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■がん治療で不妊女性、冷凍保存の体外成熟卵子で出産 フランスで世界初 [健康ダイジェスト]

 乳がん治療のための化学療法の影響で不妊になった34歳のフランス人女性が、事前に採取していた自身の未成熟卵子を使って5年後に出産しました。未成熟卵子は採取後、体外で成熟され、冷凍されていました。
 フランスの研究チームが19日、イギリスの医学誌「腫瘍学年報」で発表しました。このような事例は、世界初だといいます。
 医師らは化学療法を開始する前に、女性の卵巣から未成熟卵子7個を採取。受精能力の低い未成熟卵子を体外で成熟させる「IVM(体外成熟培養)」と呼ばれる技術を使い、これらを実験室内で成熟させました。
 ホルモン剤によって卵巣を刺激する方法は時間がかかりすぎるため、がんを悪化させる恐れがありました。このため、未成熟卵の採取と凍結が最善の方法として選択されたといいます。
 女性は5年後、乳がんから回復しましたが、化学療法の影響で自然妊娠ができなくなっていました。
 だが、5年前に凍結した卵子7個のうち6個の解凍に成功し、うち5個が受精できました。受精卵の1つを子宮に戻し、女性は2019年7月6日に健康な男児を出産しました。男の子は、ジュールと名付けられました。

 2020年2月21日(金)

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■新型コロナウイルス、石川県で初の感染確認  東京都28例目、千葉県9例目、愛知県11例目の感染確認も [健康ダイジェスト]

 石川県に住む50歳代の県職員の男性が新型コロナウイルスに感染していることが21日、確認されました。石川県内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは初めてで、県によりますと、2月12日から14日にかけて東京都に出張していたということで、県は詳しい行動歴などを調査しています。
 石川県によりますと、50歳代の県職員の男性が2月16日から発熱の症状があり20日になって肺炎と診断され、県の保健環境センターでの検査の結果、21日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。現在、男性の容体は安定しているということです。
 東京都も21日、都内で新たに3人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。
 いずれも都内に住む、50歳代のパート職員の女性と、70歳代の自営業の女性、50歳代の無職の女性の3人です。
 このうち、50歳代のパート職員の女性は2月10日に症状が出て、複数の医療機関を受診した後、2月18日からは都内の医療機関に入院していて重症だということです。
 すでに感染していることがわかった人とこれまでに明確に接触したかどうかは、確認できないということです。
 70歳代の自営業の女性は、これまでに感染が確認されている東京都大田区の「牧田総合病院」の「蒲田分院」の男性医師と女性看護師とともに、1月22日に食事をしたということです。50歳代の無職の女性は、男性医師の妻だということです。
 これで、都内で感染が確認された人は、合わせて28人になりました。
 また、千葉県によりますと、県内に住む60歳代の警備員の男性が新型コロナウイルスに感染していることが21日、確認されたということです。
 男性は2月6日からだるさなどがあり20日、ウイルス検査を受けた結果、感染が確認されたということです。千葉県で感染が確認されたのは、中国の湖北省武漢からのチャーター便の帰国者3人を含めて9人目となります。
 さらに、名古屋市によりますと、市内に住む70歳代の男性と20歳代の女性の2人が、新型コロナウイルスに感染していることが21日、新たに確認されました。
 2人はいずれも、愛知県内でこれまでに感染が確認された人と接触した可能性があることから、健康観察の対象になっていたということです。
 愛知県内で感染が確認されたのは、これで11人となりました。

 2020年2月21日(金)

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■埼玉県の未就学男児、新型コロナウイルスに感染 父親とともにチャーター機で帰国 [健康ダイジェスト]

 埼玉県は21日、県内に住む6歳以下の未就学の男の子が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
 埼玉県によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、県内に住む日本国籍で6歳以下の未就学の男の子です。
 男の子は40歳代の父親とともに、1月30日に中国の湖北省武漢からチャーター機の第2便で帰国していていましたが、その後、父親は2月10日に感染が確認されていました。
 県によりますと、男の子は帰国した後、自宅待機を続け、地元の保健所の経過観察を受けていましたが、20日夕方になって体温が37度台後半になり、21日の検査の結果、陽性が確認されたということです。男の子の容体は、今のところ安定しているということです。
 埼玉県の大野知事は報道陣に対し、「濃厚接触者として経過観察を続けてきたので感染経路がわからないケースではないが未就学児ということで体力的な不安もあると思う。治療方法が確立しているわけではないが、県としてもできる限りのことはしていきたい」と話していました。

 2020年2月21日(金)

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■新型コロナウイルス、北海道で3人感染確認 2人は小学生の兄弟 [健康ダイジェスト]

