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■東京都、新たに134人の新型コロナウイルス感染確認 都内計3572人に [健康ダイジェスト]

 東京都は23日、都内で新たに134人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと明らかにしました。これで都内で感染が確認された人は、3572人になりました。
 東京都は23日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女134人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 134人のうちおよそ63%に当たる85人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。134人のうち、30歳代が最も多く26人、40歳代が23人でした。
 一方、4月10日に感染が確認された人を188人としていましたが、187人だったと訂正しました。
 これで都内で感染が確認されたのは、4月14日から10日連続で100人を超える高い水準で推移しているものの、政府の専門家会議は22日に、増加は鈍化し始めているとの認識を示しています。
 また、新たに俳優の岡江久美子さんら6人の死亡が確認され、死者の累計は87人となりました。
 都は引き続き人と人との接触を減らすため、都民に対しては食料の買い出しなど生活に必要な場合を除いて原則として外出しないことを、事業者に対しては休業や営業時間の短縮を、要請しています。

 2020年4月23日(木)

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■新型コロナウイルスの感染で免疫系が過剰反応し命の危険も 有効な治療法はなし [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の最も憂慮すべき特徴の一つに、免疫系が急速に過剰反応を起こす「サイトカインストーム」として知られる現象があります。
 多くのCOVIDー19患者が軽度の症状を経験するのみですむ一方で、最も重篤な患者では命を落とすほどの激しい免疫反応が新型コロナウイルスに対して起きます。専門家らは、こうした反応についてはサイトカインストームで説明できるとの考えを示しています。
 以下に、約20年前に初めて明らかになったサイトカインストームについて、わかっていることをまとめました。
 サイトカインは免疫系の作用の一環として分泌されるタンパク質群で、感染による攻撃にさらされていると体が感じると、炎症を誘発します。
 だが、今回のパンデミック(世界的な大流行)を引き起こした新型コロナウイルス(SARSーCoVー2)が肺に侵入した場合などの一部ケースでは、免疫系が暴走状態になることがあると考えられます。免疫系が暴走すると、分泌されるサイトカインの濃度が制御不能となる、いわゆるサイトカインストームが起き、患者が死亡する恐れがあります。
 肺における「過剰炎症の嵐」は、重症急性呼吸器症候群(SARS)などの過去に流行したコロナウイルスでも合併症の一つでした。2002~2003年に主にアジアで発生したSARS流行では774人が死亡、2012年の中東呼吸器症候群(MERS)の流行では866人が死亡しました。
 サイトカインストームはまた、2005年に流行した鳥インフルエンザ(H5N1型)でみられた高い致死率の要因の一つとされているほか、第1次世界大戦末期に大流行し、約5000万人の死者を出したスペイン風邪のような過去のパンデミックにも関係していた可能性があると、専門家らは考えています。
 世界保健機関(WHO)の報告によると、新型コロナウイルスで入院した患者の大半が肺炎を患うといいます。その患者では、最初の症状が現れてから7~10日前後に突然病状が悪化するケースが多くなっています。
 イギリスのロンドンのユニバーシティー・カレッジ病院の炎症専門家、ジェシカ・マンソン氏は、「これまでに集められた情報を見る限り、COVIDー19の重症患者の一部グループについては、サイトカインストーム症候群を発症している可能性がある」と指摘しています。
 医師や科学者にとっての悩みの種は、患者の免疫防御力を低下させずにサイトカインストームを沈静化するにはどうすればよいかという問題です。
 アメリカのアイオワ大学の免疫学者スタンリー・パールマン教授は、「現時点では」有効な治療法が存在しないことを認めています。「現在、最良なアプローチについての検討が行われている。わかっていることは、コルチコステロイドが有害であり、悪い作用のほうが大きいということだ」 。

 2020年4月23日(木)

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■次の冬に新型コロナウイルスの「第2波」がきたらより厳しい アメリカ疾病対策センターが警告 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の23日午後3時の時点で、新型コロナウイルスの感染者の数は、世界全体で262万9801人となりました。
 国別では、アメリカが84万2629人で最も多く、スペインが20万8389人、イタリアが18万7327人などとなっています。
 また死亡した人は18万3441人で、国別ではアメリカが4万6784人と最も多く、次いでイタリアが2万5085人、スペインが2万1717人、フランスが2万1340人、イギリスが1万8100人などとなっています。
 一方、アメリカ疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は21日、新型コロナウイルスの感染拡大が次の冬に起きた場合に、「医療機関の能力からみて、本当に厳しい状態になる」と警告しました。アメリカの一部の州などでは感染のピークをすぎたとして、徐々に経済活動を再開する地域もあるものの、「第2波」に備えるよう求めました。
 レッドフィールド所長は、「次の冬にウイルスが襲う可能性がある。そうなれば、今よりもかなり困難な状況になる」と述べました。季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの感染拡大が同時に起こることで、医療システムに想像できない負担がかかるといいます。インフルエンザによる入院を減らすために、アメリカ国民に事前にインフルエンザのワクチン接種をするよう求めました。
 現在の「第1波」は、アメリカでインフルエンザのシーズン終盤の3月に感染が拡大。それでもニューヨークなどでは医療機関でスタッフや病床が足りなくなり、検査や人口呼吸器のほか、マスクやガウンなどの供給も追い付かなくなりました。ジョンズ・ホプキンス大によると、23日(日本時間)までにアメリカで84万人超が感染、4万人6000以上が亡くなっています。
 アメリカ国内ではすでに第1波の感染のピークはすぎたといわれ、南部ジョージア州などでは外出制限を緩和する動きが始まっています。一部の州では外出制限に反対するデモも起きていますが、レッドフィールド所長は「助けにならない」と批判し、今後、外出制限の措置が解除されたとしても、人と人の間に一定の距離を取る「ソーシャル・ディスタンシング」の対策を徹底すべきだという認識を示しました。
 また、冬までの数カ月間のうちに感染の再拡大に備えて医療・保健機関の態勢を強化し、感染経路を調査する当局の能力とそのための人員を大幅に拡充する必要があると訴えました。
 さらに今後の対策として、インフルエンザの予防接種も挙げて、インフルエンザの患者を減らすことができれば、それだけ新型コロナウイルスの感染者を治療できると指摘しています。

