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■新型コロナワクチン接種に自衛隊、東京都と大阪府で大規模会場設置・運営 [健康ダイジェスト]

 岸信夫防衛相は27日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を都内で5月24日に開設すると発表しました。自衛隊が会場を運営し、接種などの医療行為には医師・看護師の資格を持つ自衛隊の医官や看護官が対応します。大阪府でも大規模会場の開設・運営を検討します。
 菅義偉首相が27日の閣議の後、自衛隊による大規模接種を準備するよう岸防衛相に指示し、「医官や看護官による組織的活動が可能な唯一の国の組織である自衛隊に運営してもらいたい」と要請しました。
 岸防衛相は同日午後に防衛省で対策会議を開き、医官や看護官の派遣人数や会場の規模などを詰めます。記者会見では、「できる限り努力して対策をやっていきたい」と強調しました。
 国が運営する接種会場は初めてで、東京都の会場は千代田区大手町の政府施設を使い、1日約1万人の接種を目指し、3カ月間設ける予定。5月中に製造販売が承認される見通しのアメリカのバイオ企業モデルナ製のワクチンを使用する見通しです。
 都内在住者や埼玉県、千葉県、神奈川県からの在勤者の利用も想定しています。1都3県には高齢者約3600万人のうち約900万人が住んでおり、首相が目指す7月末までの高齢者向け接種の終了には、首都圏での接種がいかに早く進むかが鍵を握っています。

 2021年4月27日(火)




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■中東で新型コロナ変異ウイルスが急速に拡大 トルコ6万人、イラン2万人が新規感染 [健康ダイジェスト]

 中東のトルコやイランでは、変異した新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していて、厳しい感染状況になっています。トルコでは、4月21日に1日当たりの死者数が362人を記録。最近では新規感染者数も6万人を超え、いずれも過去最悪の状態が続いています。イギリス由来の変異ウイルスの感染が広がり、全体の85%を占めるといわれます。
 トルコでは、1日当たりの新規感染者数が3月前半までは1万人台で推移していました。現地の医療関係者は、3月に政府が規制を緩和したことが現在の感染拡大を引き起こした「最大の過ち」だったとの見方を示しています。
 トルコ政府は4月中旬に始まったイスラム教のラマダン(断食月)に合わせ、平日の夜間外出禁止の時間帯を拡大したほか、週末の終日外出禁止措置も強化しました。
 ラマダンは親類や知人と旧交を温める機会ですが、トルコの50歳代のジャーナリストは「今年は自粛する人も少なくないと思う」と予測しました。半面、「外出禁止の時間帯でも多くの人が外に出ていた」とし、規制で疲れている人々がさらに厳しいルールを守るかは疑問だという見方を示しました。
 トルコは昨年11月、中国医薬集団(シノファーム)製のワクチンを1億回分購入する契約を結んだものの、レジェップ・エルドアン大統領は3月下旬、予定通りに届いていないとして中国側に早期の納入を促しています。
 現在は、医療従事者などへのワクチンの接種を完了し、現在は60歳以上の人たちを対象に接種を急いでいます。
 イランでも、3月には1万人以下だった1日当たりの新規感染者が、2万人前後と2倍以上に急増するなどしています。政府は、変異した新型コロナウイルスが主な原因だと分析しています。
 イランでは4月10日以降、首都テヘランなど感染が深刻な地域で、食品や医薬品などの生活必需品を除いて商店の営業が禁止されています。
 テヘランのバザールは閑散としていて、ペルシャじゅうたんを販売する49歳の男性は、「じゅうたん市場は完全に停止してしまって、ビジネスが成り立たない。最近の収入は、以前と比べると10%くらいだ」と話していました。
 また、衣服を販売する43歳の男性は、「何とかな生きているものの、収入はゼロだ。バザールで働く数千人が仕事を失っている。新型コロナウイルスに幸せも気力も奪われた」と嘆いていました。

 2021年4月27日(火)




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■アメリカ政府、新型コロナワクチンを他国に提供へ アストラゼネカ製の約6000万回分 [健康ダイジェスト]

