8%を占め、「第3波」の1・3倍となりました。発症してから重症化するまでの平均日数も、従来型より1・5日短い6・5日でした。
 大阪府では、「第3波」で重症病床の使用率が30%台になってから70%まで上昇するのに24日間かかりましたが、今回は30%を超えてから約10日間で医療非常事態宣言の発出となりました。府は6日付で24医療機関に対し、中等症の入院患者が重症化した場合でも2人程度までは重症病床に転院させず、治療を継続するよう求める緊急要請を出し、対策を急いでいます。

 2021年4月7日(水)




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■モリモト医薬、新型コロナワクチンを凍結粉末化 生産効率下げず常温管理が可能に [健康ダイジェスト]

 液状のワクチンを凍結、乾燥させて粉末状にする新たな装置を開発した日本国内の企業のモリモト医薬(大阪市)が、新型コロナウイルスワクチンでの実用化に向けて国内外の複数の製薬会社と調整に入りました。早ければ来夏にも実用化できる見通し。
 粉末化によりワクチンは小型・軽量化し、常温での輸送や長期保管も可能となり、安定供給も見込めるため、世界から注目されています。
 日本で接種が行われているアメリカの製薬大手ファイザーのワクチンは当初、零下75度の超低温管理が大きな課題になりました。その後、零下20度前後で最長14日保存できるようになるなど条件が緩和されましたが、低温管理が必要なことに変わりはありません。
 モリモト医薬は管理しやすい粉末ワクチン用の新装置を開発し、昨年10月に特許を取得。液剤をノズルから噴霧して真空凍結機でパウダー状に凍結。その後、真空の横型ドラムの中を移動して乾燥させることで、高品質な粉末製剤を大量生産できます。粉末ワクチンは、生理食塩水に溶かせば液体に戻ります。
 海外の医薬品メーカーも粉末化の開発を急ぐものの、従来の方法は装置内に瓶入り液剤を並べて乾燥させる仕組み。新装置は従来の方法と同じ設置面積なら生産能力が10倍となります。年間数億回投与分の生産が可能になり、コストも削減できるといいます。
 今年に入ってモリモト医薬は、すでにワクチンを開発した海外の製薬会社や開発中の国内メーカーと、新型コロナワクチンでの実用化に向けて調整。厚生労働省のワクチン承認の状況にもよるものの、粉末ワクチンが安定供給できる自社の生産ラインも来夏の稼働を目指して準備を進めています。
 モリモト医薬の盛本修司社長は、国内でのワクチン開発が遅れている現状を踏まえ「日本発の技術で供給に貢献できれば」と話しています。

 2021年4月7日(水)




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■新型コロナの治療薬候補を発見 京都大、iPS細胞の研究で  [健康ダイジェスト]

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いることで新型コロナウイルスの感染を抑える薬剤を見付けたと、京都大などが発表しました。感染拡大を引き起こしやすい新型コロナなど、RNAを遺伝子とするウイルスの治療薬探索に応用できるといいます。研究成果は7日、ヨーロッパの科学誌に掲載されました。
 RNAウイルスは形態が多様で変異しやすく、新型コロナ以外にもエボラ出血熱などを引き起こす種類が知られています。感染拡大を防ぐためにも治療薬候補の速やかな開発が課題となっています。
 京都大iPS細胞研究所の井上治久教授らの研究チームは、ヒトiPS細胞に、RNAウイルスの一種のセンダイウイルスを感染させるモデルを構築。このモデルを使い、日米でほかの病気の治療用に使われている500種類の既存薬を振り掛けたところ、骨粗鬆症薬「エビスタ(一般名ラロキシフェン)」や、血糖降下薬「アクトス(一般名ピオグリタゾン)」など5種類で有効性がありました。その上でiPS細胞以外の細胞による実験モデルを用い、新型コロナとエボラ出血熱のウイルスの感染を抑えることを確認しました。
 井上教授らが発見した薬剤の中には、ほかの海外チームが別の手法で効果を見いだして、すでに治験を進めている例もあるものの、日本での承認は未定。
 井上教授は、「人での使用にはさらに検証が必要だ。今後、新たなRNAウイルスの感染症の治療薬探索にも使える」と話しています。
 新型コロナウイルス感染症の治療薬は、国内ではベクルリー(一般名レムデシビル)と、デキサメタゾンが承認されています。一方、世界保健機関(WHO)はベクルリーの効果に否定的な見解を示しており、各国で有効な薬の探索が続いているのが現状。

 2021年4月7日(水) 




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■中国製ワクチン、チリで有効性54% 欧米製を下回る [健康ダイジェスト]

 南米チリのチリ大学の研究者らは6日、中国の製薬会社、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンの有効性が54%だったと発表しました。有効性は欧米製ワクチンより低く、新興国での集団免疫の獲得に時間がかかる可能性があります。
 スペイン国営通信などが報じました。2回接種し、2週間が経過した後の有効性を調べました。シノバック製ワクチンは、ブラジルでの治験で50・4%、トルコで83・5%という有効性が発表されています。チリの場合、感染を減らす効果は限定的なものの、重症化率を抑える効果があったため、集中治療室(ICU)の占有率の緩和などの効果が見込めたといいます。
 チリは世界有数の速さでワクチンを接種しており、5日時点で全人口の2割強の国民が2回接種を終えました。これまでに接種したワクチンの9割以上が、シノバック製でした。
 新型コロナのワクチンでは、イギリスのアストラゼネカ製の有効率が76%で、アメリカのファイザー製の有効率は91%と、中国製よりも高くなっています。欧米諸国が欧米製ワクチンを買い占めており、新興国では中国やロシア製のワクチンが主流となっています。
 チリ大学の研究チームのエドゥアルド・エンゲル博士は、「より有効性の高い(欧米製の)ワクチンを入手できる国に比べ、集団免疫の獲得は大きな挑戦だ」と述べ、新興国でコロナ禍収束に時間がかかる可能性を指摘しました。