 北海道に住む小学生の兄弟2人を含む合わせて3人が新たに、新型コロナウイルスに感染したことが21日、確認されました。兄弟2人の症状はいずれも回復傾向にあるということです。
 北海道の発表によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは中富良野町の中富良野小学校に通う10歳代と10歳未満の兄弟2人と、新千歳空港で検疫業務に当たっていた千歳市に住む40歳代の検疫官の女性の合わせて3人です。
 兄弟2人は2月15日と18日にそれぞれ37度7分の発熱がみられた後に入院し、21日、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。症状はいずれも回復傾向にあるということです。
 一方、40歳代の検疫官の女性は2月16日に微熱が出て、翌日、38度を超え、18日に医療機関を受診していました。その後、自宅で療養していましたが、検体を取って検査を行ったところ、21日感染が確認されました。道によりますと、女性は今後入院する予定ですが、容体は安定しているということです。
 女性は、厚生労働省小樽検疫所千歳空港検疫所支所に勤務しています。支所によりますと、女性は新千歳空港の検疫所の検査場で、サーモグラフィーのモニターを見て空港利用者の体温を確認する業務のほか、新型コロナウイルスへの注意喚起も担当していました。業務の際はマスクに加えて、ゴーグルとゴム手袋も着用する対策をとっていたということです。
 新たに感染が確認された3人は発症までの14日間に海外への渡航歴はなく、道は引き続き発症前の詳しい行動や濃厚接触した人などを確かめ、感染ルートについては調査を進めています。
 北海道内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、合わせて8人となりました。
 新型コロナウイルスについては、中国でも感染した子供が重症化しやすいという報告はありません。
 中国の疾病予防センターで対策に当たっているチームが、2月11日までに中国本土で感染が確認された4万4672人の詳しいデータを分析したところ、10歳未満の子供で死亡したケースはなく、10歳代では死亡は1人だったということです。
 また、中国の武漢大学などのグループの報告では、中国本土で新型コロナウイルスに感染した生後1カ月から11カ月までの乳児は2月6日までに9人おり、いずれも重症にはならなかったということです。
 子供の感染症に詳しい愛知医科大学の森島恒雄客員教授は、「WHOや中国も注目してきたと思うが、これまで子供が重症化しやすいという報告は出ていない。このウイルスは通常のコロナウイルスと似ている部分があり、ふだんから風邪にかかる機会が多い子供は免疫がある可能性もある」と話しています。
 一方で、「感染を広げるという意味では子供は学校や保育園などで感染が広がりやすいため注意が必要だ。いつも以上に手洗いの徹底や、部屋の換気をよくするなどの対策を行ってほしい」と指摘しています。

 2020年2月21日(金)

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■オーストラリアの乗客2人が帰国後ウイルス陽性 陰性のクルーズ客、下船終了へ [健康ダイジェスト]

 オーストラリア政府は21日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船して帰国したオーストラリア人乗客2人から、ウイルスの陽性反応が出たと発表しました。2人はクルーズ船で検査した際には陰性で、症状は認められませんでした。
 2人の容体は安定しており、ほかの乗客らから離れた場所に隔離されているといいます。オーストラリア保健省は、クルーズ船で感染拡大が続いていたことから「帰国後に陽性となるのは想定外の事態ではない」としています。
 同船からは21日も、検査で陰性が確認された乗客が下船。厚生労働省によると、この日は約450人の下船を予定しており、一部を除いて乗客の下船は終了する見込み。
 加藤勝信厚労相は21日、客室ごとの健康管理が始まった5日以降に確認された感染者と同室だったなどの濃厚接触者も早期に下船させ、国の施設で観察期間を過ごすことを明らかにしました。厚労省によると、対象者は100人程度といいます。
 ダイヤモンド・プリンセスには、オーストラリア人約200人が乗船していました。オーストラリア政府がチャーター機を派遣し、乗客164人が20日、北部ダーウィンに帰国。帰国後6人に発熱の症状などがみられ、このうち2人が陽性でした。残りの乗客は予定通り、ダーウィン郊外の施設で14日間隔離されます。
 茂木敏充外相は21日の閣議後の記者会見で、ダイヤモンド・プリンセスから同日午前までに759人の外国人が下船し出国したと明らかにしました。自国民の帰国のために、アメリカ、韓国、オーストラリア、香港、イスラエル、カナダがチャーター機などを運航したと説明しました。イギリス、イタリア、台湾、インドネシア、フィリピンも同日夜以降にチャーター機などを派遣する見通しです。
 船内で大量の感染者が出たことや、感染した乗客2人が20日に死亡したことで、日本政府の一連の対応を疑問視する声も上がっています。

 2020年2月21日(金)

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■新型コロナウイルス、中国の死者2236人に 韓国の感染者は204人 [健康ダイジェスト]