 アメリカ政府は、国内で製造されるイギリスの製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン約6000万回分について、規制当局の同意が得られれば、ほかの国に提供することを検討していると明らかにしました。
 ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は26日の記者会見で、「アメリカで製造されるアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、今後、数カ月の間に分配する選択肢を検討している」と述べ、食品医薬品局(FDA)の同意が得られれば、他国に提供することを検討していると明らかにしました。
 対象になるのは、すでに製造された約1000万回分と、6月にかけて製造される約5000万回分の合わせて約6000万回分。
 理由についてサキ報道官は、アメリカではすでに3種類のワクチンの接種が進む一方、アストラゼネカのワクチンについては、まだ緊急使用が許可されていないとして、「今後、数カ月のウイルスとの闘いで使う必要がない」と説明しました。
 アメリカでは、16歳以上の人すべてがワクチン接種の対象となり、接種を完了した人は26日までに人口の28・9%となっている一方、世界では、ワクチンの公平な配分が進まず、提供を求める声が強まっています。
 ワクチンの提供先について、サキ報道官は3月の会見で、メキシコとカナダへの計400万回分の提供を検討しているとしていましたが、この日の会見では「世界中から要請があり、今後、検討していく」と述べるにとどめました。

 2021年4月27日(火)




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■インドの新たな二重変異ウイルス、東京都で初確認 病院に入院していた80歳代女性 [健康ダイジェスト]

 東京都は26日、1つのウイルス内で2つの変異が重要な部分に起きる新型コロナウイルスの二重変異ウイルスについて、80歳代女性の感染が都内で確認されたと発表しました。この変異ウイルスはインドで急激に感染拡大していますが、都内で確認されたのは初めて。
 二重変異ウイルスは、26日時点で国内で21人の感染が確認され、そのうち20人は空港検疫でコロナ陽性が判明しました。都によると、残りの1人がこの女性だといいます。
 女性は新型コロナウイルスへの感染が確認されて、病院に入院して治療を受けていましたが、4月14日に退院したということです。
 その後、国立感染症研究所の検査で、2つの特徴的な変異を併せ持ったウイルスに感染していることが判明し、4月23日、都に連絡があったということです。
 都は、女性にインドへの渡航歴があるかどうか、これまでのところ確認できていないということです。
 女性には濃厚接触者がいるということで、都は、今後の対応について国と調整を進めています。
 インド型の二重変異ウイルスには、ワクチンや免疫の効果を下げる恐れのある2つの重要な変異が重なっています。いずれも人の細胞に結合する突起部分の変異で、東京大学などの研究によると、2つのうち「L452R」と呼ばれる変異は6割の日本人にとって免疫が働きにくくなる可能性があるといいます。
 一方、東京都では26日、これまでで2番目に多い174人が、感染力が強い「N501Y」の変異がある新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
 都によりますと、26日に新たに感染が確認されたのは、10歳未満から90歳代までの男女合わせて172人と、年齢がわかっていない2人の合わせて174人です。
 1日に発表される人数としてはこれまでで最も多かった4月22日の257人に次いで2番目に多く、変異ウイルスの感染が拡大しています。
 174人の年代別で最も多いのは20歳代の49人、次いで30歳代が39人、40歳代が28人、50歳代が24人、60歳代が15人、10歳代が7人、80歳代が5人、90歳代が3人、10歳未満と70歳代がそれぞれ1人。
 また、174人のうち、感染経路がほぼ特定されているのは17人で、2つの「高齢者施設」で利用者と職員合わせて7人、2つの「保育園」で職員合わせて3人、「家庭内」が7つの家族で合わせて7人となっています。
 また、都は変異ウイルスによるクラスター(感染者集団)が26日までに都内で7件報告されていることを明らかにしました。
 感染の確認が最も多かったのは、1つの医療機関で31人が確認されたケースでした。このほか、老人ホームで26人、工場で13人、保育園で6人がそれぞれ確認されたケースもありました。

 2021年4月27日(火)




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