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■上海市、死者503人の95%がコロナワクチン未接種 高齢者への接種に遅れ [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスを抑え込む「ゼロコロナ」政策によるロックダウン(都市封鎖)が長期化する上海市で、4月以降のコロナによる死者約500人のうち約95%がコロナワクチンが未接種だったことが5月上旬、医学誌「ランセット」に掲載された論文で明らかにされました。こうした結果が、今後の中国でのコロナ対策に影響を与える可能性もありそうです。
 論文によると、3月28日のロックダウン開始後、4月から5月4日までの上海市でのコロナによる死者は503人。ワクチン接種を1回でも受けていたのは、そのうち25人(4・97%)でした。
 上海市の人口約2500万人のうち9割がワクチン接種済みなものの、高齢者の接種率は極端に低く、60歳以上の接種率は62%に下がるといいます。その上で論文は「もしロックダウンなどの厳しい措置がなければ、ワクチン未接種の高齢者の間で重症化は増え、死亡率はもっと上がっていただろう」と指摘しました。
 ただ、感染力の強いオミクロン型変異ウイルスの拡大で上海市など中国各地の都市封鎖は長期化し、経済や市民生活に与える打撃も高まっています。
 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は10日の記者会見で、中国の「ゼロコロナ」政策について「持続可能とは思えない」と方針転換を促しました。
 ランセット掲載の論文も、「(都市封鎖などの)厳格な措置が、ワクチン接種拡大のための時間を稼いだ」と指摘。ゼロコロナがロックダウンの目的ではなく、遅れている高齢者のワクチン接種を急ぐ必要性を強調しています。
 中国政府の統計によると、中国全体で5月上旬現在、2回以上のワクチン接種率は88・7%なものの、60歳以上では81・6%、さらに80~89歳では58・8%に下がります。高齢者のワクチン接種率が低い理由について、中国メディアは「高齢者ほど持病が多く、ワクチンの副反応への恐怖感が強い」などと説明しています。
 習近平指導部はロックダウンなどを柱にした「ゼロコロナ」政策の継続を明確にしている一方で、中国内では今後、高齢者のワクチン接種拡大に重点を置くべきだとの声が徐々に広がる可能性があります。
 上海市の研究者が中心となって医学誌「ネイチャー・メディシン」に発表した論文は、これまで中国で展開されたワクチン接種策では、オミクロン型の感染拡大を防ぐには不十分で、今後、155万人が死亡し、その4分の3は60歳以上の高齢者が占める可能性があると警鐘を鳴らしました。その上で、高齢者へのワクチン接種の推進、抗ウイルス薬による治療、行動制限などの感染抑制策を組み合わせることで医療崩壊を避けることができると、強調しています。

 2022年5月15日(日)




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■新型コロナ、全国で3万5008人感染 死亡25人、重症139人 [健康ダイジェスト]

 15日は午後6時までに、東京都で3348人、大阪府で2576人、北海道で2488人、沖縄県で2022人、神奈川県で1905人、愛知県で1878人、福岡県で1861人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに3万5008人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 また、東京都で7人、北海道で3人、埼玉県で3人、神奈川県で2人、茨城県で2人、大阪府で1人、宮崎県で1人、富山県で1人、広島県で1人、愛知県で1人、栃木県で1人、秋田県で1人、青森県で1人の、合わせて25人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め838万3191人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて838万3903人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万65人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて3万78人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より14人減って、15日時点で139人となっています。
 大阪府は15日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2576人確認したと発表。感染者数は前週同曜日(3324人)と比べ、748人減りました。これで、府内の感染者の累計は93万5325人となりました。
 新たに90歳代の女性1人の死亡も判明し、府内の累計死者数は4989人となりました。
 15日時点の重症者は前日と同じ20人で、重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含め重症病床(622床)の実質の使用率は5・8%でした。軽症・中等症病床には719人が入院しており、軽症・中等症病床(3376床)の使用率は21・3%となりました。
 府が設置した臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」の療養者は9日以降おらず、新規の受け入れを終了しています。
 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は131人でした。自宅療養者は2万516人。公費によるPCR検査などを1万3741件実施しました。

 2022年5月15日(日)




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■新型コロナ、東京都で新たに3348人感染 前週を1363人下回る [健康ダイジェスト]

 東京都は15日、都内で新たに10歳未満から90歳代の3348人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の日曜日より1363人減りました。14日は8日ぶりに前週の同じ曜日を下回っていて、2日連続となりました。15日までの7日間平均は3956・9人で、前週の124・3%でした。
 新規感染者を年代別にみると、20歳代が755人と最も多く、30歳代が567人、10歳未満が519人と続きました。65歳以上の高齢者は235人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが1654人、未接種は882人でした。
 また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、15日時点で4人で、14日と同じでした。
 重症者用の病床使用率は3%、全体の病床使用率は15・4%となっています。
 一方、都は、感染が確認された80歳代と90歳代の男女合わせて7人が死亡したことを発表しました。
 東京都の累計の感染者は149万1783人となり、累計の死者は4400人となりました。

 2022年5月15日(日)




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■北朝鮮、発熱で新たに15人死亡 累計発熱者は82万人超 [健康ダイジェスト]

 12日に新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたと公表した北朝鮮は、13日夕方から14日午後6時までに新たに29万人以上に発熱の症状が確認され、15人が死亡したと発表しました。感染が拡大しているとみられます。
 北朝鮮は12日、新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたとして「最大非常防疫態勢」に移行すると発表し、すべての道、市、郡を封鎖しました。
 15日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によりますと、14日午後6時までの1日で北朝鮮全域で、新たに29万6000人余りに発熱の症状が確認され、15人が死亡したということです。
 1日の発熱患者は13日と比べて12万人以上増えたことになり、感染が拡大しているとみられます。
 北朝鮮の人口は約2570万人で、4月下旬からこれまでに発熱の症状が確認されたのは合わせて82万620人に上り、このうち49万6030人が全快し、32万4550人が治療を受けているとしています。累積死亡者は42人。
 42人に上っている死者のうち、薬品の使用ミスによる割合が多く、治療方法と衛生知識の提供を急いでいるということです。
 金正恩(キム・ジョンウン)総書記は14日の党の会議で「建国以来の大動乱といえる」と強い危機感を示し、感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を続ける中国に倣った対策の強化を指示しました。
 北朝鮮指導部は徹底した封鎖措置に加え、約135万人を投入して全住民への検査などを行い感染拡大を防ぐ構えですが、もともと医療体制がぜい弱だといわれる中、さらなる拡大が懸念されます。

 2022年5月15日(日)




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