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■2020年の総合感冒薬の販売額最低に 新型コロナ感染対策が影響 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染対策により、一般用医薬品(大衆薬)の総合感冒薬の売れ行きが低迷しています。インテージヘルスケア(東京都千代田)によると、2020年の総合感冒薬の販売額は787億円で、同社が大衆薬の市場調査を始めた1996年以来、最低額となりました。
 2020年の総合感冒薬の販売額は、前年比22%減の787億円。インテージヘルスケアの調査手法が変更したため参考値ながら、2008年以来総合感冒薬の販売額は900億円から1000億円台で推移してきた中で、異例の落ち込みとなりました。新型コロナウイルス感染予防の手洗いや消毒で風邪を引く人が減少したことが、影響しました。
 特に「鼻」や「のど」など細かく症状別に訴求するタイプが苦戦しましたが、ファミリー向けの常備薬は減少幅が緩やかでした。従来、症状別の薬は日中に出勤して病院に行きづらい層に人気で、在宅勤務で出社の機会が減り需要も縮小しました。
 第一三共ヘルスケアの総合感冒薬「ルル」も、「風邪を引く人が減った影響を受けた」といいます。ルルは常備薬タイプの「ルルA」と、症状別の「ルルアタック」の2シリーズに大別されます。今年の冬に向けた新製品の販促では「ルルA」に力を入れ、常備薬の需要をとらえる狙いです。
 アリナミン製薬は、症状別の総合感冒薬「ベンザ」の復調に期待します。2020年9月に「ベンザブロックプレミアム」から「鼻」「のど」「熱」の3種類を発売。「売れ行きは落ち込んだが、揺るがない需要もあるとみている」と話しています。
 一方、アルコール消毒などで肌荒れに悩む人が増え、皮膚薬は拡大しています。2021年1月の売り上げは、保湿用薬で前年同月比97%増、ひびの薬で72%増となりました。インテージヘルスケアによると、ユースキン製薬(川崎市)のひびなどの皮膚薬「ユースキン」は、2020年10月の売り上げ個数が前年同月比で66%増えました。

 2021年4月3日(土)

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■新型コロナ、大阪府で過去最多となる666人が感染 [健康ダイジェスト]

 大阪府は3日、過去最多となる666人が新型コロナウイルスに感染していることが、新たに確認されたと発表しました。1日の感染者数が600人以上となるのは1日の616人、2日の613人に続いて3日連続で、東京都の感染者数を5日連続で上回りました。
 また、大阪市は3日、高齢施設課の職員9人が3月26日夜に焼き肉店で課長の送別会を開催し、うち2人が陽性になったと発表しました。市のルールでは、会食の参加者は4人以内にするよう定められていました。
 大阪府内で感染が確認された人の累計は、これで5万4096人となりました。また、2人の死亡が確認され、大阪府内で亡くなった感染者は1191人になりました。
 大阪府内で1日に確認された感染者の数は、これまでは今年1月8日の654人が最も多くなっていました。緊急事態宣言を受けて徐々に減り、3月8日には38人となりましたが、その後、増加に転じ、3月下旬から大幅に増えました。
 3日までの5日間は連日、東京都の感染者数を上回り、1日から3日連続で600人以上となって、3日、過去最多を更新する666人となりました。
 近畿では、兵庫県が3日、新たに206人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
 兵庫県内での感染確認が200人を超えるのは3月31日に211人が確認されて以来で、2回目の緊急事態宣言が解除されてから2番目に多い感染者の発表となりました。
 また、神戸市は3月28日に発表した1人について、その後の検査で陰性が確認されたとして感染者数を修正しました。
 兵庫県内で発表された感染者は、これで合わせて2万637人となりました。
 また、兵庫県は3日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡が確認されたと発表しました。
 兵庫県内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人は、これで595人となりました。
 大阪府、兵庫県、宮城県では5日から、「まん延防止等重点措置」が適用されます。

 2021年4月3日(土)

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■アストラゼネカ製ワクチン、血栓症発症は1800万人中30人 イギリスで発表 [健康ダイジェスト]

