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■2021年、コロナ原因の労災1万9332人 前年の3・2倍に急増 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスへの感染が原因の労働災害で、2021年に4日以上休業したり、死亡したりした人(死傷者)が、2020年の6041人から約3・2倍の1万9332人に上ったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。
 各地の病院や介護施設などでクラスター(感染者集団)の発生が相次いだほか、企業や事業所側が積極的に届けるようになったことが、コロナ関連の労災の急増につながったといいます。
 業種別の内訳は、病院など「医療保健業」の6389人が最も多く、特別養護老人ホームなど「社会福祉施設」の5624人と合わせて、全体の6割超を占めています。
 職場で患者に接触して新型コロナに感染するなど、労災として各地の労働基準監督署に報告されたものを集計しましたが、死傷者のうち死者が何人だったかは、明らかにされていません。
 厚労省では、感染経路が不明であっても、医師や看護師、介護職員など、業務で人と接触する機会が多く、感染リスクの高い職場で勤務している場合、労災を認定しています。感染後の後遺症についても、同様の条件で病院や介護施設などで勤務していれば、認定する方針です。
 コロナ関連の労災の急増によって、全体の死傷者数は、前年比1万8762人増の14万9918人となりました。1998年以来、23年ぶりに14万人を上回る水準でした。労災全体の死者数は、前年比65人増の867人と、4年ぶりに増加しました。

 2022年5月31日(火)




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■試験的な団体旅行で訪日の観光客がコロナに感染 タイからの4人グループがツアー中止 [健康ダイジェスト]

 外国人観光客の受け入れ再開を前に実施している試験的な団体旅行で、タイから大分県を訪れている客の1人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。観光庁によりますと、この客を含むグループのツアーを中止しましたが、6月10日からの受け入れ再開の方針に変わりはないとしています。
 新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、観光庁の試験的な団体旅行で5月27日にタイから訪れ、大分県内に滞在していた客の1人です。
 観光庁によりますと、このツアー客は30日、のどの痛みを訴え、医療機関で抗原検査を受けた結果、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。入国時に空港で行ったPCR検査では陰性で、感染経路は不明としています。
 この客は合わせて4人のグループで参加していましたが、観光庁はこのグループのツアーを中止しました。
 感染した客の症状は軽く、宿泊療養用のホテルに入ったほか、同行していたほかの3人の客は濃厚接触者に当たるとして、別のホテルで待機しています。
 6月10日から添乗員付きのツアー客に限って外国人観光客の受け入れを再開する方針に変わりはなく、今回は一連の対応をツアーの添乗員が行ったということで、観光庁は感染の疑いが出る場合に備え旅行会社向けのガイドラインを作成したいとしています。

 2022年5月31日(火)




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■「18歳成人でも喫煙は20歳から」、20歳以上の3割知らず 世界禁煙デーに合わせて調査 [健康ダイジェスト]

 国立がん研究センターが実施した成人年齢とたばこに関する市民アンケートで、成人年齢は18歳に引き下げられても喫煙開始は20歳のままのため、18、19歳は喫煙が法律で禁止されていることについて、「知らなかった」「あまりよく知らなかった」と答えた人が約3割いることがわかりました。
 また、たばこを吸い始める年齢が若いほど、病気になるリスクが高くなることについても、「知っている」と回答した人は4割ほどにとどまりました。がん研究センターは「低年齢からの喫煙について、健康へのリスクがあるという認識は高くなかった」と分析しています。
 市民アンケートは、世界保健機関(WHO)が5月31日と定めた「世界禁煙デー」に合わせて実施。4月22~27日、喫煙者1000人、非喫煙者1000人の計2000人にインターネット上で聞きました。
 4月に成人年齢は18歳になったものの、喫煙は20歳以上と従来と変わらない点については、「知っていた」は68・6%で、「知らなかった」が15・3%、「あまりよく知らなかった」が16・1%でした。
 喫煙は開始年齢が早いほどがんや心臓病になるリスクが高まることが知られている点について、知っていることを複数選択する質問では、「喫煙開始年齢が低いと喫煙年数が長くなる」が44・9%、「喫煙開始年齢が低いと疾病のリスクが高くなる」が42・9%と、いずれも半数に満ちませんでした。
 今後のたばこ対策については、喫煙者と非喫煙者で考えが分かれました。喫煙者の31%は「個人の判断にゆだね、課税や規制は緩めるべきだ」、21%は「課税や規制はなくすべきだ」とそれぞれ回答しました。
 一方、非喫煙者の38%は「課税や規制の強化を推進すべきだ」、31%は「全面禁止によるたばこのない社会の実現を目指すべきだ」と回答しました。喫煙者と非喫煙者で、たばこ対策への考え方について明確な違いがあることが判明しました。
 たばこには多くの発がん性のある物質が含まれ、喫煙によって、咽頭(いんとう)、食道、肺、肝臓、胃、膵臓(すいぞう)などのがんや、脳卒中、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、早産などのリスクが高まることが知られています。受動喫煙でも、肺がんや脳卒中、乳幼児突然死症候群などのリスクが高まるとされています。
 イギリスの研究では、40歳ごろまでにたばこをやめると、非喫煙者とほぼ同じ生存曲線となります。また、50歳代、60歳代で禁煙を始めても、生存曲線は非喫煙者に近付きます。
 国立がん研究センターのたばこ政策情報室の平野公康(ともやす)室長は、「いつ禁煙してもはっきりと効果がある。一方で、近年は喫煙率が下げ止まりの傾向にある」と指摘し、公共の場での禁煙を進め、若年者にたばこを吸う行為を見せないことが重要としています。

 2022年5月31日(火)




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■コロナ自主隔離命令無視の北京市男性、陽性判明 5000人に外出制限 [健康ダイジェスト]

 中国・北京市で、新型コロナウイルスの感染拡大対策で出されていた自主隔離命令を無視して外出した男性が、後の検査で陽性と判定されたことを受けて、近隣住民5000人に外出制限が課され、警察が捜査を開始しました。当局が29日、明らかにしました。
 北京市では、同市としては過去最大の感染拡大が起きており、過去5週間にわたって住民数十万人に外出自粛が命じられてきました。
 北京公安当局は29日、「高リスク」と見なされたショッピングセンターを訪れた後、自主隔離命令を受けていた40歳代男性が規則を破ったと発表しました。男性は自主隔離の期間中に「何度も外出して近所を歩いた」といいます。
 男性と妻はその後のコロナ検査で陽性となり、近隣住民約5000人に外出制限が課されたほか、250人が政府の隔離施設に収容されました。男性は現在、警察の捜査対象となっています。
 北京市ではオミクロン型変異ウイルスの流行による感染拡大で、4月下旬以降計1700人以上の感染が確認されました。世界的にみればごく少数なものの、厳格な「ゼロコロナ」政策を維持している中国は対応に苦慮しています。

 2022年5月31日(火)




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