 中国では、新型コロナウイルスの感染が確認された人が7万5000人を超え、死亡した人は2236人に上っています。中国各地で21日になって刑務所での集団感染が相次いで明らかになり、人が密集した場所での感染拡大をいかに防ぐかが課題となっています。
 中国の保健当局である国家衛生健康委員会によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は7万5465人となり、死亡した人は2236人に上っています。
 中国では、感染拡大が最も深刻な湖北省以外でも、病院や百貨店など人が多く集まる場所で感染が広がったケースが明らかになっていますが、沿海部の山東省の保健当局は21日、省内の刑務所で受刑者200人と看守7人の感染が確認されたと発表しました。
 また、湖北省でも2つの刑務所で受刑者ら合わせて271人の感染が、さらに、東部の浙江省でも刑務所で34人の感染が確認されるなど、刑務所での集団感染が相次いで明らかになりました。
 中国政府は、湖北省以外の地域ごとに感染のリスクを3段階に分類した上で、感染のリスクが最も低いと判断された地域については、企業活動を再開するよう指示し、停滞していた生産活動を徐々に正常化していく方針です。
 しかし、再開後に従業員に感染者が出て業務を再び停止する企業もあり、感染拡大を防止しながら生産活動を正常化できるか予断を許さない状況です。
 一方、韓国の保健当局は21日午後、新型コロナウイルスへの感染者数が新たに48人確認されたと発表しました。同日朝に発表された新規感染者52人も加えると、同国における感染者数は計204人となり、中国本土以外の国・地域別では最多となりました。
 韓国疾病管理本部の発表によりますと、新たに確認された感染者のうち46人は南部・大邱(テグ)にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の関係者だといいます。
 同教会では、61歳の女性が2月10日に発熱した後、新型コロナウイルスへの感染が診断される前に少なくとも4回礼拝に参加していました。教会関係者の感染者数は、合わせて120人以上に上っています。
 大邱は韓国第4の都市で、人口は250万人超。市長は、住民に屋内にとどまるよう呼び掛けており、同地にある米軍基地への交通には制限が課されました。市内では21日、マスクをした人々の姿が目立つものの市民生活に大きな影響は出ていません。
 ただ、市民からは「大邱が第2の武漢になるのではないかと不安だ」という声も聞かれました。

 2020年2月21日(金)

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■小野薬品、消化器系がん治療にオプジーボ 日本国内で承認取得  [健康ダイジェスト]

 小野薬品工業とアメリカのブリストル・マイヤーズスクイブは21日、がん免疫薬「オプジーボ」が食道がんと一部の結腸・直腸がん治療について、日本国内で承認を得たと発表しました。がん免疫薬の食道がんでの承認は、世界で初めて。
 消化器系のがんはアジアで患者が多く、小野薬品はオプジーボの日本や台湾、韓国での開発・販売権を持っています。
 それぞれのがんについて、従来の抗がん剤による化学治療が効かなかった患者に対しての二次治療薬として使えるようになります。
 日本では、食道がんは年間2万人が新たに診断されています。結腸・直腸がんは年間14万6000人が新たに診断され、うち切除ができない患者の5%程度が今回の承認の治療対象となります。

 2020年2月21日(金)

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■新型コロナウイルス、6道県で新たに8人の感染確認 福岡県で初、札幌の雪まつり関係者も [健康ダイジェスト]

 国内では20日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で業務に当たっていた厚生労働省の40歳代の男性職員と内閣官房の30歳代の男性職員の2人のほか、北海道、千葉、神奈川、愛知、福岡、沖縄の6道県で8人の計10人の新型コロナウイルスの感染が判明しました。
 北海道では、札幌市に住む40歳代の会社員男性の感染が判明。市によると、男性は市内で開かれた「さっぽろ雪まつり」会場でスタッフの管理をしていました。また、北海道の鈴木直道知事は同日、19日に感染を公表した道南地方の60歳代男性の職業について七飯町議と発表しました。町長ら濃厚接触者の健康観察をしています。
 神奈川県では、相模原市の相模原中央病院に入院中の80歳代の男性患者の感染が判明しました。同病院は、新型コロナウイルスに感染して死亡した80歳代の女性が一時入院していました。また横浜市は、市民1人の感染を明らかにしました。これまでに発表された感染者の濃厚接触者だといいます。
 福岡県では、福岡市の60歳代無職男性と、60歳代の妻の感染が判明しました。同県での感染確認は初めて。市によると、2人とも最近の海外渡航歴はないといいます。
 沖縄県では、豊見城市在住の80歳代の農業男性の感染が確認されました。すでに感染が判明しているタクシー運転手2人との接触の有無は、不明といいます。
 千葉県では、70歳代女性の感染が判明しました。女性は観光バスで、県外のツアーに参加していました。
 愛知県では、名古屋市の80歳代男性の感染が判明。ハワイ帰りのすでに感染が判明している女性と接触した可能性があり、健康観察の対象となっていました。

 2020年2月20日(木)

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