 イギリスの製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン接種を受けた1800万人以上のうち、希少な血栓症を発症したのは30人だったことが、イギリスの医薬品・医療製品規制庁(MHRA)の発表により明らかになりました。MHRAは同社製ワクチンについて、「効果は依然としてリスクを上回る」とし、接種継続を呼び掛けています。
 発表によると、3月24日までの症例報告は、脳静脈洞血栓症が22人、血小板減少を伴う他の血栓症は8人でした。
 MHRAは、「この特定のタイプの血栓を発症するリスクは非常に小さい」と指摘。「これまでに報告された、有害反応と疑われている症例の数と性質は、日常的に使用される他の種類のワクチンと比べて珍しいものではない」としました。
 ただ、アメリカの製薬大手ファイザーとドイツ製薬ベンチャーのビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの接種者では、こうした症例の報告はありませんでした。
 アストラゼネカ製ワクチンを巡っては、オランダが2日、血小板減少を伴う血栓症の発症と関連しているとの懸念から、60歳未満の接種を停止すると発表。同国では25〜65歳の女性5人の発症が報告され、うち1人が死亡しています。ドイツも今週、同ワクチンの60歳未満への接種制限を発表していました。カナダも55歳未満への接種を中断しています。
 世界保健機関(WHO)と欧州医薬品庁(EMA)はいずれも、アストラゼネカ製ワクチンの安全性を確認しています。EMAは4月7日、血栓の問題について改めて勧告を出す予定で、その勧告を踏まえて、オランダはその後の対応を判断します。

 2021年4月3日(土)

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■新型コロナ、世界の感染者1億2991万人 死者283万人 アメリカのワクチン接種完了者、検査なしの国内旅行可能に [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の4月3日午前3時の時点で、世界全体で1億2991万318人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で283万1860人となりました。
 感染者が最も多いのはアメリカで3056万8672人、次いでブラジルが1283万9844人、インドが1230万3131人、フランスが475万5780人、ロシアが451万1973人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで55万3517人、次いでブラジルが32万5284人、メキシコが20万3664人、インドが16万3396人、イギリスが12万7058人となっています。
 アメリカの疾病対策センター(CDC)は2日、アメリカ国内で新型コロナウイルスワクチンの接種を少なくとも1回受けた人が1億人を突破したと発表しました。ワクチン接種を受けた国民が1億人に達したのは、アメリカが世界初。
 CDCによると、ワクチン接種を少なくとも1回受けたアメリカ国民は2日時点で、1億180万4762人で、人口の30%以上に相当します。このうち5800万人近くは、ワクチンの種類によって2回あるいは1回の接種が完了しており、半数以上が65歳以上です。
 アメリカでは3つのワクチンが実用化されており、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製は1回接種で済むが、ファイザー製とモデルナ製のワクチンはそれぞれ2回の接種が必要となっていあす。
 一方で、CDCは指針を改訂し、ワクチン接種が完了した人は、マスクを着用する必要はあるものの、自主隔離やウイルス検査なしに国内を旅行できると発表しました。
 これは、CDCのロシェル・ワレワレンスキー所長が2日、記者会見で明らかにしました。
 それによりますと、ワクチン接種を完了した人は、最後に接種を受けてから2週間たてば、「低リスクで旅行が可能」と見なされ、事前のウイルス検査や旅行後の自主隔離なしに国内を旅行できるとしています。
 国内旅行中はマスクの着用、人混みの回避、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、手洗いの励行を求めています。
 ただ、ワレンスキー所長は、1日当たりの新規感染者は直近7日間の平均で、6万2000人を超えているとして、「感染者が増えている今、旅行を勧めることはしない」と述べて、不要不急の旅行は控えるよう呼び掛けています。
 ワクチン接種が終わっていない人には、引き続き国内旅行を控えるよう呼び掛けるとともに、旅行する場合には前後の検査や自主隔離が必要としています。
 一方、国外旅行については、ワクチン接種を完了した人は目的地の国が求めない限り、出国前のウイルス検査は必要なくなりますが、アメリカに入国するには、これまでと変わらず搭乗前に陰性証明を提示し、到着後3日から5日以内のウイルス検査を求めるとしています。

 2021年4月3日(土)

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