 2021年4月7日(水)




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■新型コロナ、世界の感染者1億3202万人 死者286万人 アストラゼネカのワクチン、 17歳以下の臨床試験停止 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の7日午前3時の時点で、世界全体で1億3202万3888人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で286万4509人となりました。
 感染者が最も多い国はアメリカで3079万9376人、ブラジルが1301万3601人、インドが1268万6049人、フランスが489万3973人、ロシアが454万6307人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多い国もアメリカで55万5792人、ブラジルが33万2752人、メキシコが20万4399人、インドが16万5547人、イギリスが12万7126人となっています。
 イギリスのオックスフォード大学は、アストラゼネカと開発した新型コロナウイルスのワクチンで、接種後に血栓が確認された例が報告されていることを受け、さらなる情報が得られるまで17歳以下を対象に行ってきた臨床試験をいったん停止することを明らかにしました。
 オックスフォード大学がアストラゼネカと共同で開発したワクチンを巡っては、成人が接種を受けた後に血栓が確認された例がヨーロッパ各国で報告されています。
 オックスフォード大学は17歳以下を接種の対象に含められるかを検証する臨床試験を今年2月からイギリス国内で始めていましたが、6日、いったん停止することを明らかにしました。
 オックスフォード大学は声明で、「臨床試験の安全性への懸念はない」と強調した上で、まれなケースとして血栓などの例が報告されていることを受け、規制当局からさらなる情報が得られるまでは臨床試験は進めないとしています。
 このワクチンを巡ってヨーロッパ連合(EU)の規制当局は3月、「安全で効果的なワクチンで、人々を守るメリットはリスクを上回る」との見解を発表した上で引き続き調査を進めていて、近く、結果を公表する見通しです。

 2021年4月7日(水)




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■新型コロナワクチン接種の2人陽性判定 神奈川県の女性看護師 [健康ダイジェスト]

 神奈川県は6日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した厚木市立病院の女性看護師2人が、接種後に感染が確認されたと明らかにしました。ウイルスの潜伏期間を考えると、感染したのが接種の前か後かは不明といいます。
 県や厚木市によると、いずれも20歳代の女性看護師2人は3月末、医療従事者に対する県の優先接種でそれぞれ1回、アメリカのファイザー社製ワクチンの接種を受けました。しかし、2人は4月4日に発熱し、翌5日に検査したところ、陽性と判明しました。ともに症状は軽いといいます。
 海外で行われた臨床試験(治験)では、ワクチンを接種したグループは、接種していないグループに比べて発症率が大幅に減る効果が確認されているものの、一定数の感染者は出ており、完全に抑えられるものではありません。
 神奈川県の担当者は、「今後も同様の例は出てくる可能性がある」と話しています。
 ワクチン接種後の感染確認は、大阪府でも3月18日に判明しています。

 2021年4月7日(水)




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■東京都、新型コロナに399人感染 6人死亡 17人が変異ウイルスに感染 [健康ダイジェスト]

 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて399人が新型コロナウイルスに感染していることを発表しました。
 1週間前の火曜日と比べて35人増えており、これで6日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。また、6日までの7日間平均は396・9人で、前の週の109・8%となりました。7日間平均が前の週から増加するのは25日連続で、増加傾向が続いています。
 都の担当者は、「7日間平均は間もなく400人になる勢いだ。いつ急増してもおかしくない状況なので感染対策を徹底してほしい」と話しています。
 新規感染者399人の年代別は、10歳未満が5人、10歳代が20人、20歳代が116人、30歳代が96人、40歳代が53人、50歳代が60人、60歳代が19人、70歳代が18人、80歳代が9人、90歳代が1人、100歳以上が2人。
 399人のうち、約64%に当たる257人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
 一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く70人、次いで「職場内」が24人、「会食」が16人、「施設内」が13人などとなっています。
 このうち「施設内」では、1つの保育園で保育士と園児合わせて6人が、5つの高齢者施設で利用者と職員合わせて5人が、1つの医療機関で職員1人が、それぞれ感染したということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、12万3350人になりました。
 一方、6日時点で入院している人は、5日より29人増えて1555人で、「現在確保している病床に占める割合」は30。8%です。
 都の基準で集計した6日時点の重症の患者は、5日より2人減って44人で、重症患者用の病床の13・3%を使用しています。
 また、都は感染が確認された70歳代から100歳代の男女6人が死亡したことを明らかにしました。6人のうち5人は、入院していた医療機関で感染したということです。
 これで都内で死亡した人は、合わせて1785人になりました。
 一方、東京都は6日、新たに10歳未満から60歳代までの男女17人が変異した新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち15人は海外滞在歴がなく、10人は現時点で感染経路などのリンクが追えていません。
 これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは、合わせて119人になりました。

 2021年4月7日(水)




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