 2020年4月23日(木)

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■軽症で自宅療養中の埼玉県の50歳代男性が死亡 入院手続き直前に容体急変 [健康ダイジェスト]

 埼玉県は22日、新型コロナウイルスの感染が確認されたものの、軽症のため自宅療養中だった白岡市の50歳代の会社員の男性が、21日に死亡したと発表しました。
 県によると、男性は16日に検査で感染が判明。入院先が見付からず、1人暮らしで基礎疾患もなく軽症だったため自宅で療養していました。保健所が毎日電話で健康観察をしていたところ、20日夜に体調が悪化。21日に入院手続きをする予定だったものの、容体が急変し、同日朝に救急搬送されたといいます。
 県内では22日夕時点で、無症状や軽症の感染者349人が自宅療養しています。県は当初、「感染者は原則入院」とする方針でしたが、患者の急増に病床の確保が追い付かず、軽症の患者らについては20日から、自宅や、県が借り上げたホテルでの療養を認める方針に転換していました。
 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に死亡した埼玉県内の50歳代の男性について、埼玉県の大野元裕知事は「入院の手はずを進めていたが急変し、このような結果になったことは誠に残念」と述べた上で、県内の保健所に血液の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」という機器を配備し、自宅で療養している人の容体の変化を把握して、迅速に救急搬送する体制を整える考えを示しました。

 2020年4月23日(木)

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■長崎港のクルーズ船、新たに14人が新型コロナウイルスに感染 乗員ら乗せたタクシー会社は臨時休業 [健康ダイジェスト]

 長崎県は23日、長崎市香焼(こうやぎ)町の長崎港に修繕を終えて停泊中のイタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」(乗員623人)で、新たに乗員14人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。乗員の感染は、計48人になりました。県などはクラスター(感染集団)が発生したと判断し、全乗員の検査を進めています。
 発表によると、14人は発電など船の機能維持に携わる「エッセンシャルクルー」と呼ばれる乗員で、調理担当が7人、残る7人は客室に料理を運ぶ係をしていました。また、22日に長崎市内の医療機関に搬送された外国籍の40歳代の男性乗員は重症化し、人工呼吸器を付けているといいます。
 県によると、検査では船を接岸し、現地で待機している医師らが検体を採取しています。23日からは陸上自衛隊の医官らも加わりました。乗員127人の検査を終えており、県は24日までに全員の検体採取を終えたい考え。
 同船を巡っては、県が3月13日、総合機械メーカー「三菱重工業」を通じて船会社に、乗員について船への乗り降りをしないよう要請したものの、その後も約130人が乗下船していたことが明らかになっています。
 長崎市の「観光タクシー」は23日、少なくとも4月1日以降に複数回、「コスタ・アトランチカ」の乗員らを長崎空港(長崎県大村市)やJR長崎駅(長崎市)などに送迎していたとして、5月6日まで臨時休業すると明らかにしました。同社の馬場雅朗社長は、「感染者を乗せた可能性がゼロとはいえないため休業することにした」と話しています。
 長崎県交通局も3月27日、帰国する乗員を長崎空港まで貸し切りバスで輸送していました。同局は、「県の自粛要請は知っていたが、帰国する乗員に公共交通機関を利用させないため、必要だと独自に判断した」としています。

 2020年4月23日(木)

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■新型コロナウイルスの新たな治療薬候補2種類を発見 共同研究チーム [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの治療薬を開発しようと、国内を中心に25の研究機関が集まって進めている共同研究で、エイズの発症を抑える薬など2種類の薬が新型コロナウイルスの増殖を妨げることが発見され、薬の新たな候補になるとして今後、臨床研究の実施を目指すとしています。
 新型コロナウイルスの治療薬を開発するため、国立感染症研究所や東京理科大学など国内を中心に25の研究機関の専門家は、緊急の共同研究を開始しています。
 共同研究では、日本や欧米で承認されている300種類余りの薬の中から、新型コロナウイルスの増殖を妨げる作用があり、薬の候補になるものを調べたところ、エイズの発症を抑える薬である「ネルフィナビル」と、白血球減少症や脱毛症、マムシ咬傷(こうしょう)に元々使われている「セファランチン」の合わせて2種類の薬を見付けたということです。
 「ネルフィナビル」はウイルスが増殖する際に働く酵素を阻害し、「セファランチン」はウイルスが細胞に侵入するのを防ぐことが、コンピューターによるシミュレーションで推定されたとしています。
 そして、発症の半日後に、この2つの薬を同時に患者に投与した場合を推計すると、ウイルスが体内からなくなるまでの期間がおよそ10日間と、何も投与しなかった場合と比べて5日程度早めることができる可能性が示されたということです。
 共同研究チームは今後、安全性や効果を確かめる臨床研究の実施を目指すとしています。
 共同研究の取りまとめをしている国立感染症研究所の渡士幸一主任研究官は、「新型コロナウイルスの薬の開発は、いくつか臨床研究が進んでいるが、今回の2種類の承認薬も実験レベルでの効果は高く、新たな候補として提案したい」としています。

 2020年4月22日(水)

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