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■東北地方で初めての新型コロナウイルス感染確認 クルーズ船下船した仙台市の男性 [健康ダイジェスト]

 仙台市は29日、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船の乗客で、ウイルス検査で陰性とされ下船していた仙台市の70歳代の男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。東北地方で感染が確認されたのは、初めてです。
 仙台市によりますと、男性は集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客でしたが、ウイルス検査で陰性とされたため、2月20日に下船し、横浜から在来線を使って東京駅に向かい、その後、仙台駅まで新幹線を利用して市内の自宅に戻りました。
 食材の買い出し以外は外出を控え、外出する際はマスクを着けていたということです。
 仙台市によりますと、男性は28日、微熱とのどの痛みを訴えて市内の感染症指定医療機関に検査入院し、29日午前6時ごろ、感染が確認されました。状態は落ち着いており、重篤な状況ではないということです
 男性の家族1人は検査の結果、陰性でしたが、仙台市は28日から14日間、自宅での経過観察を行うとともに、ほかに濃厚接触者がいないか調べることにしています。
 東北地方で初めて仙台市で新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受けて、宮城県の村井嘉浩知事は記者団に対し、「今回初めて仙台市内で感染者が確認されたことを重く受け止めている。今回はクルーズ船から下船した人だが、今後、市中感染も想定されるので、市町村や医師会など関係機関と連携し、感染を封じ込めるよう最大限努力したい」と述べました。
 新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、下船して帰宅した後に感染が確認されるケースが相次いでいます。
 厚生労働省はクルーズ船の乗客について、船内で行った検査が陰性だった人は、船から下りて帰宅してもらっていました。しかし、29日までに合わせて6人が帰宅後に感染が確認されています。
 今回、明らかになった仙台市の70歳代の男性のほか、静岡市の60歳代の男性、栃木県の60歳代の女性、徳島県の60歳代の女性、千葉県の60歳代と70歳代の男性も、帰宅後に感染が確認されています。
 厚労省は帰宅した乗客に対し、下船した翌日から2週間、毎日、電話などで健康状態を確認し、不要不急の外出を控えるよう求めています。
 厚労省は下船後にすぐ帰宅してもらったことについて、「判断は妥当だったと考えているが、今後の状況を注視しながら必要な対策をとっていきたい」としています。

 2020年2月29日(土)

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■新潟市で新型コロナウイルスの感染確認 東京都在住の60歳代男性 [健康ダイジェスト]

 新潟市は29日、市内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表しました。新潟県内での感染確認は初めて。
 感染者に海外渡航歴はなく、38度台の熱が出たものの重症ではありません。感染経路は不明で、新潟市は行動歴や濃厚接触者などを調査しています。
 新潟市によると、感染者は日本国籍で東京都在住の60歳代の無職男性。15日に母親の介護のため新潟市に帰省。交通手段は不明。
 25日に発熱やせきの症状があり、26日に新潟市内の医療機関を受診しました。その後、倦怠(けんたい)感や食欲低下も出たため、28日に再度医療機関を受診しました。この医療機関が保健所に相談して、別の医療機関が検体を採取し、自宅待機を指示。29日午前に新潟市衛生環境研究所の検査で陽性と判明しました。
 男性は現在、新潟市の実家に母親と2人で待機中で、今後、医療機関に入院する予定。母親の症状は不明。新潟市は、母親の検体も採取して確認します。
 記者会見で中原八一市長は、「市民の皆様には、できるだけ人混みの多い所を避けるなど注意し、感染防止に向けて協力してほしい」と話しました。会見後、新潟市は対策本部会議を開き、今後の対応を確認しました。
 新潟県も正午から、知事を本部長とする感染症に関する対策本部会議を開き、対応を協議しました。

 2020年2月29日(土)

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■高知市の30歳代女性看護師が新型コロナウイルス感染 高知県で初確認 [健康ダイジェスト]

 高知県は29日、高知市に住む30歳代の看護師の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認された、と発表しました。
 高知県によりますと、女性はのどの痛みを訴えて2月14日に医療機関を受診し、抗生剤の投与を受けていったん体調は回復しました。
 しかし、再びのどの痛みやせき、微熱の症状があり、28日になって医療機関を受診したところ、肺炎の症状が認められ、ウイルス検査の結果、感染が確認されたということです。現在、入院して治療を受けています。
 高知県で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、初めてです。
 女性は勤務先に自家用車で通勤し、体調を崩した後はマスクを着けて過ごしていたということです。
 2月15日から翌日にかけて大阪府を旅行していましたが、海外への渡航歴や中国の湖北省武漢市からの帰国者との接触はないということです。
 高知県の浜田省司知事は、29日開かれた県の対策本部会議で「これ以上の感染拡大を防ぐため、より一層、緊張感を持って対策をとってほしい」と述べました。

 2020年2月29日(土)

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■新型コロナウイルス、世界的な危険性「非常に高い」 WHOが評価引き上げ [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスが世界全体におよぼす危険性の評価を「高い」から、最高水準の「非常に高い」に引き上げました。ウイルスは新たにサハラ以南アフリカにも拡大しており、各金融市場の急落を招いています。
 WHOは新型コロナウイルスの感染が広がる中、1月23日から危険性の評価を公表しており、中国は「非常に高い」、世界的には「高い」としてきました。
 評価引き上げの理由について、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長はスイス・ジュネーブでの記者会見で、感染者の増加が続いていることと、初の感染者が確認された国がここ数日間で増加したことを挙げました。
 一方でテドロス氏はパンデミック(感染症の世界的な大流行)は否定し、「感染者の早期発見と隔離や治療、感染経路の解明のために断固とした行動を取れば、まだこのウイルスを封じ込められる可能性はある」とも述べました。
 新型ウイルスはここ1週間で世界各地に広がり、南極大陸を除くすべての大陸で感染が確認される事態へと発展。多くの政府や企業が人々の移動や集会を中止する措置を取りました。
 28日には新たにスイスが、参加者1000人超のイベントについて、3月15日まで開催を禁止すると発表。これを受け、来週に開催が予定されていた自動車業界の主要イベント、ジュネーブ国際自動車ショーも中止されました。
 WHOは、アフリカ諸国の備えについて特に大きな懸念を表明。アフリカ大陸の医療体制は新型コロナウイルスの流行に対処するには準備不足だ、と警告しています。
 アフリカではこれまでにもエジプトとアルジェリアで感染者が確認されていたものの、28日にはナイジェリアの人口密集都市ラゴスでもイタリア人男性の感染が確認され、サハラ以南地域では初の感染者となりました。
 このほか、新たにベラルーシ、デンマーク、アイスランド、リトアニア、メキシコ、そしてニュージーランドでも感染者が確認されました。

 2020年2月29日(土)

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